2009年10月11日 (日)

No.250 2009社会人計算技能コンテスト開催される at ORC200 Atrium

Img Img_0001 Img_0002 10月10日、大阪市弁天町ORC200のアトリウムで“2009社会人計算技能コンテスト(第3回目)が開催された。13時開開会、16時終了、16時半から情報交換会と各賞の授与式を行って18時に閉会した。
冒頭に日本珠算連盟理事長 森友 建から主催者の挨拶を行い、続いて競技上の注意の後競技がスタートした。

■種目は、四則計算競技、伝票算競技、計算力・思考力競技、数独競技、読上算競技の5種目でチャンピオンシップを競った。番外でフラッシュ暗算競技がセットされていた。

300img_5090 300img_5117 300img_5119 300img_5131 300img_5135 300img_5136 今回が3回目の開催であったが、本大会の開催コンセプトは、珠算学習暦が長く高水準の珠算力を獲得した者が、社会人となったあと、その獲得し身につけた計算力とその他もろもろの能力(判断力・瞬発力・持久力・暗算力・集中力など)を、実務処理と実社会での活躍の中でどのように活かしているのか、可能な限りの追跡調査を行おうということから、新しい競技会のデザインが行われた。通常の競技会が、計算のスピードと計算処理量の多寡、そして計算の正確度を基準に設計されているのに対して、本競技会は、計算処理の手順の判断、電卓の部分活用、数計算処理のテクニック、問題処理に対する判断や推測、全体像の掌握などを総合して判定基準としている。当初のコンセプトを実現するための工夫である。

300img_5137 300img_5138 300img_5139 300img_5144 300img_5145 300img_5147 参加者の中には、医師・文部科学省や京都市役所の役人、大学・高校・小学校教員、銀行員、大企業勤務者、珠算塾経営者などバラエティに富んでいるが、概して高学歴である。本競技会の特性を物語っている。出身大学も、東大・京大・北海道大・阪大・大阪市立大・早稲田大学などとなっている。

■5種目総合得点で競うチャンピオンには、愛知県の山川貴子さん(愛知県立半田商業高校教諭)が、準チャンピオンには京都府出身の高田 聡さん(広島市民病院医師)が選ばれた。高田選手は、第1回大会ではチャンピオンに、第2回大会には準チャンピオンに選ばれている。

300img_5162 300img_5227 300img_5231 300img_5230 300img_5260 300img_5261 今回は、初めて公開広場(アトリウム)を会場にしての開催であった。出来るだけたくさんの一般人に参観してもらうことを願っての場所設定であったが、期待したほどの参観者はなく、今後に課題を残した。珠算の競技会そのものが、派手さがなく、専門家の目にはよく理解できる仕組みであるが、一般の人たちには何が進行していて、どこが見所なのか、いかに楽しむのかといった、エンターテイメントとしての焦点が定まりきれていないことが反省点である。部外の企画専門家にも参画してもらって、どのような内容とスタイルの競技会がふさわしいのか検討しながらのデザインが必要であると感じた。予定されている新しい競技会の設計には格段の配慮が求められる。
*写真は内田理事が撮影したものを掲載した。

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2009年10月 5日 (月)

No.249 近畿連合10人委員会開催される at O.A.A.

Img 10月5日、近畿珠算強化連合会(近畿連合)10人委員会が大阪珠算協会事務局で開催された。近畿一円の3団体から10人の代表が集まり、主としてPR活動の展開について方向性と企画案を決めるのが主たる責務である。決まった原案は近畿連合拡大委員会に提案し審議された後、総会で決定を見る仕組みである。年間数回の会合があり、総会で決まった施策の実施に伴う課題を検討している。連合のメンバーは、近畿二府四県の3団体加盟の約1300名である。

■今回の委員会出席者は、日珠連サイドから大阪の森友・西・山根 兵庫の藤本 全珠連サイドから桜井・山口 全珠学連サイドは岡田の8名が出席、会合陪席者は(株)新通 前田副部長の各氏であった。

036 主たる議案は21年下半期のPR活動であった。今年度のPR活動は、関西テレビ放送で15秒スポットを92本、「よーい ドン!」を中心にしてデイタイムの好時間帯に放映している。
次に、毎日放送ラジオで121本の20秒スポットを放送している。なお、「ありがとう浜村淳です」内の9時前後に、5日間連続のパブリシティを22年1月に予定。同1月3日には、天満宮での弾き初めを出前中継する。

■テレビとラジオに加えて、Gyaoを使って22年2月に、「いきいきそろばん」15秒×2種類を放送、画面横にバナーを掲載、バナーからリンクしたホームページを特設する。

■テレビの受信状態が悪いエリアのために、KBS京都ラジオで22年2月~3月に20秒スポット20本も放送する。

■今年度は、通常予算1000万円に加えて250万円の特別予算を組み、格安の提供枠の出現に即応するべく準備を整えている。

060 10年間の近畿エリアが一丸となって展開してきたマスメディアを使ったPR活動は全国に例がなく、その長期の蓄積効果が珠算学習者増加に大きな影響を与えている。全国的に珠算学習の見直しが行われているが、近畿エリアでの珠算教育強化の実績は際立ったものになっている。長年にわたる、今何故そろばんなのか・・を訴え続けている活動が大きく効果につながっていることは明らかである。

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2009年9月16日 (水)

No.245 第46回東西珠算懇談会開催 その3 at Crown Plaza Kobe

Simg_4003 Simg_4011 Simg_4022 No.239とNo.242に記載の通り、8月23日~24日にクラウンプラザ神戸で、第46回東西珠算懇談会が大阪珠算協会当番で開催された。メインイベントはシンポジュームで、タイトルは「小学校教育の中でのそろばん指導」~どのように強化を実現するか~であった。

■パネリストは、大阪教育大学 柳本朋子教授+算数・数学教育アドバイザー 小西 繁+尼崎市教育委員会学校教育課 幾田喜憲課長+大阪府教育委員会主任指導主事 松元利男主査の4名の先生方であった。コーディネータは日本珠算連盟 森友 建理事長が務めた。

■事前に数項目にわたる質問を設定して各パネリストにレポートを書いてもらった。その中で、重要な指摘が得られたものを以下に拾い上げて記録にとどめておくことにした。

Simg_4033 Simg_4034 Simg_4040 ①そろばんの何を評価されていますか(good points)
*便利な道具であるのに非常に単純(電気もいらない)な構造である
*そろばんの技術習得で、早く正確に計算が出来るようになる
*そろばん学習を通じて集中力や記憶力が向上する
*数を量で表現でき、そろばんの構造そのものが数を視覚で捉えることが出来る
*量の概念や繰り上がり繰り下がりの仕組みを理解する上で優れた道具である
*日常生活で、数に対する認識を広げ、計算を活かそうとする態度の育成にも役立つ
*技術力の向上や、基礎学力の向上につながり学力向上へとつながる
*数の構造や計算のアルゴリズムが視覚化されている
*手作業をするということが右脳の活性化につながる
*電卓で扱う以上の大きな数も容易に表すことが出来る
*自分で手を動かすことで、数の構造や計算のアルゴリズムの理解を深める
*新しい数学の世界を作り出せる
*数感覚を豊かにすることが出来る
*計算のプロセスをイメージ化してとらえられる

Simg_4046 Simg_4059 Simg_4047 ②算数科でのそろばん指導(3・4年生で約6時間指導)は適正でしょうか
*3・4年生に対する指導だけでは不十分である
*発達段階に応じ朝の会などでそろばんを使った学習を実施すべきである
*十進構造や四則計算のアルゴリズムを理解するための道具としては小学校中学年がいいと思う
*教育課程の中で指導時間を確保するには工夫が必要である

■③学校支援珠算指導活動(ボランティア活動)をどう評価されますか
*珠算人の取り組みの姿勢には感謝している
*地域やその道の専門家の協力を得て活動を行うことで教育効果が上がると考えている
*支援される学校の教師が、取り組みの事前事後にどのような指導を子供たちに行うかによって、効果は違ってくる
*3年生のそろばん指導は有意義であった
*継続した指導でないので、学習の定着という点では困難な点がある
*珠算を算数科の中で独立した単元として扱うのではなく、算数のほかの単元との関連を意識し、学校と珠算の両方の指導者が協力できるとより効果的になるのでは
*そろばんの指導が出来ない教師に代わって子供の指導を実施してきた功績は評価できる
*今後は教員が自らの手でそろばん指導が出来るようにしていくための活動にシフトしていくべきである

■④基礎学力構築とそろばん指導のかかわりについてどう考えられますか
*多面的なそろばん学習の効果が、全体的に基礎学力の育成に役立つと思う
*そろばんは、数と計算の教育において、数を視覚化し、手を動かして扱うことが出来るため、自分の言葉で考えるという場面を作ることが出来るのではと考える
*授業に集中する態度が養われ、他教科授業態度への波及が見られる
*具体物を用いて、視覚に訴えながら基礎的な計算を習得するには有効である
*繰り返して正確に早く計算することにより、数字へのアレルギー(苦手意識)がなくなるのではないかと思う

■続きはNo.246に掲載する。

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