No.411 24年度珠算優良生徒表彰式典が開催される at hotel Osaka bay tower
■2月24日、一般社団法人大阪珠算協会最大の行事「珠算優良生徒表彰式典 ジュニア奨励賞授与式」が開催された。
507名の優良生徒が表彰された。続いて、1級満点合格者、24年度ベストファイブ表彰も行われた。
最後に、23名の外国人講座受講生に修了証が授与さ
れた。
■国会議員+大阪府・市議会議員9名,珠算関係団体代表者25名も参列、参会者は1300名を超えた。広い大会場を横に使い、保護者席を前に配置、表彰生徒を後部に着席させたことはよいアイディアであった。
■主催者を代表しての会長(森友)あいさつの概要は次の通りであった。
①大阪では、教育のICT化が進み、教科書のデジタル化、各教室への電子黒板の配備、子供たち全員へのタブレット配布が決まった。より速く、簡単に答えを求める合理性、効率性が重視される結果、子供たちの思考力、創造力の減退、基
礎学力の低下がけねんされる。
②平成17年度から、珠算学習者が増え、珠算学習が基礎学力と人間力養成に有効であることを裏付けた。
③珠算は、人間の基本的能力を磨き、身につけていく技術であり、トレーニングの過程で得られる忍耐力・向上心は、正
に教育の基礎・基本そのものであり、機械化の弊害を薄める効果が期待されている。
④各種研究から、珠算学習で脳機能が活性化されることが証明され、特に、前頭前野の発達で子供たちの情緒が安定、学習意欲が向上するというデータが得られた。各地教育委員会が珠算教育強化を決断する決め手になった。
⑤「デジタルの特性の一つは、他者とのかかわりを持たなくても自己完結してしまうことである。教科書のデジタル化は子供たちから議論とコミュニケーションを奪ってしまう恐れが強い」という、田原総一郎さんの発言
からも、珠算塾がそのアナログ的特性を生かし、人づくりに貢献するべき時である。
■受賞者は、日本の財産であり、有為の人材集団で
ある。世界の評価に耐える、日本の国づくりにも間もなく直接参加することになる。今後の精励・精進を希望して挨拶を締めくくった。
■充実感を感じさせるいい表彰式典であった。諸準備と、式典運営にかかわった協会員の努力と工夫に感謝の意を表したい。
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コメント
保護者席が前列という考えと行動に珠算塾、協会での保護者とのかかわりのあり方を考えさせられました。常によい方法を求め前進することの必要性を強く感じます。
福井珠算協会の表彰式は3月20日なので今年は無理ですが、次年度は受賞者の写真紹介を含め今から実行案を進めます。
リズミカルな進行も参考になります。ただ、1000名を超す入場者は消防関係者との話はついているのかなと思いました。
よき現場を拝見でき感謝します。ありがとうございます。
平瀬重雄 拝
投稿: 平瀬重雄 | 2013年2月25日 (月) 13時42分