No.398 24年度指導者講習会開催される at O.C.C.I.
■7月29日、(一・社)大阪珠算協会主催平成24年度珠算指導者講習会初講、第2講座が大阪商工会議所地階大会議室で開催された。
第3、第4講座は9月30日に、第5、第6講座は12月16日に開催される。
■近畿一円を中心に各地から271名が参加申し込みを行っている。初日の今回は、182名の珠算指導者が参加した。第1講座は、「そろばんで集中力が高まった」~小学校での実践で実証~、講師は全国珠算教育連盟理事澤田悦子先生。大阪市教育委員会、大阪市議会、大
阪連合が連携し、小学校での珠算指導強化の効果を検証するための試みである、珠算指導強化実験校での指導とその効果についての発表であった。そろばん指導で集中力が高まったと評価されるまでの指導過程を、リアルに報告するいい内容の講座であった。
■第2講座は、「計算指導で欠かせない“キメ言葉”」~ほめたり、しかったり~、講師は大珠協理事松本富夫先生。45年に及ぶ指導キャリアから、生徒をやる気にさせるための秘術を具体的に語り、出席者の共感を得る熱血指導の実践例報告であった。
■冒頭、森友会長が開講挨拶を行った。
現況報告では、①上級検定試験受験者数の過去6年間(17年度~23年度)の伸び率が、近畿エリアでは42%、関東エリアは14%、東海エリアは13%である ②23年度年間同検定受験者数は133000人であるが、その内、近
畿エリアが34%を占めていることをアナウンスした。近畿エリアと他エリアにおける伸び率格差は、珠算教育強化の仕掛けがいかに大事かということの証左になることを強調した。
■締めくくりに、「子育ての四訓」
①乳児はしっかり肌を離すな
②幼児は肌を離せ 手を離すな
③少年は手を離せ 眼を離すな
④青年は眼を離せ 心を離すなを紹介した。教育の一端を担う珠算指導者として、基本理念の中に据えて置くことをお願いした。
第一線で頑張る各地珠算指導者の熱意と意欲を感じ取れたいい勉強会であった。
*写真は、内田担当理事が撮影したものを使用した。
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コメント
講習会は内容の差が受講者数の差に直結するので、講師選定の大事さを感じます。子育て4訓、塾報や会合などでつかわさせていただきます。背広の色、とても真似できません。毎週月曜日の朝はメール確認からスタートです。
投稿: 平瀬重雄 | 2012年7月30日 (月) 07時02分