No.380 北大阪珠算協会表彰式典開催される in Takatuki City
■ 1月15日、北大阪珠算協会第40回表彰式典が高槻現代劇場中ホールで開催された。総数321名の優良生徒が表彰された。式典には、濱田高槻市長、久保市議会議長、一瀬教育長、谷知高槻商工会議所専務理事、灰垣市議が参列、珠算界からは大珠協森友会長ほか8団体10名が列席した。
■ 冒頭で、濱田市長、久保議長、一瀬教育長、灰垣市議、谷知専務、森友会長がそれぞれ祝辞を述べた。
森友の祝辞骨子は次の通りである。
昨今のICT化とデジタル化により、利便性とスピードが優先され、何事も機械に頼る傾向が強まっていることを危惧する人は多い。
そのような状況下で、建築家安藤忠雄さんは、コンピュータ社会化は人間が進むべき方向ではない。IT革命は人類の後退である。究極の教育は、「読み・書き・そろばん」にある、と発言。
また、工業デザイナー水戸岡鋭治さん(九州新幹線のプラニング・デザインを担当した)は、デジタル時代であるが、世の中は仮想(バーチャル)ではなくリアルに動いている。ゆえに、五感を使ってものを考えるアナログ的な思考訓練が必要である。効率よりも日本の文化を大切にすべきだ、と訴えている。
■ 二人の発言は、珠算の本質や、珠算学習の必要性を考えるとき、参考にすべき示唆を含んだ貴重な発言である。珠算学習を継続させることで、思考力・表現力・判断力をしっかり構築し、日本の国づくりに役立つ人物に成長してほしいと、祝辞を結んだ。
■ 第2部では、北摂ウインドオーケストラ(37名編成)が5曲の演奏を行い、祝典に花を添えた。式典全体を通じて、品位の高い、規律が守られた好印象のイベントであった。
■ 高槻現代劇場は、江戸期の高槻城3万6千石城域内 に建つ。高槻城は、織田期にはキリシタン大名高山右近が城主を務め、徳川期に入り1649年に永井氏が入城後、明治2年の版籍奉還まで13代にわたり支配した。武家人口2200人、町屋人口などを含めて総人口4600人(18世紀前半)。現在は40万都市となった。今は、大阪エリアの文教都市として、住みたい人気度が高くなっている。
*北大阪珠算協会山内先生撮影の写真も掲載した。
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