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2012年1月14日 (土)

No.378 第73回 学校の部珠算競技会 開催される at Sakishima high school

Ca390248 Ca390249 Ca390244 1月14日午後1時から、大阪府立咲洲高等学校で、一般社団法人大阪珠算協会主催の第73回学校の部珠算競技会が開催された。同協会1号部委員会が主担し、同校竹内先生が会場校として支援した。企画から開催まで、当該委員会担当の西川春男常務理事が統括した。

■この企画は、珠算競技会を通じて、高校生の珠算技能向上と、参加者間の親交を深めるとともに、情報交換を目的として長期間にわたり継続実施されてきた。今回は、府下6高等学校から21名が参加した。成績は、個人総合競技優勝 朝田千尋さん(天王寺商高2年生)、団体総合競技優勝 大阪市立天王寺商業高等学校、応用計算競技優勝 朝田千尋さんであった。

Ca390243 Ca390247 Ca390250 同協会からは森友会長が出席し、開会あいさつを行った。参加選手、競技委員を務めた協力校教師、会場校に対して感謝の意を表した後、参加者に向けてエールとなる二人の人物の発言を披露し開会のあいさつとした。

■一人は、大阪市生まれの建築家安藤忠雄さんの対談における次の発言である。
究極の教育は「読み・書き・そろばん」である。人間は、思考力・表現力・判断力を磨き上げることで自分独自の世界を作り上げていくが、そのためには、「読み・書き・そろばん」がしっかりと出来上がっていなければならない。

Img 二人目は、工業デザイナーで、九州新幹線の企画とデザインを担当して成功した水戸岡鋭治さんの、ドキュメンタリー番組での発言である。
現代はデジタルの時代であるが、世の中は仮想(バーチャル)ではなく、リアルに動いている。したがって、一人一人は五感を使ってものを考えることが大事であり、アナログ的な思考の訓練が必要である。
また、日本人のDNAを大事にすべきであり、効率(デジタル)ではなく日本文化を大切にしなければならない。

■上記二人の発言は、珠算学習の必要性と学習理由を考えるとき、大事な示唆を与えてくれるものである、と参加者に伝えた。
今回も、小規模の珠算競技会であったが、参加者たちの競技会終了までの立ち居振る舞いにはある種感銘を覚えた。参加者各人が、あいさつと返答が立派にでき、他人の話を清聴し、受賞時にお礼が言えることなどなどに対してである。珠算練習に打ち込む高校生たちが技術以外に何を収穫するのかを教えられたひとときであった。

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