No.376 新年そろばん弾き初め大会が開催される at Tenmangu
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1月3日、大阪天満宮で平成24年そろばん弾き初め大会が開催された。主催は大阪連合で、大阪府内にある珠算団体が協力して、子供たちの珠算技能向上を祈願する催しである。毎年1月3日に開催されるが、今年も約1000名の子供たちが参加した。本年は時間を早め9時20分にスタートしたが、昼前の終了まで境内を取り巻く長い行列ができた。
■約30年前から行われているこの大会も、年ごとに参加者が増えすっかり大阪の風物詩になった。今回も、テレビ大阪、産経新聞社、大阪日日新聞社が取材した。最近の5年間は、参加者に法被を記念品として進呈していたが、今回からは鉢巻にも使える上質の手拭いに変わった。参加者の評判は上々であった。
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1987年正月から、「外国人のための珠算講座」の受講生も参加してきたが、今回も5か国から13名の外国人が参加した。外国人にとっては、そろばんも珍しいが、神社への初詣にも興味が尽きないらしい。境内が人で埋め尽くされていく様子や、破魔矢を買って持ち帰る家族の姿にも、不思議の目が注がれる。日本人の、神のみならずいろんなものに敬虔な祈りをささげ、祈願する姿に不思議の念を禁じ得ないのであろう。
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参加した外国人は、博士課程の研究者が半数を占めていたが、日本人が過ごす正月の風景や、日本文化の根底を流れる精神性への理解が少しではあるが進んだのではと思っている。国際交流にも少しではあるが役だったかもしれない催しであった。
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