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2012年1月16日 (月)

No.380 北大阪珠算協会表彰式典開催される in Takatuki City

Ca390254_2 Ca390256_2 Ca390259_2 1月15日、北大阪珠算協会第40回表彰式典が高槻現代劇場中ホールで開催された。総数321名の優良生徒が表彰された。式典には、濱田高槻市長、久保市議会議長、一瀬教育長、谷知高槻商工会議所専務理事、灰垣市議が参列、珠算界からは大珠協森友会長ほか8団体10名が列席した。

Img Img_0001 Img_0002 冒頭で、濱田市長、久保議長、一瀬教育長、灰垣市議、谷知専務、森友会長がそれぞれ祝辞を述べた。
森友の祝辞骨子は次の通りである。
昨今のICT化とデジタル化により、利便性とスピードが優先され、何事も機械に頼る傾向が強まっていることを危惧する人は多い。
そのような状況下で、建築家安藤忠雄さんは、コンピュータ社会化は人間が進むべき方向ではない。IT革命は人類の後退である。究極の教育は、「読み・書き・そろばん」にある、と発言。
また、工業デザイナー水戸岡鋭治さん(九州新幹線のプラニング・デザインを担当した)は、デジタル時代であるが、世の中は仮想(バーチャル)ではなくリアルに動いている。ゆえに、五感を使ってものを考えるアナログ的な思考訓練が必要である。効率よりも日本の文化を大切にすべきだ、と訴えている。

Ca390260 Ca390263 Ca390265 二人の発言は、珠算の本質や、珠算学習の必要性を考えるとき、参考にすべき示唆を含んだ貴重な発言である。珠算学習を継続させることで、思考力・表現力・判断力をしっかり構築し、日本の国づくりに役立つ人物に成長してほしいと、祝辞を結んだ。

Photo Photo_2 Photo_3 第2部では、北摂ウインドオーケストラ(37名編成)が5曲の演奏を行い、祝典に花を添えた。式典全体を通じて、品位の高い、規律が守られた好印象のイベントであった。

Ca390278 Ca390282 Ca390277 高槻現代劇場は、江戸期の高槻城3万6千石城域内 に建つ。高槻城は、織田期にはキリシタン大名高山右近が城主を務め、徳川期に入り1649年に永井氏が入城後、明治2年の版籍奉還まで13代にわたり支配した。武家人口2200人、町屋人口などを含めて総人口4600人(18世紀前半)。現在は40万都市となった。今は、大阪エリアの文教都市として、住みたい人気度が高くなっている。
*北大阪珠算協会山内先生撮影の写真も掲載した。

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2012年1月15日 (日)

No.379 そろばん公開授業開催される at Turuhashi Elementary School

Img 30数年前から、大阪府内の各珠算団体が、小学校でのそろばん指導強化を目的に大阪連合を組織し、『たのしいそろばん』の無償配布を行ってきた。平成12年度からは、副読本の配布と並行して、学校支援珠算指導活動をスタートさせた。府内小学校に珠算講師派遣の案内を行い、学校からの派遣依頼を受けて珠算指導者を学校に派遣する仕組みである。

■初年度は53校から出講依頼を受け、その後、年々依頼数は増加し、22年度は195校に出講指導した。その間、学校サイドのそろばん指導に対する理解が進み、担任のみならず校長・教頭先生の協力も増加してきた。学校が出すニューズレターや学級新聞などにも、出講指導の記事が増えてきている。珠算指導者側でも、研究会などを通じて、指導力は徐々に高まり、自信もつけてきている。

■昨年1月には、大阪市教育委員会が大阪市立鶴橋小学校と恵美小学校の2校をそろばん指導強化校として指定し、そろばん指導を継続した時の効果測定をスタートさせた。3年生に対して、23年1月から3月までに7時間、4年に進級した4月から24年3月までに11時間のそろばん指導を配当した。鶴橋小学校は(社)全国珠算教育連盟理事澤田悦子先生、恵美小学校は(一・社)大阪珠算協会広原文範先生がそれぞれ指導を担当している。

■1月12日、鶴橋小学校において、算数科「そろばん」学習の授業づくり研修会が開催された。
Ⅰ公開授業 3年生・・13:20~14:05
         4年生・・14:15~14:45
 担当:(社)全国珠算教育連盟理事澤田悦子先生
Ⅱ研修会 15:00~16:45
①大阪市教育委員会あいさつ・・指導部初等教育担当主任指導主事 余川恭子先生
②会場校校長あいさつ・・大阪市立鶴橋小学校長 松井奈津子先生
③そろばん学習の授業づくりについて・・(社)全国珠算教育連盟理事澤田悦子先生
④質疑応答

■受講者は15名の先生方と鶴橋小学校の先生方8名であった。
受講した先生方からは、
①このような分かりやすい授業は初めてで参考になった。
②DVDほかたくさんの資料に感謝したい。
③早速そろばんを指導してみたい。
④おつりの計算、いろんな単位、時計の計算に驚いた。
⑤3年生と4年生の集中力の違いにビックリした。
⑥説明がわかりやすかった。
等のコメントが寄せられた。

■23年1月から1年間以上にわたりそろばん指導を受けてきた4年生の授業態度と理解度に、参観の先生方は大いに驚ろかれていた。このことから、4年生が身に着けた集中力がいかに大きいものであるかが容易にわかる。長期間指導されてきた澤田先生のご苦労が報われる研修会であった。なお、鶴橋、恵美両小学校でのそろばん指導は3月末まで続けられ、そろばん指導の効果測定が行われるが、市教委と珠算指導者ともに満足のいく内容の効果が出ることを祈りたい(研修会内容と参加者のコメントなどは澤田先生からの報告に基づいて記述した)。

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2012年1月14日 (土)

No.378 第73回 学校の部珠算競技会 開催される at Sakishima high school

Ca390248 Ca390249 Ca390244 1月14日午後1時から、大阪府立咲洲高等学校で、一般社団法人大阪珠算協会主催の第73回学校の部珠算競技会が開催された。同協会1号部委員会が主担し、同校竹内先生が会場校として支援した。企画から開催まで、当該委員会担当の西川春男常務理事が統括した。

■この企画は、珠算競技会を通じて、高校生の珠算技能向上と、参加者間の親交を深めるとともに、情報交換を目的として長期間にわたり継続実施されてきた。今回は、府下6高等学校から21名が参加した。成績は、個人総合競技優勝 朝田千尋さん(天王寺商高2年生)、団体総合競技優勝 大阪市立天王寺商業高等学校、応用計算競技優勝 朝田千尋さんであった。

Ca390243 Ca390247 Ca390250 同協会からは森友会長が出席し、開会あいさつを行った。参加選手、競技委員を務めた協力校教師、会場校に対して感謝の意を表した後、参加者に向けてエールとなる二人の人物の発言を披露し開会のあいさつとした。

■一人は、大阪市生まれの建築家安藤忠雄さんの対談における次の発言である。
究極の教育は「読み・書き・そろばん」である。人間は、思考力・表現力・判断力を磨き上げることで自分独自の世界を作り上げていくが、そのためには、「読み・書き・そろばん」がしっかりと出来上がっていなければならない。

Img 二人目は、工業デザイナーで、九州新幹線の企画とデザインを担当して成功した水戸岡鋭治さんの、ドキュメンタリー番組での発言である。
現代はデジタルの時代であるが、世の中は仮想(バーチャル)ではなく、リアルに動いている。したがって、一人一人は五感を使ってものを考えることが大事であり、アナログ的な思考の訓練が必要である。
また、日本人のDNAを大事にすべきであり、効率(デジタル)ではなく日本文化を大切にしなければならない。

■上記二人の発言は、珠算学習の必要性と学習理由を考えるとき、大事な示唆を与えてくれるものである、と参加者に伝えた。
今回も、小規模の珠算競技会であったが、参加者たちの競技会終了までの立ち居振る舞いにはある種感銘を覚えた。参加者各人が、あいさつと返答が立派にでき、他人の話を清聴し、受賞時にお礼が言えることなどなどに対してである。珠算練習に打ち込む高校生たちが技術以外に何を収穫するのかを教えられたひとときであった。

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2012年1月 9日 (月)

No.377 沖縄見学・研修旅行が実施される in Okinawa

Ca390160 Ca390161 Ca390162 一般社団法人大阪珠算協会は創立70周年を迎え、昨年から断続的に記念事業を展開している。今回、沖縄県浦添市富祖にある宮城珠算学校見学・研修旅行を企画した。2泊3日(1/6~1/8)で、協会員と家族46名が参加した。

Ca390163 Ca390165 Ca390166 7日早朝から夕刻まで、授業風景と学校諸施設を見学し、その後、宮城校長の講演を聴講した。当校は、昭和31年創立で56年目を迎えている。珠算学習者総数は3万人で、珠算・暗算10段位合格者数は49名を数える。珠算1級合格者数は1300名を超えている。

Ca390169_2 Ca390167 Ca390168 6年前に竣工した新校舎は、階下に1教室、2階に3教室を持ち、それぞれの教室は90名の生徒を収容できる。4教室が満席では360名の生徒指導が可能となる。現在の在籍者数は、約700名で、県内屈指の施設と生徒数を誇っている。

Ca390170 Ca390179 Ca390189 スタッフは、職員4名、助手4名、事務担当1名、送迎担当2名、経理1名の12名である。職員と助手計8名が4教室での指導に当たる。習熟度別の団体指導で、特色の一つは口唱授業である。特に、初歩から初級までの口唱授業は、リズミカルでスピード感があふれる。一斉授業ならではの特色でもある。学校支援での小学校授業では、活用意義は大きいかもしれない。

■近年、各地での競技会において優秀な成績を収めていて、ユニークな指導法・システムの合理性と正当性がともに立証されている。創立者の宮城清次郎先生(そろばん展示館館長)も現役で指導に当たり、長男の忍人先生が校長を務める。世代交代もうまく行われ、経営面での継続性は確保されている。なお、スクールバス2台を運行し、浦添市内を無料運行している。

Ca390192 Ca390191 Ca390193 大都市圏では、このような指導、経営システムをそのまま真似ることは難しいが、指導面でのアイディアや工夫の数々については、即応用・活用が可能であり、各参加の先生方は収穫が大きかったのではと思われる。大阪府内では皆無のこのような珠算教室経営の実態を実見したが、今後の珠算教育強化に生かされていくであろう多くの収穫はできた感が強い。

Img 正月早々、多数の指導者が授業現場に長時間参観に入ることは、大きな迷惑であったことと思われるが、まげて承諾いただいた同校関係者に心から感謝したい。収穫の多い沖縄訪問であった。

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2012年1月 3日 (火)

No.376 新年そろばん弾き初め大会が開催される at Tenmangu

Ca390071 Ca390072 Ca390073 1月3日、大阪天満宮で平成24年そろばん弾き初め大会が開催された。主催は大阪連合で、大阪府内にある珠算団体が協力して、子供たちの珠算技能向上を祈願する催しである。毎年1月3日に開催されるが、今年も約1000名の子供たちが参加した。本年は時間を早め9時20分にスタートしたが、昼前の終了まで境内を取り巻く長い行列ができた。

■約30年前から行われているこの大会も、年ごとに参加者が増えすっかり大阪の風物詩になった。今回も、テレビ大阪、産経新聞社、大阪日日新聞社が取材した。最近の5年間は、参加者に法被を記念品として進呈していたが、今回からは鉢巻にも使える上質の手拭いに変わった。参加者の評判は上々であった。

Ca390074 Ca390076 Ca390077 Ca390079 Ca390080 Ca390081 1987年正月から、「外国人のための珠算講座」の受講生も参加してきたが、今回も5か国から13名の外国人が参加した。外国人にとっては、そろばんも珍しいが、神社への初詣にも興味が尽きないらしい。境内が人で埋め尽くされていく様子や、破魔矢を買って持ち帰る家族の姿にも、不思議の目が注がれる。日本人の、神のみならずいろんなものに敬虔な祈りをささげ、祈願する姿に不思議の念を禁じ得ないのであろう。

Ca390083 Ca390084 Ca390085 Ca390090 Ca390098 Ca390100 Ca390103 Ca390101 Ca390092 参加した外国人は、博士課程の研究者が半数を占めていたが、日本人が過ごす正月の風景や、日本文化の根底を流れる精神性への理解が少しではあるが進んだのではと思っている。国際交流にも少しではあるが役だったかもしれない催しであった。

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