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2011年11月27日 (日)

No.374 天商第60回全国計算競技大会開催される at Tennoji C.H.S.

Img 11月27日、大阪市立天王寺商業高等学校第60回全国計算競技大会が同校講堂で開催された。今回の大会は、同校創立100周年記念大会であるとともに、同校が、来春開校される大阪市立大阪ビジネスフロンティア高等学校に移行することから、最終回の大会でもある。

■昨年、府立10校でスタートした文理学科(トップテンスーパー高校)と同等の注目を集める、今回の大阪市立3商業高等学校の合併は、早くも、全国の教育界から注目を集めている。24年4月に新たに誕生するスーパー商業高校は、大阪ビジネスフロンティア高等学校と呼ばれ、天王寺商業高校校地に建設が進んでいる。学年8クラス×40名=320名の定員である。大阪市大、関西大学、関西外大と連携し、高大接続型の全く新しい教育スタイルを目指している。日本で初の試みである。

Img_0001 高・大7年で、高度な専門性を備えるビジネススペシャリストの育成を目指し、大学や産業界との連携を重視した教育の実現が期待されている。高校3年間の教育の目的は、商学部、経営学部、情報系学部、外国語系学部への進学である。英語・情報・会計のスキルを高め、高レベルの資格取得も、大学進学のカギとして重視する。高校3年間は、高・大接続科目が設けられ、各学年3単位ずつの計9単位が配当されている。これらの時間では、大学教員や実務界エキスパートの講義や講演が予定されている。

Ca390424 Ca390421 Ca390423 ■今回で終止符を打つメモリアル大会には、北海道から九州までの、一般から小学1年生まで、各部門合計235名が参加した。難度が高く、規律を重視することで知られる本大会であるが、今回も、参加選手の競技に臨む姿勢と態度には、長い時間をかけて練達の域に到達した者のみが持つ、他者を納得させる特性が見て取れた。

■開会式では、木口同校校長の主催者挨拶に続いて、森田全国商業高等学校長協会理事長と森友(一・社)大阪珠算協会会長が来賓祝辞を述べた。

Ca390410 Ca390412 Ca390413 Ca390414 Ca390415 Ca390416 森友の祝辞は、建築家安藤忠雄さんの教育に関する次の発言を紹介し、選手たちの評価につなげる内容にした。
①現代のコンピュータ社会化は、人間が進むべき方向ではなく、IT革命も人類にとり後退である
②コンピュータを役立てるためには、自分ならではの能力が必要である
③読み・書き・そろばんを重視すべきである・・・その理由は、一人一人の思考力を高め、表現力を豊かにし、判断力を養うことで、自分自身の世界を形成するためである

■待ったなしの日本の国づくりに各人が参画する気概を持って、物事に対処してほしい。競技に臨んでは、堂々と優勝を競ってもらいたいと願って、祝辞を締めくくった。なお、競技結果は、団体総合競技一般の部優勝は早稲田大学、同個人総合競技優勝は大関一誠さん。高等学校の部団体優勝は愛知県立愛知商業高等学校、同個人総合競技優勝は山下樹里亜さんである。本年も、緊張感が充満する、ハイクオリティーの競技大会であった。

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2011年11月20日 (日)

No.373 学校支援活動打ち合わせ会開催される at O.C.C.I.

Ca390318 Ca390314 ■11月18日、平成23年度学校支援珠算指導活動講師打ち合わせ会が開催された。大阪府内3団体所属の単位団体に所属する登録講師45名が参加した。平均約2時間の小学校での珠算指導を、いかに効率よく行うかに焦点を絞った大阪連合主催の説明会であった。

■小学校からのリクエストに応えて登録講師を派遣・指導を行うシステムは、平成12年度にスタートし、本年は12年目の活動である。毎年、依頼校は増え、初年度53校が22年度には195校に増加した。本年は、200校を超えることが予想される。府内には1040校の小学校があるので、約20%の小学校からの出講依頼である。

Ca390317 Ca390316 現行の指導要領では、3年生で4時間、4年生で2時間の計6時間が珠算学習にあてられている。本企画は、小学校教師の珠算指導力を補い、プロの指導を担任に学んでもらうことが目的の活動である。最近では、本活動に対する小学校サイドの評価が高まるとともに、子供たちの人気が高いこともあって、大阪府・市教育委員会の評価も高くなってきている。当然のことながら、大阪府・市議会の関係委員会でも質疑の対象となり、珠算界と教育行政の連携はますます深まっている。

■このようなバックグラウンドを踏まえて、指導内容の充実と、効果的な指導の実現は、珠算界サイドにとっても、解決しなければならない重要課題となっている。今回の打ち合わせ説明会でも、各人からの発言からは、新たな工夫を加えるとともに、この任務の重要性から、誠意を込めた指導の実現を目指していることがよく理解できた。

■当日の講師からの発言の主なものを列記した。
①4年生の指導では、3年生時の指導との脈絡をどう確保するか、難しさがある
②繰り上がり、下がりに入らず、運珠・運指を完璧に指導することにしている
③参観日に出講日を合わせてもらえるのは効果がある
④計算技術のみならず、珠算を学習する意義を話すことにしている
⑤5だまの理解促進に最大の注意を払っている
⑥お釣りの計算方法の説明には、担任・生徒ともに興味を示してくれる
⑦担任の協力を求めるが、うまくいかない場合もある
⑧人間そろばんを試みるが、成功率は高い
⑨時間の計算をそろばんで行う方法の説明には、子供たちが食いつく
⑩5だま二つの中国算盤を指導に活用しているが、成果がある
⑪既習者に指導の手助けを頼んでいるが、成果がある
⑫フラッシュ暗算の数字を紙に書き写させているが、ある種効果を実感している
⑬既習者には、速算プリントを使用し、別対応をすることで成果を感じている
⑭暗算指導に、エアーソロバンという表現を使っているが、子供たちは喜んでくれる
⑮姿勢などの基本的な部分に重点を置いて指導しているが、それなりの成果が期待できる
⑯二人で指導する仕組みを作っているが、効果が期待できる
⑰統計算の単純なものを活用しているが、喜ばれている
⑱珠算の歴史につて簡単な説明を加えているが、喜ばれている
⑲プロジェクターを使用して、図録等を活用するようにしているが、効果がある
⑳5だま理解促進用の教育算盤と名付けた教具を使っているが、成果につながっている

■各小学校の珠算に対する評価や理解にバラつきがあり、珠算指導に対する期待内容にも差があるため、出講・指導に当たる先生方の苦労は相当なものがある。それを克服するための工夫と努力がいかほどのものか、それぞれの発言から感じ取れた。先生方のボランティア精神に敬意を表したい。

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2011年11月13日 (日)

No.372 珠算指導者講習会開催される in Fuse city

Ca390264_2 Ca390261 Ca390263 Ca390265 Ca390269 11月13日、大阪府珠算協会主催 平成23年度珠算指導者講習会が開催された。会場はクレアホール・ふせ。高槻・八尾・東大阪商工会議所が後援し、主担は東大阪珠算協会であった。講師・講習内容は、① 大阪府議会議員 宗清皇一氏 「府内公立小学校に珠算教育の充実を」 ② 全珠連東京都支部所属 宮本裕史氏 「10段位取得者30名達成までの歩み」である。

Img 近畿各地から、約160名の指導者が集い、熱気のこもった講習会であった。大阪府珠算協会副会長山根先生の開会の辞に続いて主催者代表挨拶を日浦先生が行った。来賓として(一・社)大阪珠算協会森友会長が挨拶を行った。
スピーチの内容は、
① 平成17年度から珠算検定受験者が前年度比で増加に転じ、その後、毎年度の増加率の推移はV字回復を示している。その要因の主なものは次の四つである。
a.平成12年度から始めた学校支援珠算指導活動の展開 
b.昨年から今年にかけて行われた、大阪府議会・大阪市議会での、小学校における珠算指導の実態と強化に関する質疑(各2回ずつ、計4回実施)+質疑を受けて、大阪市教育委員会が珠算指導強化指定校に2校(鶴橋・恵美小学校)を認定し、24年3月まで継続指導を実践(大阪連合が対応) 
c.尼崎市の平成16年度から25年度までの、市内43全小学校での珠算指導強化の実践(3・4年生で年間100時間配当) 
d.全珠連・日珠連・近畿連合などの組織や団体が12年間行ってきたPR活動の重層的・継続的展開の効果 
Img ② 珠算人が教育界で貢献していくためのスタンスについては、「Turning point 賢者の選択」に出演した(株)アレックスCEO 辻野晃一郎氏の発言にそのヒントが見て取れる。
彼の主張は、日本の教育軸を変えるべきであり、軸の中身は、交渉力の確保、思考力の向上、言語力の強化、プロデュース力の獲得であるとした。この構想には同感であり、なおこれらに計算力を加えれば、珠算教育強化活動を行う時の拠り所にすることができる。 
③ 大阪府内小学校での珠算指導充実で、教育と子供たちがどのように変わるのか、宗清先生の講演に傾聴したい・・・・であった。

Img_0001 ■宗清先生の講演は、大阪府の教育の現状と課題と題して行われた。①小・中学生の学力実態 ②教育行政の内容 ③府民の特性と特色 ④今後の学力向上を目指す方策 ⑤財政力と教育成果 ⑥地方分権と地域格差・・などに焦点を当てながら、大阪府内における学力向上の実現を目指す基本構想を示す内容であった。

■珠算人が、日常の指導を行う時に、或いは、珠算強化活動を実践するときに、欠かすことができない知識と認識を獲得するには、格好の講座であった。

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2011年11月12日 (土)

No.371 天商創立100周年記念式典挙行される at Osaka Central Public Hall

Img 11月12日、大阪市立天王寺商業高等学校創立100周年記念式典が、大阪市中央公会堂大ホールで行われた。在校生、卒業生、来賓、教職員など約850名が参加した。式典次第は次の通りであった。①開会の辞 ②物故者への黙とう ③国歌斉唱 ④大阪市歌斉唱 ⑤学校長式辞 ⑥来賓祝辞(大阪市長、大阪市教育長、全国商業高等学校長協会理事長、東商業・市岡商業高校生徒代表 ⑦来賓紹介 ⑧生徒代表喜びのことば ⑨校歌斉唱 ⑩閉会の辞

Img_0001_2 (一・社)大阪珠算協会からは、森友会長、西副会長、益田副会長が来賓として参列した。学校長式辞、東商業・市岡商業高校代表2名の祝辞、在校生代表のあいさつは、強く印象に残るいい内容であった。天商の校訓である「進取」「大志」「東西万里」をよく表現しながら、それぞれの立場を理解し、今後の活動方針を織り込んだ出来栄えの良いスピーチであった。

創立100周年とともに、建学132年を祝う本年を最後に、平成24年4月からは、天商、東商、市商の大阪市立3商業高等学校が統合される。新たに、大阪ビジネスフロンティア高等学校として再スタートを切る。天商校地に建設中の新校舎も間もなく完成である。この高校は、高校・大学7年一貫教育を行い、ビジネスのプロを育成する画期的な教育システムを担う。

Ca390246 Ca390238 Ca390241 幕末・明治の偉才五代友厚が主導して建学された学校であるが、商都大阪の活躍を担う人材を期待通りに輩出してきた。これからは、日本の商業、経済、通商を仕切り、指導できる人材の育成が始まることになる。世界に名をとどろかす、名門校に成長されんことを祈りたい。歴史の重みと、建学の精神を十分感じ取れた素晴らしい式典であった。

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2011年11月 9日 (水)

No. 370 大阪連合代表者会議開催される at O.A.A.

Ca390217 Ca390213 Ca390212 11月9日、大阪府珠算教育連合会代表者会議が開催された。会場は大阪珠算協会、参加団体12(欠席2団体)、参加代表者21名であった。本団体は、大阪府内の各種珠算団体が集まって、珠算教育強化をめざし組織されている。主たる活動は、①学校支援珠算指導(小学校への講師派遣と指導) ②珠算指導副読本「たのしいそろばん」の小学校への無償配布 ③天満宮での新年弾き初め大会開催 などである。

■報告事項は、①全国連合並びに近畿連合の活動内容 ②小学校からの講師派遣要請の状況 ③「たのしいそろばん」の送付依頼状況 などであった。

Img 審議事項は、①「たのしいそろばん」配布案内状の再度発送については、従前どおり、前年採用校で、現時点で未回示校にのみ行う ②学校支援珠算指導活動に出講する講師登録の増員要請・・現在140名が登録済みであるが、まだ十分ではない ③23年度上記支援活動直前打ち合わせ会の開催・・11/18 午前10時から ④新年弾き初め大会開催について・・*大会開催に伴う各団体分担金の確認 *「協賛」個人・団体の申し込み状況の確認 *大会当日の運営委員確保の調整 ⑤その他 であった。

■議案で扱った、学校支援珠算指導活動は平成12年度からスタートしたが、53➡64➡86➡107➡111➡124➡139➡156➡143➡189➡195校と、出講依頼小学校数は年々増加の一途をたどってきている。本年度も出足は順調で、200校を超える見通しである。この現象は、珠算指導を重視する学校サイドの姿勢が背景にあり、初等教育の中で珠算学習が果たす役割が正当に評価されてきたことを物語っている。

■副読本「たのしいそろばん」の配布数も、22年度は3・4年児童用が34,834冊、教師用が1,426冊であった。今年度はこれを上回る配布数になりそうである。

■22年度末から大阪市教委と連携し、珠算指導強化指定校2校(鶴橋・恵美小学校)での珠算指導を行っている。鶴橋小学校担当の全珠連本部理事澤田悦子先生から、本年1月からの指導経過の報告が行われた。特に、受講している児童たちの集中力が向上していることが報告されたが、今後の指導を継続するうえで、力強いエールとなった。

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