No.367 23年度大阪珠算協会指導者講習会第2日目開催される at O.C.C.I.
■ 9月25日、平成23年度大阪珠算協会主催珠算指導者講習会の第2日目が開催された。第1回目は7月31日に実施、第3回目は12月18日に行われる。今年度の申込者数は311名で、初日の出席者数は266名、今回は221名であった。大阪商工会議所地階大会議室は満員となり室温も上昇した。
■今年度のラインアップは、初日は、①「珠算指導事例チップス集の内容とその活用法」(金本和祐先生) ②「電子黒板とそろばん指導ソフトの使い方」(日野和輝・高岩俊秀先生)、
第2日目は、①「大阪市立小学校でのそろばん指導」(広原文範先生) ②「暗算指導の工夫あれこれ」(西川春男先生)である。
第3日目は、①「尼崎市立小学校でのそろばん指導」(宮島智己先生) ②「塾でのベストな指導法」(金本和祐先生)となる。
■ 今日の第1講「大阪市立小学校でのそろばん指導」を担当した講師広原先生は、本年1月から大阪市立恵美小学校で3年生の珠算指導を担当し、来年3月末まで指導を続ける予定である。大阪連合と大阪市教委が協議し、珠算指導強化モデル校として、恵美小学校と鶴橋小学校を指定した。鶴橋小学校では、全珠連大阪府支部の澤田悦子先生(同本部理事)が1月から指導を担当している。両校で24年3月まで指導を継続し、珠算指導の効果を測定するのが目的である。
■ 広原先生は、珠算指導が各地の小学校教育の中に浸透し、効果を上げつつある現況を報告しながら、今後の珠算教育強化の方向性を探る形で講義を進めた。
■西川先生は、長年の指導経験から体得した暗算指導のノウハウを全面開示しながらも、指導者ごとに微妙に異なる指導テクニックをベースにすることが大切であると強調。指導者自身が身に着けた指導法と、日日情報として入手するいろんな違った指導法をいかにミキシングするかが大事であると結んだ。
■今回も、初回に続いて、(株)グリーンフィールド二石氏のサポートを受け、受付業務の機械化を試行した。事前に送付したバーコードを印刷したはがきの提示で受け付けを行い、内容の確認も済ませるシステムである。参加者の受付をスムーズに行うとともに、出席者のデータ管理をPCでカバーする。作業の精度を格段に高めるとともに、委員各位の負担軽減も実現できた。最終日には、修了証発行などの複雑な作業があるが、このシステムでより効果的な処理を目指すことになる。
■今回も、グリンフィールド社がソフト入りPCの展示と販売デモを受付で行ったが、たくさんの参加者が興味と関心を寄せていた。珠算指導をカラフルにすることや、生徒管理をきめ細かく行うために、PC活用度が高まることは望ましいことである。
*写真は、内田情報担当理事の撮影したものを使用した。
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