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2011年8月 2日 (火)

No.362 大珠協70周年記念座談 開催される at O.C.C.I.

Ca390232 Ca390236 Ca390231 7月30日(土)、(一・社)大阪珠算協会は70周年記念事業の一つとして、座談(ミニシンポジューム)を開催した。テーマは、「近未来の珠算教育を考える」~ICT化と珠算教育~、であった。出席は、(株)雲州堂日野社長、(株)グリンフィールドシステム開発部IT企画室二石マネージャー、大阪珠算協会金本全大阪大会委員長、小学館edu 木村編集長の四名で、コーディネーターは大阪珠算協会森友会長が務めた。

■上記メンバーでの座談は1時半から4時までで、大阪珠算協会西・益田両副会長、志賀・馬場・西川・法橋・西川・上山6常務理事は陪席し、終了後、座談内容を踏まえて意見の交換を行った。

Img_0919 Img_0933 Img_0946 Img_0948 Img_0950 Img_0940 本企画の趣旨は次の通りであった。
「珠算教育界は、長い歴史を持つ珠算技術の継承と珠算指導を通じて子供たちの基礎学力構築に貢献するという二つの使命を果たすために努力と工夫を積み重ねてきた。
一方、社会におけるICT化の進展は目覚ましく、教育界でも教科書のデジタル化などICTへの関心を強めている。
珠算界では、珠算指導と塾経営の両面において近代化を推し進めながら、これら社会が求める流れにも対応していく必要がある。今や時代のニーズでもあるICT化の流れの中で、珠算界がいかにその使命を果たして行くのか、今後の方策と覚悟のほどが問われている。
当協会70周年を記念して、珠算教育界の近代化実現という課題に対して、いろんな角度からアイディアと提言を受け、課題解決のための道筋をつけるために、本座談を企画した。」

Img_0947 Img_0941 Img_0940_2 Img_0952 Img_0953 Img_0954 討論のトピックスとしては次の項目を用意した。
①珠算教育の効果を最大化するために必要な改革
②珠算界の不思議な部分、変えなければならない部分、遅れている部分、欠けている部分
③珠算界が飛躍する可能性
④珠算人(界)と外界とのコラボレーションの可能性
⑤珠算学習の最大のメリットは

■発言の中で注目すべき点は下記の通りであった。
①指導者の社会的レベルを高める努力がいる
②珠算界は閉じられた社会である・・対策が必要
③指導者の指導レベルに大きなばらつきが目立つ・・対応が必要
④そろばんはもはや計算の用具ではなく、子供を成長させるツールである
⑤珠算学習の最大のメリットは成就感(達成感)と挫折感(悔しさ)を共に体感できることである
⑥指導力up➡子供の能力up➡社会の認知へとつながっていく
⑦情報伝達(PR)はマスメディアだけでは無理で、理解者(シンパ)を作り(拠点を作り)、その輪を広げていくことが大事
⑧電子黒板用そろばんソフトを世界中の1~2年生用に英訳し、数の原理を理解させるツールとして紹介したい
⑨ICTは導入から初級までに使用し、中・上級者は、マンパワーで指導するのが最適
⑩i Pad で、計算途中の誤算発見(運指・運珠も含めて)を可能にするソフトを開発し、同時に、誤算理由も明らかにしたい
⑪ICTで生徒管理を行い、生徒たちの成長過程を明確にすることも必要
⑫珠算学習のハードルは、親にとっては意外に高い。対応が急がれる
⑬珠算学習は脳を鍛えるツールであることを強力にアピールすべきである
⑭珠算界には公開授業がないが、検討課題である。
⑮関心の強い親子向けの公開特別授業の開設が効果的。珠算学習の理解者を生み出していくことになる
⑯珠算学習の独自性も大切で、学校教育のカリキュラムとの脈絡をあまり意識しないでよい
⑰プリ具第8弾テーマはそろばんであるが、そろばんの珠3桁をカラー(黄・緑・紺)にしたことがイメージ戦略につながり、効果を生じた
⑱椅子の用意されていない競技会があっても良いのではないか。全てにおいて、枠をはめすぎているきらいがある。学習目的がクリアであれば、変化をつけても大丈夫

■その他、たくさんの提言やアドバイスが得られた。画一化、閉鎖社会化などの弊害に気付き、情報の公開に意を用いることが大事である、そして異業種間の交流に心掛け、時代の変化に対応できる組織に変化していくことが大切であるということでも認識を共有した。また、珠算教育の将来性については、工夫と英知を加えれば、進展の可能性は大きいとも感じた。議論を尽くすには、時間が十分ではなかったが、変革の端緒を見つけることはできたと感謝している。

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