No.354 レディース スタディー会開催される at O.A.A.
■ 5月21日、大珠協のレディース スタディー会が開催された。教養委員会が主催し各ブロックから24名が参加した。今回で4回目になるこの企画は、参加者が女性であることが大きな特色である。協会員は半数以上が女性であり、女性のみで日常的な課題について話し合うことで、塾指導の質を高めていこうというのが目的である。1時から3時間、体験を交えた意見交換が行われた。
■ 珠算塾での指導形態や、指導の内容については、他塾との比較やすり合わせがほとんどなく、独自色を色濃く残しているのが普通である。自塾で行っている指導がルーティーンになってしまい、変化を求めないという傾向もみられる。話しやすい雰囲気を作って、経験に基づく実践例を話すことで、自塾の特性に気付き、改善の余地があることにも気が付くことが期待される。
■ 江戸期の寺子屋式教育に、手本や見本がなかったのと同じく、独自色を出すことで塾の特色とする、という習慣が出来上がっているのかもしれない。今日の意見交換からも、塾運営の違いや指導手順の違いなどもうかがわれ、受講した指導者は、大きな収穫を得たことと思う。自塾での経営形態と指導理念が、他塾のそれらと比較した時に、どのような差異があり、正当性はどうであるかがはっきりしてくるのではないか。
■ 今回のテーマは、次の4つの項目であった。
①体験入学や体験コースの設定について
②楽しさを感じさせるそろばん指導とは
③いろんな課題を持つ子供たちへのアプローチと具体的な指導方法
④検定終了後の授業の組み立て方
■ それぞれの塾間には、これらのテーマに限っても大きな差異があり、どれが望ましい対応なのかについて、熟慮を加えるいい機会になったことと思われる。冒頭に、協会会長(森友)としてのあいさつを行ったが、状況報告に先立ち、次の川柳2首を紹介した。第一生命が募集したサラリーマン川柳ベスト100首のうちの二つである。
①いつかやる きっとやるぞと もう定年
②ドラフトで 選んでみたい 我が上司
■ サラリーマンならではの楽しい川柳であるが、珠算指導者にとっては、違う世界の心情であり、これらの気遣いをしないで社会貢献ができる毎日を喜ぶべきなのかもしれない。
*懇談会の写真は、宮島理事が撮影した。
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