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2011年4月 8日 (金)

No.348 22年度学校支援活動報告会が開催される at O.C.C.I.

Ca391682 Ca391683 Ca391684 4月8日、22年度学校支援珠算指導活動の報告会が大阪商工会議所5階会議室で開催された。12年度に始まった同活動も11年目の指導を終えて、総括を行うための会合を開いた。大阪連合に加盟の各団体に所属する指導者が約35名参加した。

Ca391624 Ca391626 Ca391621 初年度は大阪府内53校に出講指導したが、22年度は195校からの依頼を受けて指導を行った。年々依頼校は増加し、記録を更新し続けている。指導を担当した出講者は、指導が終われば報告書を提出する。各校ごとに提出された報告書を読むことでいろんなことがわかってくる。

Ca391619 Ca391622 Ca391627 全体的には、学校サイドの当活動に対する評価は年々高くなっており、協力度も向上している。珠算界が組織を挙げて、子供たちの学力向上を願って珠算学習のお手伝いをし、基礎計算力の獲得につなげてもらうということが、出講指導の精神であるが、学校サイドにはそのあたりが十分に理解されているとは必ずしも言い難い。各クラスに占める珠算学習者の数は、徐々に増えつつあることも読み取れる。

Ca391629 Ca391630 Ca391631 指導者サイドから発言された主な意見を書き留めてみた。
①フラッシュ暗算の指導や少数の計算を学校サイドから求められた
②書画カメラと大型TVを使って運珠・運指を説明し効果が出た
③二人ペアーで指導したが、ほかの指導者の指導スタイルが理解できて有効であった
④事前に算数の教科書コピーを貰い受け、目を通しておくことで参考になった
⑤算数指導の先生と担任の指導協力が得られ効果につながった。事前に頼めば協力が得られるのではないか
⑥担任のしつけ教育の現場を見ることができて参考になった(なぜ静かにしなければならないか/返事をしっかりすることの意味/よく聞くことの理由・・などを説いて聞かせるというスタイル)
⑦教室内で、既習者と未経験者の席を分けて指導することで効果があった
⑧そろばんを高く評価する先生の声が増えている
⑨出講者の使命は、担任に珠算の意味や重要性を教えることにある
⑩学校の玄関に、ゲストティーチャーを迎える立て看板があり、出講者の名前が書かれていたことに感動
⑪他校の学校便りの記載を見て出講指導をリクエストしてきた事例もある
⑫そろばん指導で算数の力が高まったと評価する先生が散見される
⑬簡単な読み上げ算をたくさん行うことが大いに喜ばれた
⑭新任の先生に珠算指導授業を必ず参観させる学校がある
⑮事前の打ち合わせや指導内容の調整は是非行っておくべきである
⑯担任が納得するような珠算指導でなければならない
⑰授業後のサンクスレターは疲れを忘れさせてくれる
⑱子供たちが、出来たと実感してくれるような授業を目指している
⑲2時間の依頼が大部分を占めているが、事前の調整で時間数を増やせることもある
⑳電子黒板用に新規制作された指導ソフトを使えば新たな効果が期待できる

Ca391633 Ca391618 Ca391635 出講する珠算指導者は、毎年創意を加え、努力を惜しまないで子供の指導に全力投球していることが伝わってくる。珠算人は、そろばんは守るべき日本の伝統技術であり、次代に正しく伝えていくべき計算文化であるという信念を持つべきだという複数の発言があったが、全くその通りで異論はない。

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