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2011年2月27日 (日)

No.344 22年度優良生徒表彰式典が開催される(2) at Bentencho

108 106 101 100 099 098 083 081 078 076 044 036 2月27日に行われた優良生徒表彰式典では、開会式の冒頭で主催団体を代表して、(社)大阪珠算協会の森友会長から次のようなお祝いの挨拶を行った。

■本日、平成22年度優良生徒表彰式典並びにジュニア奨励賞授与式を盛大に挙行できましたことに心から感謝申し上げます。
本日表彰を受けられる549名の皆さんには、心からお祝いを申し上げるととともに、その名誉に喝采を送りたいと思います。
同時に、表彰を受けられるご子弟をここまで育て上げられましたご父兄の皆さん方のご努力に感謝申し上げ敬意を表しますとともに、このたびのお子様方の受賞にお祝いを申し上げます。
本日は、たくさんの国会議員並びに大阪府議会議員、大阪市議会議員の先生方にご参列いただきました。
次代の日本を背負って立つ若い皆さん方の晴れ姿を見ていただき、激励いただくためにお招きをいたしました。
また、多くの珠算団体代表者も式典にご出席いただきました。
来賓の皆様方にありがたく感謝しお礼を申し上げます。

035 029 027 024 102 030 さて、教育の中でもICT化が急速に進み、教科書のデジタル化も現実のものとなりました。そして、利便性とスピードが最優先され、機械に頼る傾向がさらに強まってまいりました。その結果、子供たちの思考力・創造力等が減退し、基礎学力が低下してまいりましたことは既にご承知のとおりであります。

640img_1824 640img_2245 640img_1827 640img_1851 640img_1852 640img_1854 640img_2238 640img_2239 640img_2240 640img_2242 640img_2243 640img_2244 しかし、近年珠算学習の重要性が急速に評価されてきました。そのことは、ここ数年間の珠算学習者数の大幅な増加が証明しているところであります。
昨年は、大阪市議会と大阪府議会における珠算指導強化に対する理解が進み、対応にも変化がありました。
大阪市議会では3月に文教経済委員会で、大阪府議会では3月に引き続いて10月にも教育常任委員会で、珠算学習の重要性について真剣な質疑が行われました。
その結果、大阪市では、鶴橋小学校と恵美小学校の二校をそろばん指導強化指定校として選抜し、1月12日から実験指導をスタートさせました。このことは、新聞各紙で大きく報じられたところであります。

640img_2246 640img_2250 640img_2251 640img_2252 640img_2253 640img_2272 一方、珠算式暗算の素晴らしさと不思議さに国内外の数学者が強い関心を持ち始めました。目下、珠算界と数学界が「珠算式暗算のメカニズム解明」をテーマに共同研究を行っており、その研究成果が世界の教育界に役立つことが期待されています。

■大学の研究室レベルの調査と実験も進展し、珠算・暗算を並行して訓練することで、前頭前野の発達に貢献し、左右両脳をバランスよく発達させることが実証されました。特に、子供たちの情緒安定と学習意欲の向上をもたらすことが明らかにされ、珠算学習が子供たちの生きる力の強化につながることが立証されました。

■最近、長年の珠算指導経験から、「真剣に練習を行う子供たちの志は常に鮮明であり、その夢は限りなく大きい」のではないかと考えています。すなわち、珠算の練習に励む皆さんは立派な人物に成長する要件を満たしている有為の人材の集まりであることになるわけであります。

■これからも、世界で評価される日本の国造りに、自分も直接参加するという気概を持って、学問・珠算そしてスポーツにたくましく打ち込んでいただきたいと心からお願いし、主催者のお祝いのご挨拶といたします。
*情報担当内田理事の撮影した写真を掲載した。

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No.343 22年度優良生徒表彰式典・ジュニア奨励賞授与式が開催される at Hotel Bay Tower Osaka

Img_0001_2 Img_0006 2月27日、弁天町ベイタワーホテル大阪において、(社)大阪珠算協会の22年度優良生徒表彰式典が開催された。併設のジュニア奨励賞を含めて549名の優良生徒たちが表彰を受けた。事務局を含めて75名の委員が当日の運営に当たり、時間通り厳粛な雰囲気の中滞りなく式典を終えた。

■今回の特色は、メルパルクホールから会場をホテルに移したことと、珠算教育強化に特段の理解と協力を示す議員を10名招待したことである。内訳は、衆議院議員は熊田篤嗣・稲見哲男、大阪府議会議員は西脇邦雄・三田勝久、大阪市議会議員は多賀谷俊史・井上英孝・加藤よし子・北野妙子・山崎誠二・荒木幹男(大阪市会議長)の各議員方であった。

Img Img_0007 挨拶は、熊田・稲見・西脇・多賀谷・荒木の各議員から頂戴した。また、記念講演「望ましい日本の教育」を三田議員にお願いした。なお、関係珠算団体などから20名の来賓各位をお迎えした。

■式典の模様については、大阪日日新聞社が早朝から取材を行い、近日中に朝刊版で報道される。併せて、協会のHPにも写真とともに詳細が記録され報告される。担当委員会の創意と工夫が随所に生かされて、若やいだ演出で成功を収めることができた。表彰を受ける各人の写真と一口コメントが大きなモニターに順次映し出される中での進行も注目を集めた。

Img_0002 Img_0003 Img_0004 表彰委員会の法橋担当常務、松本理事他委員の先生方のご苦労を慰労し感謝の意を表したい。表彰された生徒たち、そして彼らのご父兄方は、大きな思い出とともに、深い感動を体感されたことと思う。充実感を感じさせる年度末の一大イベントであった。

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2011年2月20日 (日)

No.342 23年度事業計画案 同予算案の説明会開催される at O.A.A.

Photo Photo_2 Photo_3 2月19日、23年度事業計画案と同予算案の説明会が行われた。参加者は、大珠協役員会メンバー、各ブロック長、参与、評議員、事務局長である。毎年1月末に行われる予算編成会合で作成される事業計画と収支予算の両案について、2月のこの時期に詳細の説明が行われる。編成会合は、正副会長と常務理事に会計担当理事が加わる。事務局長を加えて11名の作業チームとなる。

■今回の編成作業は、一般社団法人への切り替え申請作業を行いつつ、70周年を迎える年度であることも加味しながら行った。幸いにして、珠算学習者が平成17年度から逐年増加しつつあり、特に22年度は伸び率が大きく、珠算教育の重要性が社会全体の共通認識となりつつある状況下での事業計画・収支予算両案づくりであった。基本的には、珠算教育の重要性をなお一層定着させるために、より積極的な協会運営に徹したことが大きな特色である。

Photo_6 説明後に行われた質疑では、次のような各項目について意見が出され、それぞれについて執行部から答弁を行った。
①複数塾登録に関するトラブル対応チーム(委員会)常設について
②協会HPの掲載記事内容について・・生徒たちの個人名表記の是非
③会員用HP制作企画について・・統一フォーマットの活用(希望者に対応)
④事業計画と予算編成作業に監事参加の是非
⑤互助火災給付金限度額の見直しについて
⑥複数塾登録と互助火災加入並びに給付について
⑦退会者に対する対応について
⑧10ブロックのサイズ格差の是正について
⑨70周年記念事業について

Ca391590 Ca391591 Ca391593 Ca391596 Ca391597 Ca391599 Ca391600 Ca391602 Ca391603 協会のさらなる発展を目指しての提案、意見、助言がほとんどで、それぞれの発言内容については、積極的に対応していく方針である。説明会後に開催された理事会において、早速、いくつかの項目について対応を確認した。参加者の協会発展に関する共通認識が確認されたいい説明会であった。

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2011年2月 7日 (月)

No.341 アフリカにもそろばん in Africa

Ca391628 Ca391626 Ca391624 (社)大阪珠算協会と大阪商工会議所が主催する「外国人のための珠算講座」は1986年6月にオープンし、25年目に入っている。毎週土曜日の午前中に事務局を使って開催されている。指導は、大珠協の会員である先生方が務める。

■2月5日、5名の新規申込者が講座を受けた。2人のケニヤ人留学生、ウガンダ人留学生、韓国人留学生、ペルー人の会社員の5名である。これで、88ヵ国からの985名の受講生を数える。ここ数か月間、新規に入門する人数が増え、毎回の講座参加者数も多くなっている。

Ca391629 Ca391630 Ca391631 この日入門した5名の横顔を紹介しておく。
★Serem Gideon Kiptoo (セレム)さんは、ケニア人で大阪日本語教育センターで日本語を学ぶ留学生男性。日本文化に親しむことで日本社会に溶け込みたいと願う。4月からは、東京の専門学校で建築学を学ぶ予定。趣味は政治で、将来は政治家になり大統領を目指している。
★Nabende Innocent (ナベンデ)さんは、ウガンダ人の大阪日本語教育センターで学ぶ留学生。4月からは土木学を専門学校で学ぶ。数学が大好きでそろばんを世界で最初のコンピュータと位置づけている。サッカーが趣味の男性。
★Kaibere Faith Wachinga (カイベレ)さんは、ケニヤ人の大阪日本語教育センターで学ぶ留学生。4月からは大阪の専門学校で建築学を勉強する予定の女性。ハイキングが大好き。
★申 志元(シン)さんは、韓国人の大阪日本語教育センターの学生。4月からは専門学校でプログラミングを学ぶ予定の女性留学生。子供のころからそろばんに憧れを持っていた。ピアノが趣味。
★William Alvarez (ウイリアム)さんは、ペルー人の会社員。西宮に住み、尼崎の会社に通う男性。そろばんを日本文化と位置付けている。来日10年になり、趣味は写真。

Ca391632 Ca391633 Ca391617 それぞれ、多忙の毎日の中、土曜日の午前中をそろばん学習に充てることは簡単なことではない。日本人以上にそろばんに魅力を感じて学習する決心をしてくれたことに感謝しながら早い上達を願っている。毎回の講座には、たくさんの国からの留学生などが集い、ミニ国際会議場の観を呈している。

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No.340 北大阪珠算協会 表彰式典開催される in Takatuki city

Img 2月6日、第39回北大阪珠算協会表彰式典が高槻現代劇場中ホールで開催された。8部門254名の生徒たちが晴れの表彰を受けた。高槻市副市長、市議会議長、教育長、商工会議所専務理事他21名の来賓が参式した。

■来賓から副市長、久保議長、灰垣市議、一瀬教育長、谷知会議所専務、田中関大初等部校長、森友大阪珠算協会会長がそれぞれ祝辞を述べた。各団体がそれぞれ特色を出しながら表彰式典を行っているが、この式典の特色は、進行・企画全般にゆったりとしながらもある種格調を保ちながら、温かい雰囲気の中で行われたことである。表彰を受ける生徒たちの服装が総じて受賞者にふさわしいものであったことも、今回の式典の大きな見どころでもあった。文教に力を入れる中核都市ならではの雰囲気を感じた。

Img_0001 第弐部では、府立芥川高校の和太鼓部が招待され演技を行った。演題は、①打、②ちゅら花、③神楽、④秩父屋台囃子、⑤フェスタ であった。創部17年、部員36名の和太鼓部であるが、年間50数回の公演を行い、各種の賞を受賞し、海外7か国での公演もこなしている。非常に錬度が高く、演奏技術も一級、表現力の大きさが観客を魅了する。フィジカル面の鍛錬が十分で、武術を連想させる場面が随所に見られた。メンバーが高校生であることを忘れさせる、ある種プロ集団の力量と思えた。

Ca391634 Ca391636 Ca391638 Ca391640 Ca391645 Ca391647 Ca391649 Ca391650 Ca391651 珠算人を代表して行った祝辞の骨子は次のとおりである。
★昨今のICT化やデジタル化で利便性とスピードが優先され、機械に頼る傾向が強まってきた。それに伴って、子供たちの思考力・創造力などが減退し、学力も低下しつつある。
★一方、ここ数年、珠算学習の重要性が再評価されてきた。研究・実験の結果、珠算学習が情緒を安定させ、学習意欲を増進させることが明らかになってきたからである。そのことは、ここ何年間の珠算学習者の急速な増加が証明している。
★また、ここ1年、大阪市議会と府議会で珠算指導強化に対する好ましい変化が出てきた。市議会では3月に、府議会は3月と10月に、珠算教育の重要性について真剣な質疑が行われた。その結果、大阪市では、そろばん指導強化指定校を2校選抜し、1月から実験指導が始まった。
★最近、珠算指導経験から、「真剣に練習する人たちの目標と志は常に鮮明であり、かつ高い」と信じている。すなわち、珠算の練習に励む人たちは、立派な人物に成長する要件を満たしている有為の人材の集まりであると確信している。
★これからも、素晴らしい日本の国づくりに自分も参加するという気概を持ち、学問・珠算そしてスポーツにたくましく打ち込んでもらいたいと、祝辞を締めくくった。

■高槻城址に建つ現代劇場で行われた表彰式展はつつがなく晴れやかに終了した。

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