No.337 新年弾き初め大会開催される at Tenmangu Shrine
■ 1月3日、大阪天満宮境内で、恒例の新年弾き初め大会が開催された。早朝から好天に恵まれ、9時半から11時半まで約1000名の子供たちが参加した。1机に3人ずつ着席し、180センチ127桁の長いそろばんを使って3桁5口の読上算問題を計算、一年の技術と学力向上を祈願した。大阪府内の各珠算団体が集まり組織した大阪府珠算教育連合会が主催し、大阪商工会議所・大阪府教育委員会が後援、大阪天満宮が協賛した。
■ 参加者には、浅葱色の法被とお守りなどがプレゼントされ、その法被を各人が着用して読上算に挑戦した。法被は毎年違った色で調製され、コレクションを楽しむ参加者もいて好評である。ほとんどの参加者が、塾での学習者であるが、中には飛び入りの人もいて、年々順番を待つ参加者の列が長くなっている。
■今回も、外国人講座の受講生が参加し、国際色を醸し出す役割を担った。そろばんを日本の文化として認識する外国人たちは、神社での参拝のしきたりなどを学び、日本への理解を一層深めているようである。参加後、同境内の会館で行われている書初めにもチャレンジし、心静かに筆を運ぶ書道の精神にも触れることになる。
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今年は、弾き初め大会終了後の1時から4時まで、旭屋書店なんばCITY店店頭で、初めてそろばんデモが行われた。同書店からの呼びかけに応じて、大阪府珠算教育連合会(大阪連合)がイベント展開を担当した。主催は旭屋書店なんばCITY店、協力は大阪連合・株式会社グリーンフィールド・小学館edu編集部・播州算盤工芸品協同組合である。
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グリーンフィールド社がPCソフトの制作・提供を行い、各珠算団体の先生方が応援し、スピード感のある、興味深い展開となった。参加者は、それぞれの技量に応じたレベルの問題でフラッシュ暗算に挑戦し、戦績に応じてPCガラガラ抽選を行い、副賞を手に入れる仕組みである。途中、高段者の妙技も披露され、一般人の参観者を大いに驚かせていた。
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参加者の多くは午前中の弾き初め大会に参加した人たちであったが、飛び入りでの一般参加者もたくさんいた。書店への来訪者創出とリンクする工夫も加えられ、今後の継続的開催も期待されるアイディアいっぱいの企画であった。金本先生が展開の指揮をとり、十数名の大阪連合所属の先生がたがサポートした。企画全体の統括は、桜井先生が行った。たくさんの企業や有志の方々に支えられて、爽やかで中身の濃い好イベントになった。協力いただいた関係各位に感謝したい。
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