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2010年11月29日 (月)

No.329 近畿連合10人会開催される at Bentencho

Ca391535 Ca391539 Ca391541 11月29日全珠連大阪支部で、近畿連合10人会が開催された。出席者は、全珠連から桜井・澤田・山口、全珠学連から岡田、日珠連から藤本・森友・西の各代表者であった。そのほか、(株)新通から前田副部長が参加した。

■議案は次のような内容であった。
①近畿連合加盟塾用小型看板(アクリル強化板)を拡大した掲示用ポスター(ラミネート加工)(B3版 各塾2枚配布)の制作について・・・12月開催の拡大会議で審議の上制作し、1月中に各塾宛に配布する予定。
②近畿連合のPR事業への協賛を求める、同連合未加入塾経営者宛の文書作成・発送について・・・近畿連合加盟の約1300名の指導者は、長期にわたってPR活動用拠出金を負担してきたが、メディアを使った各種のPR活動の効果は、一方で非加盟塾にも利益をもたらしてきた。この間の事情を説明し、協賛金(一口5000円)の拠出呼びかけを行うことにした。12月開催の拡大会議で了承を得て配布作業に入ることとなる。

Ca391551 Ca391555 Ca391562 ③テレビCMの制作などについて・・・23年度には地デジへの切り替えが行われるが、近畿連合の所有するテレビCMフィルムは数年前に制作したもので、放映上支障が出ることが予想される。23年度のPR実施に向けて、新しく制作するか、現在使用中のフィルムをデジタル加工して使用するか、あるいはそのまま対応不十分のフィルムとして使い続けるか、いずれかの選択を迫られている。12月の拡大会議で予備審議を行い、3月末までには方向を定めることになる。

■23年度PR活動の内容について・・・この件についても、12月開催の拡大会議で予備的な議論を行い、3月末までには骨格を固めることになる。23年度各団体のPR活動に関する工程表を集約して提示しラフプランをイメージしたい。同時に、23年1月~3月の、各団体が行うPR活動の内容一覧を配布し議論の参考資料とする。

■近畿連合が行うPR活動23年1~3月期内容は次のとおりである。
①関西テレビ・・・15秒スポット 50本
②MBSラジオ(毎日放送)・・・「ありがとう浜村淳です 9時クイズ」5日間放送予定
③KBS京都ラジオ・・・20秒スポット20本

■年明けの3か月間は、近畿連合PR+全珠連PR+日珠連PR+大珠協PR・・が一斉に行われることになり、新学期に向けて万全の対応が実現する。これらの展開が、珠算教育強化に対する世論の理解と支援を得ることにつながることを期待したい。

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2010年11月21日 (日)

No.328 学校支援出講前打ち合わせ会開催される at O.C.C.I.

Img_6441 Img_6442 Img_6443 11月19日、大阪商工会議所で、学校支援活動で珠算指導に当たる先生方に向けての打ち合わせ会が開催された。大阪府下の各団体から約50名の指導者が集まった。山根氏(東大阪珠算協会会長)が開会のあいさつ。第12回目の活動を控えて、一般情勢報告を森友(大阪珠算協会会長)が行った。「たのしいそろばん」の使用法と暗算指導の概要については澤田氏(全珠連本部理事)が担当した。

■続いて、出講指導に関する参加者との質疑を、森友の進行で行った。
参加者の発言は、①この部分は重点的に行いたい ②昨年のこの部分は修正して効果をあげたい ③不安が残る部分について ④今回に向けての工夫した部分 ⑤「たのしいそろばん
」に加えてどんな材料を加味するのか
⑥初めての出講者へのアドバイスは・・・これらの観点から行ってもらった。

Img_6444 Img_6445 Img_6446 主な発言を整理してみた。
①楽しく終業時間を迎えられるような授業内容を心がけたい ②机間巡視を行いながら読上算を行うつもり ③指導時間の短さに限界を感じる ④楽しさを感じてもらえる授業にしたい ⑤小数点と時計の計算に力点を置くつもり ⑥お釣りの計算にウエイトを置きたい ⑦フラッシュ暗算で授業のスタートを切るつもり ⑧一人一人が達成感を持てるようにしたい ⑨わからない子供が出ないような授業を目指す ⑩面白いなと思ってくれるような授業を考えたい ⑪子供が楽しく学習できるように工夫をしたい ⑫暗算に力を入れて授業をしたい ⑬担任も感心するような授業を目指す ⑭互いに競わせることで楽しさを感じさせたい ⑮そろばんとはこのようなものだと教えたい ⑯基本的な部分が定着させにくいので工夫したい ⑰足し算は梁に珠を付けること、引き算は梁から離すことと教えている ⑱既学習者の対応を考えておくことが大事 ⑲大きい数・小さい数は歌で教えることにしている ⑳指導用語は教科書に沿って、かつ平易に教えたい・・そのほかに、4年生に対しては復習の仕方を考えておくといい、指導マニュアルの作成が必要と思う、授業は子供主体に行いたい、各種のそろばんを見せる予定、2名のチームで対応している、子供たちの名前を全員コールするようにしたい、極力ほめることにしている、事前の学校との打ち合わせをしっかり行うことにしている、そろばんを知らない子供たちを無くしたいと願っている、指導者として服装・言葉づかいには留意したい、既修者を大事にして対応したい、しつけ・態度・姿勢に関する指導も大事、自塾での指導(言葉も用語も)とは違うということに留意、パソコンをうまく活用したい・・・などの発言であった。

■平成12年度にスタートして、12年目の活動になるが、出講の先生方は熟練の域に達してきた。しかし、新しく加わった先生方は心配な部分もあるので、マニュアル作成も考えたい。昨年度の同時期と比べて、約2割程度の依頼校の増加である。「楽しいそろばん」のリクエストも同様である。

■10月19日に、大阪府議会教育常任委員会で、西田 薫府議がそろばん教育強化について質疑を行った。10月6日に尼崎市の計算科でのそろばん指導を視察して、実情を把握の上での質問であった。理事者側の教育委員会幹部からは、外部の専門家をもっと招聘してそろばん指導の効果を求めていきたいとの答弁であった。ボランティアで、学校に出向き指導を行うことは、出講者には大きな負担でもあり、組織として敬意と感謝の意を表したい。

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2010年11月17日 (水)

No.327 第8回 珠算実践発表会開催される at K.C.C.I.

Img 11月14日、京都商工会議所で近畿珠算団体連合会主催第8回珠算実践発表会が開催された。近畿一円と他府県、他団体からの185名の参加者であった。そのほか、発表者が10名、役員と事務局サイドが8名が参加し合計203名参加のイベントであった。本事業は、近団連主催の主要事業の一つで隔年の開催となる。

■午前中は、藤本和彦近団連理事長のあいさつに続いて開講式が行われ、、実践発表会[Ⅰ](全体会)に移った。
タイトルは、「京都における学校支援と“GOGO土曜塾”の取り組みについて」・・①立命館小学校 ②花背小学校+第4錦林小学校 ③GOGO土曜塾。
講師は、①寺田剛大 ②中村嘉次 ③袴田徳司 司会進行は入江 実 の各先生方であった。

Img_0001 午後は、実践発表会[Ⅱ]と[Ⅲ]が行われた。
[Ⅱ]は、①「幼児・低学年指導」・・迫田喜一 ②「5歳児(年中)1級合格、指導法と塾経営」・・谷口孝男 ③「検定試験合格率アップのための方策」・・東 聖 の各先生方の担当であった。

■[Ⅲ]は、①「生徒4倍増!読上暗算が読める随時制」・・西川善彰 ②「尼崎計算特区」の現状と今後について・・杉本光男 ③「やる気を出させる教室年間行事」・・古場弘子 の先生方が担当した。

Ca391512 Ca391517 Ca391521 Ca391522 Ca391523 Ca391524 Ca391525 Ca391526 Ca391516 [Ⅰ]~[Ⅲ]を終了し、森友 建近団連顧問(大珠協会長)のあいさつで閉講式を締めくくった。
平成16年度に底打ちをした後、17年度から珠算学習者は増加に転じたが、その後極めて順調に検定試験の受験者数は増加し続けている。大阪商工会議所管轄下では、10月施行の1~3級の受験者数は6.8%の前年同期比増である。初級・下級検定においては、12月施行分で3.8%の前年同期比増となる。

■近畿一円で、珠算教育強化の活動は、ここ10年間手を緩めることなく間断なく行われてきたことが、現在の珠算再評価の流れを形成してきたことは間違いない。その好調な流れを汲んでの発表がラインナップされていた。毎日の実践から体得したベストな指導法や経営ノウハウが各講座で語られ、満足度の高い発表会になったと思う。京都珠算振興会の企画と設営の努力で、大きなイベントが成功裏に終了した。各講座を担当した講師各位と開催を担当した京都珠算振興会の先生方に感謝の意を表したい。

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2010年11月 9日 (火)

No.326 コソボ自治州でそろばん指導始まる in Kosovo

Dscf0048 Dscf0049 Dscf0054 Dscf0056 Dscf0057 Dscf0058 Dscf0060 Dscf0074 Dscf0080 セルビア西部の自治州で、南西はアルバニア、北西はモンテネグロ、南はマケドニアと接するコソボで、そろばんの指導が行われた。州都はプリシュティーナ、農業・ヒツジの飼育・鉱業が盛んで、刺繍・絨毯・金属加工などが盛ん。面積は1万887平方キロ、人口は232万人。

Dscf0085 Dscf0086 Dscf0096 Dscf0098 Dscf0102 Dscf0104 Dscf0109 Dscf0110 Dscf0111 岩田光弘氏がオソボでのそろばん指導を行うために、大珠協の外国人講座に外国人への指導法の習得を願い出たのが6月であった。その後約3か月間、毎週土曜日に講座で特訓を受け、how to teachを習得した。9月20日に日本をたち、11月2日に帰国するまで、首都プリシュティーナ、フシェ コソボ、マリシェボ市などでそろばんの指導を行った。

■プリシュティーナでは、JICA事務所で大学卒業まじかの一人の女性(ダニエッタさん)を今後の指導者にするべく個人授業を行い6級レベルまで到達。フシェ コソボでは、小学校での指導を行い、述べ120名に基本の部分を定着させることができた。マリシエボ市では農村地帯にあるフェミ小学校で5年生から9年生までの述べ177名に基礎指導を行った。

Dscf0112 Dscf0113 Dscf0116 Dscf0123 Dscf0125 Dscf0127 Dscf0129 Dscf0141 Dscf0148 首都プリシュティーナにあるユースセンターでは、選抜された生徒たちが集まり、述べ105名が受講した。岩田氏の帰国後も指導は継続されている。このグループは、進度が早く、暗算の指導も軌道に乗ってきた。なお、国連事務所では、スタッフ5名も練習に加わり現在も指導は継続されている。アシスタントとしての指導を行ってきたダニエッタさんが、今後の指導を引き継いでくれているが、指導力が十分ではなく、一抹の不安が残る。

Dscf0158 Dscf0159 Dscf0160 岩田氏のご息女が国連本部のリーガルオフィサー(法務担当職員)であり、現在コソボに滞在し、国連関連業務の法務を担って来年3月まで活躍されている。彼女の支援を受けながら、岩田さんの活動は無事に終了することができた。現地の子供たちの教育環境は良好ではなく、基礎学力の構築には、そろばん指導が有効であるということが確認できたが、指導者の派遣や、現地人の指導者養成が課題であることも明らかになった。政情不安が残るエリアでの長期にわたる単身での指導の旅を終えられたことに感謝の意を表したい。

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2010年11月 7日 (日)

No.325 北大阪珠算協会創立60周年記念式典開催される at Takatuki C.C.I.

Img 11月7日、高槻商工会議所で、北大阪珠算協会創立60周年記念式典が開催された。旧高槻藩城址に建つ高槻商工会議所に、全国から66名の招待客が集まった。2時に開式、黙とう、式辞、来賓祝辞、来賓紹介、祝電披露、表彰状・感謝状贈呈、閉会の辞で、第1部式典が終了し、続いて第2部記念祝賀パーティが行われた。

■奥本高槻市長の祝辞に続いて、久保高槻市議会議長、一瀬高槻市教育委員会教育長、大木追手門学院理事長、小山高槻商工会議所会頭がそれぞれ祝辞を述べた。次に、珠算界を代表して森友(社)大阪珠算協会会長がお祝いのあいさつを行った。その後、鈴木英語読上算教育協会理事長とハワイから来日した荒木先生がスピーチを行った。

Img_6418 Img_6419 Img_6420 Img_6430 Img_6431 Img_6432 当日行った60周年を祝ってのあいさつの要点は次のとおりである。
長期にわたる電卓・コンピュータの普及と昨今の教科書のデジタル化などにより、利便性とスピードが最優先され、機械に頼り切る傾向が強まってきた。その結果、子供たちの思考力・創造力などが減退し、学力も低下してきたことはご承知のとおりである。
6年生の子供が書いた作文の中に、「そろばんの上達には時間がかかる。でも、長くかかる時間が学習になっている。その時間の長さが大事だと思う。」、と書かれていた。全く同感である。
幸いにも、今、珠算学習者が大幅に増加してきた。そろばんで計算することの楽しさ、わかりやすさが見直され、学力向上と学習意欲の強化に有効であることが明らかになってきたからである。
そろばん学習で情緒の安定がもたらされることや、学習意欲の向上がみられることに、教育関係者の大きな関心が向けられている。大阪市議会や府議会では、尼崎市の「計算科」授業の視察や「外国人のための珠算講座」の見学を行い、教育委員会に珠算指導の強化を求める質疑を重ねている。大阪府内の子供たちの学力向上施策として珠算指導が強化される日は近いと考えている。

Img_6434 Img_6439 Img_6422 上記の内容を盛り込んだ形でお祝いのあいさつとした。
教育に力を入れる人口36万人の中核都市高槻市において、市長、教育長、市議会議長、会議所会頭が顔をそろえて珠算団体の行事に出席し、珠算の重要性を強調して祝辞を述べるということは、稀有のことであるとともに、珠算界にとってもありがたいことと喜ばねばならない。平素から、協会運営に努力していることが、今日の晴れの舞台を整えたものと考えている。コンパクトながら、内容の濃い、印象に残るいい式典であった。

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