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2010年8月 2日 (月)

No.308 上杉武夫名誉教授 瑞宝中授章を受章 in America

■大阪出身の上杉武夫氏(70歳)が、2009年3月28日カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で開かれた第1回日本庭園の国際会議(International Conference on Japanese Gardens Outside Japan)の晩餐会で、ライフタイム・アチーブメント(生涯功労賞)を受賞したことは、当ブログNo.225で紹介した。

■上杉氏は、カリフォルニア州立ポリテクニック大学ポモナ校名誉教授(造園学科)である。大阪の庭師の家系に生まれ14代目になる。大阪府立大学久保田貞教授の下で造園学を学んだことが、造園の専門家になるきっかけとなった。卒業後、京都大学農学部大学院造園学科に進み、’81年には博士号を取得した。その間、’65に渡米、カリフォルニア大学バークレー校大学院で学び、’67に造園学修士号を取得し帰国。

■2年間京都大学農学部助手を務め、’70開催の大阪万博では日本館の造園設計に従事した。’70には、京都大学とポモナ工科大学の交換プログラムで、助教授としてポモナ大学環境デザイン学部造園学科に赴任。’76准教授に、’82に教授に昇進、2000に退官した。

■日本庭園を「世界の日本庭園」にしたいという信念のもと、研究と実践に没頭、米国における日本庭園の普及と発展に大きく貢献された。同氏の庭園は、デザイン分野で高い評価を得ており、数々の受賞を重ね、2001年には、日本庭園を基調とした理論・設計・施工技術の発展に尽くした功績が認められ、アメリカ造園家協会からフェローの称号を授与された。

■同氏は、ポリテクニック大学ポモナ校と九州大学との学生交換プログラムをスタートさせることにも貢献した。指導した多くの若手造園家が各地で活躍を始めており、日本庭園のすそ野は着実に広がっている。

■4月29日に日本政府が発表した22年春の叙勲で、同氏が瑞宝中授章を受章されることが明らかとなった。在ロサンゼルス日本国総領事館管轄区域関係者では5名が受章するが、その中にラインナップされた同氏は、アメリカ合衆国における日本庭園の普及・発展に寄与したことが受章理由として功労概要に記された。現住所は、カリフォルニア州ウエストコビナ市である。

■同氏は、大阪珠算協会監事を務める上杉宗俊氏の実弟である。兄弟が生涯の研究・指導・実践のテーマとした対象は、日本庭園と珠算に分かれたが、いずれも長い歴史を持つ日本古来の伝統文化である点では共通しており、両氏の今後の更なる活躍が期待される。日本人が海外で存分の活躍をし、そのことが評価されての今回の受章は、大阪珠算協会にとっても名誉なニュースである。

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