No.305 第189回1・2・3級珠算能力検定試験開催される in Japan
■ 6月27日、全国一斉に第189回1・2・3級珠算能力検定試験が施行された。大阪商工会議所管轄の当該試験は大阪市内3箇所で実施された。会場としては、東商業、扇町総合、天王寺商業の各高校を借用した。
■当日の試験は、(社)大阪珠算協会が大阪商工会議所から委託を受けた受託事業として全般の差配を行う形で施行された。毎回のことであるが、施行母体大阪商工会議所の担当部である人材開発部坂上義明部長、大阪珠算協会森友 建会長、同協会益田 明副会長、同協会西井昭生事務局長が3会場を巡回し、試験委員・審査委員に挨拶を行い、事務連絡・処理を行った。
■なお、午前中の本部での各種連絡・対応には同協会西副会長、人材開発部森松課長が当たり、午後からは上記巡回メンバーが合流して本部事務の対応を行った。
■
会長(森友)が行った各会場での挨拶は下記要旨の情報を織り込んだものにした。
①6月22日の政府内閣府の発表では、22年度国内総生産GDP年間成長率(昨年暮れに試算)が1.4%から2.6%に上方修正された。成長率が2%を超えるのは4年ぶりのことである。景気の回復基調を実感させる大事なアナウンスであった。
②6月26日にカナダのトロントで開幕した22年度サミットでは、世界経済の回復は予想を超えるものであるということで、各国首脳の認識が一致した。上記発表と共に、珠算教育強化のバックグラウンドを整える要素になると考えられる。
■③大阪府議会教育常任委員会では府教委と連携して、尼崎市の計算特区の現状視察を近日中に行うことになった。
④大阪市議会文教経済委員会でも市教委と連携しながら尼崎市教育現場の視察を行う予定である。
⑤今回の検定試験受験者数は、前年同期と比べて2.6%の増加である。受験者数の推移は堅調を保っている。
⑥一昨年からモンゴルでの珠算教育普及に協力してきたが、23年9月からJICAの青年海外協力隊派遣が決まったようである。モンゴルウランバートルで設立されたモンゴル算盤協会会長のトラムバートル氏の尽力と、大阪府議の三田勝久先生の協力を得た結果である。
⑦6月23日付けデイリー読売に珠算学習の必要性を説く好記事がでた。勿論英文であるが、オンラインニュースでも検索できる。
⑧6月14日付け産経新聞「正論」村上筑波大学名誉教授執筆・・で、英国BBC放送が調査したデータが紹介されている。最もよい影響を世界に与えている国の最上位に日本がランクされている・・ということが紹介されている。世界各国にそろばん学習が普及しつつある現実があるが、長年にわたる珠算界の地道な努力も今回のデータ検出要因の一つになっているのかもしれない。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)