« No.295 大阪珠算月報で学校支援活動を評価する寄稿 in Osaka | トップページ | No.297 近畿連合実行委員会(十人委員会)開催される in Amagasaki »

2010年5月 4日 (火)

No.296 大阪府議会の教育常任委員会でそろばん教育強化に関する質疑が行われる in Osaka

Img 平成20年10月頃から、大阪府下における小・中学生の学力をどのように向上させていくのかについての議論が活発化してきた。その議論の中で、そろばん学習が教育力向上に有効であることから、初等教育の中でそろばん指導を強化していくべきではないかという観点から、大阪府教育委員会との連携を強化してきた。

■並行して、教育行政におけるそろばん教育の理解を促進するために、府議会議員、市議会議員との意見交換や懇談を重ねてきた。すでに、平成12年度からは、上記観点から学校支援珠算指導活動を毎年展開してきているが、珠算界の教育力向上のための支援活動に対する認知度を高めることもその目的に入れ込んでいる。

■今までは、各学校サイドとの直接的なつながりを膨らませる形で支援活動を続けてきたが、これからは府議会、市議会、府教育委員会、市教育委員会と効果的に連携を強めて珠算界からの支援効果を高めていくことになる。

■No.282では、大阪市議会文教経済委員会で3月9日に行われた井上英孝議員の質疑を報告したが、ここでは3月15日に府議会教育常任委員会で行われた西田 薫議員の質疑の概要を報告しておく。これらの質疑内容は、大阪府・市議会のHP上のインターネットTVで視聴できるし、議事録の形で読むことが可能である。

■西田議員の質問
教育界では「悪かった昔の教育」、「よくなった今の教育」、といわれているが、「決してそうではない、よかった昔の教育もいっぱいある」。っと、これは東京都の石原慎太郎都知事がおっしゃった言葉を引用しながら、前回、当委員会において、私は質問させていただいた。戦前教育というと、軍国化教育ばかりが連想されるが、昔の教育というと、読み書き算盤だったと思う。この読み書き算盤をもっとしっかりやっておけばよかったなといま、大いに反省と後悔をしている。ただ、私は算盤だけはずっとやっていたので、今も実生活において非常に役立っている。
そこで私は、もっともっと算盤を普及させるべきではないかなと考えている。早速、調べさせていただいたところ、兵庫県尼崎市が算盤の教育特区として実施されている。是非大阪府においても実施していただきたいと思う。
それで、今現在、算盤をどのように学習しているのか、まずは、授業時間等を教えて欲しい。

■角野小中学校課長の答弁
算盤の学習についてお答えします。学校教育では算盤の仕組みについての理解を深め、簡単な足し算や引き算が出来るようにするため、小学校3年生と4年生の、「数と計算の領域」で取り扱うこととなっております。具体的には実際に算盤を使いながら、数の著し方や、繰り上がり下がりの仕組みを理解し、整数や小数の足し算引き算の仕方について学習をいたします。なお3年生では概ね4時間、4年生では2時間程度の指導が行われています。

■西田議員の質問
3年生で4時間、4年生で2時間・・・・。非常に少ないと思う。因みに習字だと、学習時間はどのくらいあるのか。

■角野小中学校課長の答弁
習字は週に1回程度、年間で30時間程度、実施されています。

■西田議員の質問
習字が30時間で算盤が4時間ないし2時間。算盤をすることによって計算能力が上がると同時に、集中力が付くというような調査結果も出ていると聞いている。われわれの世代では、子供の頃に算盤を習っていたという仲間が多いが、今の小学校では比較的若い先生もおられるし、パソコンや電卓が普及しているので、逆に先生自体が算盤を知らないといのではないかと思っている。そういった中、一体どのような工夫をして4時間と2時間の授業をされているのか答弁していただきたい。

■角野小中学校課長の答弁
各小学校ではチームティーチングなどを複数の教員で指導し、経験の浅い教員にベテランの教員が教え方を指導するなどさまざまな工夫に取り組んでいます。

666 667 668 西田議員の質問
工夫をしながら取り組まれているということだが、私は外部に専門家の支援を受けながら行うのも一つの方法ではないかと思っている。如何か。

■角野小中学校課長の答弁
小学校におきまして、専門的知識を持つ外部人材を活用することは、優れた技能等に触れることが可能になりまして、児童のそろばんに対する学習への興味が高まると共に、教員の指導の充実につながっていくものと考えています。現在各学校では、地域人材の協力を得て、大阪府珠算教育連合会から補助教材の提供や講師の派遣をしていただくなど、地域や学校の実態に即した取り組みが行われています。なお、同連合会からの講師を活用している学校は年々増加しており、今年度は約200校となっています。

■西田議員の質問
大阪府珠算教育連合会の協力を得ているということだが、これからも積極的に協力を要請して、指導の中味の充実を図るのもいいと思うが、如何か。

■角野小中学校課長の答弁
小学校でのそろばんの指導に際して、外部講師に対するニーズが年々高まってきているということは、この取り組みにより子供たちに満足度の高い授業が展開されてきたと考えています。府教育委員会といたしましては、学校現場でのニーズを踏まえ、今後も大阪府珠算教育連合会などとの連携をしながら、小学校での外部人材の活用が進むよう市町村教育委員会主幹部課長会などにおきまして働きかけて参ります。

■西田議員の質問
市町村教育委員会主幹部課長会に働きかけるというご答弁であったが、これからも積極的に大阪府教育委員会が責任を持ってしっかりと働きかけていただきたいとお願いをしておく。

■5月16日には、近畿連合の総会があり、研修会が行われる。今回は、上記西田、井上両議員の出席を得て、珠算教育強化に関するトークを行うことになっている。珠算人の協力を得て、大阪府下の子供たちが学力を向上させてくれることにつながれば嬉しいことである。

|

« No.295 大阪珠算月報で学校支援活動を評価する寄稿 in Osaka | トップページ | No.297 近畿連合実行委員会(十人委員会)開催される in Amagasaki »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/139940/34515886

この記事へのトラックバック一覧です: No.296 大阪府議会の教育常任委員会でそろばん教育強化に関する質疑が行われる in Osaka:

« No.295 大阪珠算月報で学校支援活動を評価する寄稿 in Osaka | トップページ | No.297 近畿連合実行委員会(十人委員会)開催される in Amagasaki »