No.273 北大阪珠算協会第38回表彰式典開催される at Takatuki-city
■ 1月24日、北大阪珠算協会主催第38回表彰式典が高槻現代劇場中ホールで行われた。各種の優良生徒表彰が行われて、合計238名が受賞した。各種団体から22名の代表が来賓として参加した。東浦同協会会長の挨拶に続いて、奥本高槻市長が祝辞を述べた。続いて、日本珠算連盟森友理事長がお祝いの挨拶を行った。
■次に、高槻市議会源久議長、灰垣同議会議員、高槻市教育委員会一瀬教育長、高槻商工会議所谷知専務理事が祝辞を述べたあと各種表彰に入った。高槻市は、大阪府北部の都市で105㎢、人口は35万人で中核都市としての指定を受けている。大阪府と京都市の中間に位置し、両都市の市章を組み合わせて高槻市章としている。市のキャッチフレーズは水と緑の生活文化都市である。戦国時代はキリシタン大名高山右近が領地したがキリスト教禁令により豊臣秀吉に所領を没収された。当時、日本で始めての復活祭が行われたことでも有名。江戸期は隠れキリシタンの里としても知られている。明治まで、京・大阪の中間に位置する永井氏36000石の城下町であった。
■ 古代の古墳群があり、埴輪の製造工場も在ったことがわかっていて、跡地は公園になっている。表彰を受けた子供たちの立ち居振る舞いにも、歴史の影響を受けながら教育文化都市で育っていることが感じられた。
■冒頭に記述したように、市長・議長・教育長が顔をそろえて、珠算評価の祝辞を述べるということは、表彰式のあるべき姿をよく現している。品がよく、まとまりのある爽やかな式典であった。
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森友のお祝いの挨拶中盤で次のようなアナウンスを行っておいた。
①今、珠算の学習者が大幅に増加してきている。その理由は、そろばんを使って計算することの有用性と楽しさ、分かりやすさが評価され、学力向上と学習意欲の強化に有効であることが分かってきたからである。加えて、珠算式暗算に対する注目の高まりがある。
②これら珠算の素晴らしさについては、地域行政も注目しており、大阪府議会においては、2月定例会教育常任委員会において、珠算教育を強化することで大阪府下の教育力を向上させる方策をテーマにした本格的な質疑が行われることが決まった。学力向上が急がれる大阪府下の教育再生に珠算教育が役立つことを期待している・・・と。
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これからの日本を背負う若い人材が集められているという感慨を抱かせる場面を喜ばしく参観できた。珠算は、日本の発展を支える大事な計算文化であることを改めて確認したいいセレモニーであった。*式典の写真は、北大阪珠算協会の日浦輝夫先生から頂戴したものを掲載した。
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