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2010年1月25日 (月)

No.273 北大阪珠算協会第38回表彰式典開催される at Takatuki-city

Img_0001_4 1月24日、北大阪珠算協会主催第38回表彰式典が高槻現代劇場中ホールで行われた。各種の優良生徒表彰が行われて、合計238名が受賞した。各種団体から22名の代表が来賓として参加した。東浦同協会会長の挨拶に続いて、奥本高槻市長が祝辞を述べた。続いて、日本珠算連盟森友理事長がお祝いの挨拶を行った。

■次に、高槻市議会源久議長、灰垣同議会議員、高槻市教育委員会一瀬教育長、高槻商工会議所谷知専務理事が祝辞を述べたあと各種表彰に入った。高槻市は、大阪府北部の都市で105㎢、人口は35万人で中核都市としての指定を受けている。大阪府と京都市の中間に位置し、両都市の市章を組み合わせて高槻市章としている。市のキャッチフレーズは水と緑の生活文化都市である。戦国時代はキリシタン大名高山右近が領地したがキリスト教禁令により豊臣秀吉に所領を没収された。当時、日本で始めての復活祭が行われたことでも有名。江戸期は隠れキリシタンの里としても知られている。明治まで、京・大阪の中間に位置する永井氏36000石の城下町であった。

Img_3 古代の古墳群があり、埴輪の製造工場も在ったことがわかっていて、跡地は公園になっている。表彰を受けた子供たちの立ち居振る舞いにも、歴史の影響を受けながら教育文化都市で育っていることが感じられた。

■冒頭に記述したように、市長・議長・教育長が顔をそろえて、珠算評価の祝辞を述べるということは、表彰式のあるべき姿をよく現している。品がよく、まとまりのある爽やかな式典であった。

3 Photo_2 森友のお祝いの挨拶中盤で次のようなアナウンスを行っておいた。
①今、珠算の学習者が大幅に増加してきている。その理由は、そろばんを使って計算することの有用性と楽しさ、分かりやすさが評価され、学力向上と学習意欲の強化に有効であることが分かってきたからである。加えて、珠算式暗算に対する注目の高まりがある。
②これら珠算の素晴らしさについては、地域行政も注目しており、大阪府議会においては、2月定例会教育常任委員会において、珠算教育を強化することで大阪府下の教育力を向上させる方策をテーマにした本格的な質疑が行われることが決まった。学力向上が急がれる大阪府下の教育再生に珠算教育が役立つことを期待している・・・と。

493 490  498 497 496 494 495 491 これからの日本を背負う若い人材が集められているという感慨を抱かせる場面を喜ばしく参観できた。珠算は、日本の発展を支える大事な計算文化であることを改めて確認したいいセレモニーであった。*式典の写真は、北大阪珠算協会の日浦輝夫先生から頂戴したものを掲載した。

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2010年1月17日 (日)

No.272 平成21年度優良生徒表彰式典開催される at Shinosaka

Photo Photo_2 Photo_3 1月17日、メルパルクホールで21年度優良生徒・ジュニア奨励賞表彰式典が開催された。各塾から推薦された375名の優良生徒が優良生徒表彰を受け、続いて181名のジュニア奨励賞が授与された。1級満点合格者7名の表彰、ベストファイブの表彰、外国人講座で学習する受講者への21年度修了書の授与で第1部が終了した。

Photo_4 Photo_5 180 本年の表彰受賞者556名と保護者の方々でホールは満杯状態であった。来賓は13団体からの15名であった。今回は、熊田あつし衆議院議員、中野まさし大阪府議会議員、三田勝久同議員、西田 薫同議員が式典に参列し、熊田議員と中野議員が来賓としての挨拶を行った。また、和歌山県計算実務協会の永長道雄副理事長が来賓祝辞を述べた。

300img_6185 300img_6186 300img_6188 300img_6189 300img_6191 300img_6204 今回は、本表彰式典としては初めての本格的取材を受け、読売新聞大阪本社の長崎記者がカメラ取材を行った。20日の昼頃に同社の動画ニュース「よーみて」に報道ニュース(約5分間)として掲載される。同社の動画ニュースは大阪珠算協会のHPトップページとリンクで結ばれている。

A B C 「外国人のための珠算講座」受講者の内11カ国27名が式典に参加して修了書を受領した。受領者を代表してルーマニアからの研究者PhD Dan Irimescu (ダン・イリメスク博士)(専攻はエレクトロニクスで、物理学の博士号を保持、新年度から大阪大学の教官として研究者生活を続ける予定)さんが、灘本会長から修了書を受け取った。

300img_6205 300img_6207 300img_6221 300img_6268 300img_6875 300img_6876 インタビューは森友副会長から次の3人に行った。
①Marina Oikawa (マリナ・オイカワ・・ブラジル)(奈良先端科学技術大学院大学の修士課程で情報科学を研究している)さん・・そろばんの利点について、暗算力の獲得、集中力の確保、典型的な伝統文化、頭脳の活性化が強調された。
②PhD Claudio Vasquez (クラウディオ・ヴァスケッツ博士・・チリ)(スペイン文学・スペイン語 の大阪大学教授)さん・・そろばんの面白さとして、論理的、目に見える、理解が容易、東洋の神秘などに言及した。
③Shahida Shar (シャヒダ・シャー・・マレーシア)(大阪大学博士課程で電気電子情報工学を専攻し光ファイバーを研究している)さん・・そろばんを学習する理由として、科学万能時代の危うさを指摘し、そろばんという人間的な技術が、失われつつある人間性の回復に効果があると指摘した。

Img_3125 Img_3160 Img_3161 Img_3162 Img_3163 Img_3164 Img_3165 Img_3166 Img_3167 Img_3168 Img_3169 Img_3173 Img_3174 Img_3182 Img_3183 Img_3186 Img_3188 Img_3189 外国人講座受講生のインタビューの後、三田府議会議員にインタビューを行った内容と、式典冒頭の中野府議会議員の挨拶要旨を要約すると、そろばん学習で期待される多くの効用が初等教育の中で学習効果を高めさせるのに有効であることが強調されていた。このことを踏まえて、大阪府議会の2月開催本会議で、府下の学力向上実現のために珠算指導の強化を質疑のポイントとして織り込む予定であることが触れられていた。小学校でのそろばん指導強化と小学校教師のそろばん指導力確保の方策についての建設的な質疑が期待される。

46回目を迎えた式典で、そろばん指導強化が大阪府下の教育力向上に一役買うことが出来るのではという可能性に府議会議員が言及されたことは喜ばしいことである。子供たちの学力や生きる力の向上・強化に珠算人の活動が貢献できるようにしなければならない。

300img_6898  式典の運びには担当松本理事初め委員各位の努力と創意・工夫の跡が顕著に現れていて、爽やかさの中に品格とスピード感を感じさせる立派な内容のイベントであった。*写真は内田理事・宮島理事の撮影したものを使用した。

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2010年1月15日 (金)

No.271 学校支援活動出講者打ち合わせ会開催される at O.C.C.I

480 481 482 487 483 484 1月15日、大阪商工会議所に21年度学校支援珠算指導活動に出講する先生方63名が集い、資料の説明、打ち合わせ、質疑応答を行った。本年の指導依頼校は今日現在で171校に上り、過去最多記録となっている。まだ依頼校は増える勢いで、180校程度を予想している。

■23年度からの学習指導要領改訂にともない、重点項目の先行実施が昨年四月から行われている。その中にそろばんが含められたために、昨年4月から4年生でのそろばん指導がスタートした。また、本年度の活動から大阪府教育委員会が協同して本事業をサポートする形が出来上がったことも、指導依頼校増加の原因といえる。

485_2 486 479 大阪府下の小・中学校生徒の学力向上が至上命題となっている現今の情勢から、教育行政におけるわれわれの行っている学校支援活動への理解は大きく増進し、担う役割の比重は増えている。このような状況から考えて、大幅な依頼校の増加は当然なのかも知れない。珠算指導が学力向上に大きく貢献することが社会的に認知されれば、珠算評価は当然高くなることが予想される。

■当日の質疑応答の中での主だった意見を記述しておきたい。
①そろばんの指導で子供たちが集中する状況を作り出すことが出来れば大きな成果につながると考えていい
②事前の打ち合わせを学校サイドとしっかりと行っておくことが成果につながる。また、学校には30分前には到着しておくことも大事である
③担任の授業参加はもちろんのこと、校長・教頭先生の授業見学を要請することが大事である
④学校間格差が気になるが、学校内外の清掃や規律の徹底した学校では、授業内容もクオリティが高い。そのような学校はかなり存在する
⑤いきいき学級でのそろばん指導を検討することもいいのかも知れない
⑥「たのしいそろばん」が改訂されたが、易しい問題をもう少し増やすことが必要かもしれない
⑦子供たちや担任がそろばんを学ぶことである種の感動を覚えてくれれば大きな収穫となる
⑧単位団体でも別個に出講者の研修を行っているケースがあるが、講師の質を高めることは成功の秘訣でもある
⑨3日間の指導が一番望ましいと思われるので、学校側にもアピールすることが大事
⑩子供たちの名札を作成して机上におき、名前を正しく呼ぶようにしていることで効果が見られる
⑪弾初め時の法被を着用して教室に入るようにしているが、子供たちの気持ちを引き付けるのに効果がある
⑫時間の終わりで、フラッシュ暗算を使用することは有効である
⑬指導の効果を挙げるには、自身の指導技術だけでなく、不断の工夫と努力が必要である
⑭出講者自身のクオリティーを高めることが必要不可欠である

■以上のほかにも、沢山の提案やアドバイスが発言され、特に新しく登録した先生方にとっては、得るものの多い会合であったと思われる。何よりも喜ばしいことは、参加された先生方全員が、珠算を子供たちや学校のスタッフに正しく紹介して、日本の伝統文化としての素晴らしい技術を伝承していくんだという意気込みが大きいことであった。大阪エリアの検定受験者が増加の一途をたどっている裏には、このような沢山の指導者の努力があることが理解できるいい会合であった。

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2010年1月13日 (水)

No.270 平成21年度第5回総務会開催される at Tokyo Forum

1月12日、東京フォーラムで平成22年初の正副理事長会が開催された。議案審議のあと総務会を開催した。1月開催会議には、常任理事5名も各地から参加した。主たる審議事項は、22年度の事業計画とそれに伴う収支予算の原案検討である。

477 478 479 473 これらの主要議案については、11月に4部長との意見交換を行い、12月12日に正副理事長に会計顧問と会計担当理事、事務局を交えて原案の作成を行った。12月26日には、森友理事長、森田財務担当副理事長に中山専務理事、事務局をまじえて、最終調整を行い今回の提案となった。

Meeting7 Meeting_4 Meeting_5 Meeting_6 Meeting_8 Meeting_3 事業と予算の骨格(理念)は、新年度からの中長期的戦略に基づいて次のように設定した。
① 今何故そろばんなのか?について広く世論に説明するためのPR活動を積極的に展開する
② 珠算に関する研究活動を中心とした、再生産につながる先行投資を行う
③ 連盟の構成員に対する還元を積極的に行う
以上の各項目を新年度の活動骨子(理念)として成長希求型積極経営を目指すこととした。
当然のことながら、プライマリーバランスはプラスに保ちながらの事業展開となる。

Img 事業計画の中での特記事項は次の通りである。
① 段位・暗算検定作問チームの編成
② 後継者対策委員会を設置・・早期にマニュアルを作成し、単位連盟でアレンジの上現地で活用
③ 常任理事の総務会出席回数を年間3回(5回のうち)とする・・1・5・9月
④ 有識者懇談会のメインテーマを「そろばんをベースにした算数教科書」の作成とした
⑤ 日数協との共同研究テーマを「珠算式暗算のメカニズム解明」とした
⑥ 5月に日帰りで合同部会を開催する(東京フォーラム)
⑦ 指導者養成委員会のメンバーと講習内容を一新する
⑧ PR用リーフレットVol.2を年度初期に発刊する
⑨ 6月から段位検定試験の分割(珠算・暗算)実施を行う
⑩ 講習・研修の講師は、担当部会・委員会の部員・委員は担当せず、地元を中心にした人材を起用する

472 470 475 476 総務会終了後、日本商工会議所宮城常務理事と坪田理事・事務局長を訪問した。訪問者は、日珠連森友理事長、中山専務理事で、帯同者は日商事業部小野部長、木内課長であった。
2010年の年頭に当たり、珠算教育界の現況把握、連盟の経営規範、22年度への展望を中心に、新年度事業計画・収支予算案についても説明と意見交換を行った。
珠算に関連する各地でのいろんな活動や今後の研究・企画についても意見の交換が出来、今後の連盟運営について有益な内容の懇談であった。

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2010年1月 8日 (金)

No.269 22年初の珠算事業運営協議会が開催された at O.C.C.I

Img 1月8日、珠算事業運営協議会が大珠協事務局で開催された。大商からは、吉田人材開発部部長、森松課長、鈴木担当官が出席した。大珠協サイドからは、森友・西・山田副会長、益田・志賀・西川・中村常務理事、西井局長が参加した。

■2月開催の第188回珠算能力検定試験の施行ならびに運営について協議と調整を行い、開催される試験の精度を高めることと、無事に施行を完結するための準備を行った。

■開催にあたり、会議所側の吉田部長の挨拶を受け、大珠協側からは森友副会長が22年の所信と見通しについて次のように挨拶した。

Img_0001 2010年が幕を明けたが、本年は珠算指導の教育的評価が飛躍的に拡大する予感がする。その理由は次の3つである。
①2009年の軌跡を見てみると、PR事業の重層的展開が行いえた、新学習指導要領の重点項目の一つとして4年生でのそろばん指導が4月から始まった、尼崎市立43全小学校でのそろばん指導が4月から実現した、検定試験の受験者数が全国ベースで(6月・10月の1~3級)8%の前年同期比増加であった、受験者数の順調な推移のお陰で各地の団体・組織の財務内容が健全化してきた・・・ことなどが分かる。
②珠算学習の効用が世論の中で定着してきた。即ち、基礎学力の向上に効果がある、脳の開発・活性化に有効である、人間力・子供力が獲得できる・・・ことなどである。
③組織・団体の活動基準が明確になってきた。即ち、珠算教育普及・強化を行うことで日本の教育再生をサポートできる。そのことが社会貢献の実現につながる。

468 以上の諸要件から本年の順調な珠算教育強化の進展が予感される。
同時に、大阪においては、珠算指導者集団として、2010年の珠算教育の到達点を次の2点にフォーカスして活動を行いたい。
①「品性ある日本人を作り出す」
②「地元にとどまらず、日本、世界に貢献する人材を生み出す」・・・の2点である。

■2010年の1年間を上記のような基本路線を明確に敷いて、協会の持てる力をフルに出し切り、期待通りの成果を挙げていきたいと願っている。

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2010年1月 5日 (火)

No.268 外国人29名が表彰式典で終了証を受賞 in Osaka

Img 1月17日に、大阪珠算協会の優良生徒表彰式典がメルパルクホールで開催される。約500名の各塾から選抜された優秀な生徒たちが保護者と共に一堂に集い、総勢1000名を超える。同式典の中で、同協会と大阪商工会議所共催の「外国人のための珠算講座」を受講している外国人受講生に1年毎の終了証が授賞される。

■本年は、受賞者一覧にあるように11カ国からの29名がステージに並ぶ。終了証はルーマニア人研究者のDan Irimescu (ダン・イリメスク)さんが代表受領する。彼は、現在、大阪大学大学院で研究者として活躍している。専門は物理学(エレクトロニクス)でPhDを持つ気鋭の研究者である。

457 受講生の中には、ダン先生のほかに、大阪大学大学院教授のチリ人のClaudio Vasquez (クラウディオ・ヴァスケッツ)(スペイン文学・スペイン語)さんと、同じく大阪大学大学院の教官(lecturer) で弁護士のブラジル人Marcelo Alcantara (マルセロ・アルカンターラ)(法律学)さんがPhDを保有している。

■3月にマスター(修士)過程を修了してドクター(博士)過程に進む人たちは次のメンバーである。
ブラジル人のMarina Oikawa (マリナ・オイカワ)さんは奈良先端科学技術大学院大学で情報工学(インフォメーション サイエンス)を専攻している。
インドネシア人のYuliana Lukamto (ユリアナ・ルカムト)さんは、大阪大学大学院で言語学を専攻。
ブラジル人のElisabeth Ishakawa (エリザベス・イシカワ)さんは、大阪大学大学院で情報工学を専攻。
インドネシア人のMalvin Handaya (マルビン・ハンダヤ)さんは、大阪大学大学院で電子工学を専攻していて、そろって春からはドクターコースに進む。

■現在すでに博士課程に在籍し、23年3月にPhDを取得する予定の研究者は、次の人たちである。
マレーシア人のShahida Shar (シャヒダ・シャー)さんは、大阪大学大学院の博士課程で、電気電子情報工学(光ファイバー)を研究。
マレーシア人のMahathir Mohamad (マハシア・モハマド)さんは、大阪大学大学院の博士課程で数学を専攻している。

■他に、高校の臨床心理士のシンガポール人、関西外国語大学のスペイン文学指導教官のペルー人、二胡奏者の中国人、小学校教師のアメリカ人とカナダ人、ポルトガル語教師のブラジル人など、受講生の顔ぶれは極めて多士済済である。

■科学・機械文明の中で生まれ育った現代人である彼らが、高等教育を受けつつ、日本のそろばんに強い興味を覚え、技術とその心を習得しようとして練習に励む姿は、日本人の目にはとても新鮮に映る。コンピュータを毎日駆使する彼らの心中には、バーチャルな世界に満足しきれない、そして何か満たされないものがあり、一方で、そろばんの中にリアリティーを実感して精神的満足を得るのかもしれない。彼らの練習する姿は、日本人がそろばんの持つ独特のぬくもりを思い出すきっかけにもなっている。

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2010年1月 3日 (日)

No.267 新春奉納はじき初め大会開催される at Tenmangu Shrine

Img 1月3日、大阪天満宮境内で平成22年度新春奉納はじき初め大会が開催された。主催は大阪府珠算教育連合会(大阪府下珠算3団体の連合体・・大阪連合)で、大阪商工会議所と大阪府教育委員会が後援した。参加者は早朝から南門前に列をなし、開催時間を繰り上げて9時40分からスタートした。12時の終了までには約1000名の子供たちが参加した。

■本年は、参加者はピンクの法被を着用してそろばんを弾いたが、参加記念にその法被と天満宮発行のお守りが授与された。例年通り、(社)大阪珠算協会主催の「外国人のための珠算講座」受講生たちも参加した。11ヶ国からの18名が腕前を披露し上達を祈願した。彼らは、そのあと書初めにも挑戦し、日本文化を堪能した。彼らにとっては、1100年前に活躍した菅原道真公を祭祀する神社で、一年の計を立て祈願の参拝をする多くの日本人を見て、日本文化の奥深さに強い興味を感じていた。

Img_0001 今回も、参加者には、16ページに及ぶ立派な大会記念冊子が配られた。冊子冒頭には次の内容の祝辞を掲載してもらった。
新年明けましておめでとうございます。
本年も、大阪天満宮境内において、そろばんの新春奉納はじき初め大会~in 2010~を開催することが出来ました。大阪府下の珠算指導者で組織する大阪府珠算教育連合会は、子供たちへの珠算教育を通じて質の高い人間づくりを支援し、社会的貢献を果たすための活動として本大会を開催いたしました。
長期にわたる電卓・コンピュータの普及により、合理性・効率性が重視され、機械に頼る傾向が近年強まって参りました。その結果物事を継続する力が減退し、学力低下に微妙な影響を与えています。
461 今、珠算学習者が大幅に増えてきました。その理由は、そろばんを使って計算することの有用性と楽しさ、分かりやすさが理解され、基礎学力構築と学習意欲の獲得にも有効であることが明らかになってきたからであります。そして、今一つ、珠算式暗算能力に対する注目度の向上があります。
最近、珠算式暗算の素晴らしさと不思議さに内外の数学者が注目し始めました。昨年7月には、珠算界と数学界が「珠算式暗算のメカニズム解明」をテーマに共同研究をスタートさせました。近い将来、その研究成果が世界の教育界に役立つことが期待されています。今まさに、珠算の教育的効果と社会的貢献度の高さに世間の注目が集まってきたといっても過言ではありません。
Img_2354 Img_2357 Img_2362 Img_2364 Img_2366 Img_2367 Img_2368 Img_2372 Img_2374 新年にあたり、皆さんと共に珠算技術の向上と人間的成長を神前で祈願し、今年一年が新しい飛躍の年になりますよう祈念いたします。
*写真はブラジルのフンベルトさんが撮影したものを掲載しました。

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2010年1月 2日 (土)

No.266 正念場を迎えた珠算教育強化運動 in 2010 in Osaka

正念場を迎えた珠算教育強化運動in 2010

大阪における珠算教育強化の指標としては、大阪商工会議所が所管する13級珠算能力検定試験受験者数の推移がふさわしい。
 昭和50年代半ばから平成16年度まで20数年間続いた珠算学習者の減少傾向は、17年度から増加に転じ3.1%の増加となり、18年度は6.8%、19年度は7.1%、20年度は7.7%の年間増加率を記録した。21年度は6月期が10.3%、10月期は7.1%の前年同期比伸び率である。

全国ベースでは大阪よりも1年遅れで18年度から上昇に転じ、年間45%の伸びを示している。大阪エリアの珠算教育は、17年度から5年間年毎に充実の度合いを高めてきたことがうかがえる。

これは、大阪エリアの珠算指導者が長期にわたり地道な努力を行い、知恵を絞り工夫を凝らしてきた結果に他ならない。大阪のみならず近畿一円が強く結束して可能な限りの活動を行ってきたことが、近畿エリア全体での珠算教育活性化につながった。

平成22年度の珠算教育界が、17年度から上昇に転じた珠算教育再評価の流れに乗って、どのような活動を行い教育再生に寄与するのか、また、どのような形の社会貢献を果たすのか、想定される珠算振興のための更なる活動を列記しながら予想してみたい。

■新学習指導要領に基づく新しい小学校教育は23年度から実施される。2122年度の2年間は、理科・算数科教育重視の観点から、新しく配当された内容の先行実施が補助教材を使って行われていく。

4年生での珠算指導も算数科の重点項目に加えられたため、3年生に続いて指導が行われる。両学年での指導時間は6時間が配当されている。

■学校支援珠算指導活動は大阪では10年目の展開に入る。本年度からは大阪府教育委員会と協調して活動を行うことになった。12年度に53校からのリクエストに応えてスタートしたが、年毎に依頼校数が増え、前年度は143校に出校指導を行った。本年度は4年生の指導が加わり前年を上回る学校数になることが予想される。

PR活動は21年度に重層的展開が実現した。日珠連が20年度に続いて全国ネットでTVCM放映を行い、近畿連合はラジオとTVを使っての活動を行っている。大珠協も21年度は単独で新聞1面全紙を使ってのPR展開を行っている。他の団体も独自のPR活動を行っているので、1年間を通じて珠算学習の重要性と必要性を理解してもらうための環境が整った。

■珠算に関する研究活動は、恒例の大珠協指導者講習会が近畿各地から250名を越える参加者を集め終了した。また、6年ぶりで大珠協が幹事団体として東西珠算懇談会を神戸で開催し、基調講演とシンポジュームには200名を超える各地からの指導者が集った。日珠連の有識者懇談会が行う研究活動や日数協との共同研究もスタートを切った。大阪教育大学との交流・連携の強化も進みつつある。

■教育行政サイドとの協調は年毎に強まり、文科大臣との懇談、府教委との協調、府議会教育部会との連携などで珠算教育強化の実効をあげつつある。

■尼崎市は43市立全小学校で、「計算科」でのそろばん指導を21年度からスタートさせた。46万都市全体で珠算指導での教育効果向上を目指す形となった。このシステムは25年度まで継続して行われることが決まっている。

■ここ数年、マスメディアとの連携強化に力を注いできたが、21年度は読売新聞大阪本社の動画ニュースの取材を集中的に受けた。10月からは大珠協HPに同社の動画ニュースに直結するタイトル見出しを作成した。同時に同新聞大阪本社の動画ニュース「動画よ~みて」とリンクで結び、相互の連携を深めながら、取材ソースの提供に努めることにしている。

■広報活動の強化を計るとともに、良質の珠算関連情報を迅速に提供するための大珠協HPリニューアルがほぼ完成した。全国の珠算教育関連HPの中では、格段のクオリティの高さを誇り、ほぼリアルタイムでの諸情報伝達が実現した。収載内容はよく整理されて、見易さも大きく向上した。アクセス数も11月に10万を超えた。

本年は、年頭から上記の活動を行いつつ珠算学習人口を増加させるために全力を投入することになる。学習指導要領改訂が行われたいま、23年度からの新しい教科書の中でそろばん指導がどのように扱われることになるのか、小学校現場でのそろばん指導が3・4年生にどこまで効率的に実施されるのか、小学校教員のそろばん指導スキルをどのように確保し高めていくのかなど、今後の解決すべき課題は少なくない。

1人でも多くの珠算理解者を増やしながら、珠算学習を普及させることで教育再生に寄与し、ひいては社会貢献を実現できるように知恵を絞っていかなければならない。

平成22年は、珠算指導者にとって、使命感と緊張感を持って教育再生事業の一翼を担いつつ社会貢献を成し遂げていく意義深い1年になることを祈念したい。

本稿は、(社)大阪珠算協会 森友 建副会長が執筆した。 

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