No.257 21年度大珠協珠算指導者講習会が成功裏に終了 at O.C.C.I
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11月23日、大阪商工会議所地階大会議室で、21年度大阪珠算協会の指導者講習会が開催された。初日は7月26日、二日目は9月21日に開催され、2講座ずつの合計6講座の講習会であった。
■初日と二日目は外部から4人の講師を招聘し、最終日は協会常務理事二人が講座を担当した。初日の大阪教育大学柳本朋子教授と二日目の京都大学大学院医学部研究者田中瑠璃子先生は珠算界外からの出講で、平素気付かないエリアに重点を置いて話を聞かせてもらった。
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今回の参加者は近畿各地からの231名で、3日間共に熱気溢れる研修会となった。今回特筆すべきことは、7名の教養委員会委員と担当役員2名の計9名が講習会運営に当たったが、各地からの受講者へのもてなしの気持ちと感謝の念をしっかり表現できていたことである。来場時と退場時の参加者への対応が何よりも大事であることが認識された結果だと思われる。
■最終日の講座の内容は、益田先生の「開法の指導」と馬場先生の「実践・作問の仕方パートⅡ」であった。両講義ともに、プロフェショナルな内容であるが、指導者の必修事項でもあるので受講者には好評であった。
■冒頭に主催者として副会長森友が最終日の開会挨拶を行ったが、次のような珠算界にとってうれしいニュース二つを紹介して締めくくりとした。
一つは、第3講を担当した京都大学大学院医学部で研究生活を送っている田中瑠璃子さんが芽出度く来春京都大学で博士号(医化学博士)を取得することが決定したこと、二つ目は、河口千歳先生の姪御さん山田かおりさん(粉河高校理数科、東京大学理科1類、同大学院、イリノイ大学留学を経て、平成19年に東京大学で博士号を取得。現在イリノイ大学シカゴ校医学部薬理学助教)が、昨年12月に、分子生物学の分野で世界の優秀な若手科学者を5人選ぶ「GE & Science Prize for Young Life Scientists 2008」を受賞(ノーベルジュニア賞と呼ばれる)したこと・・・を紹介した。因みに、田中瑠璃子さんは協会監事田中賢一氏の愛娘さんである。お二人共に、研究活動の根底には、そろばん学習の経験と技術が活かされている。
*後段6枚の写真は内田理事の撮影。
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