No.252大商分銅杯争奪第5回珠算競技大会が開催される at Toyonaka
■ 11月3日、大商学園分銅杯争奪第5回近畿小中学生珠算競技大会が開催された。大会会長の大商学園高等学校 濱地茂樹校長から開会のあいさつがあり、続いて来賓を代表して、日本珠算連盟 森友 建理事長から祝辞を述べた。なお、今回は、寝屋川市に事務所を構える樽床伸二衆議院議員(5枚目の写真)が来校され、最終回となる本競技会に敬意を表し激励のあいさつを行った。
■本大会は、2005年に創立120周年記念事業としてスタートし、2009年の第5回大会をもって完結することになった。今回は、6府県から中学生148名、小学生370名、合計518名が参加した。各地からの来賓は26名を数え、12名の大会役員、100名を超える大会委員で、競技大会は予定された時間通りに進行し盛会裏に終了して有終の美を飾った。
■ 大商学園高等学校の全面的な支援の下で、大商会(大商学園同窓会)が運営をリードし、まれに見る大きな規模の競技大会をスムーズに終了させたことは、今後のこの種の共催事業の成功モデルになるものであった。明治20年創立の当学園は、仁・義・礼・智・信の5つの徳目を生徒たちに体得させることを教育の基本理念にしているが、学校の内外に今までの教育成果がうかがい見れる。何をどのようにして指導し、教育していくかが極めて鮮明に提示されていることは、今後の同学園の学校経営上ますます有利に働くものと思われる。
■ 祝辞の中では、
長期にわたる電卓・コンピュータの普及により、合理性と効率性が重視され、機械に頼る傾向が強まってきた。その結果、物事を継続して行う力が減退し、学力低下に微妙な影響を与えることになった。
しかし、今、珠算学習者が大幅に増加してきた。その理由は、そろばんを使って計算することの有用性と楽しさ、分かりやすさが理解され、基礎学力構築と学習意欲の獲得にも有効であることが明らかになってきたからである。今ひとつは、珠算式暗算能力に対する注目度の向上がある。
最近、珠算式暗算の素晴らしさと不思議さに内外の数学者が注目し始め、7月には珠算界と数学界が「珠算式暗算のメカニズム解明」をテーマに共同研究をスタートさせた。近い将来、その研究成果が世界の教育界に役立つことが期待される。
今まさに、珠算の教育的効果と社会的貢献度の高さに世間の注目が集まってきている・・・・と述べて、堂々とした戦いを願って締めくくった。
■ 大商会の大西信二会長の夢と熱意がこのような大きな成果を生み出す結果につなっがった。夢と計画、実行がうまく揃えばこれほどのプロジェクトを成功裏に行えるということを見事に証明するものであった。
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