No.234 あんざんグランプリジャパン2009が開催される at Gig Site
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7月19日、隔年開催のあんざんグランプリジャパン2009が早朝から開催され無事夕刻に終了した。会場は東京都有明(ベイエリア)にある東京ビッグサイトの会議棟6階ホールで、近代的な設備を持つ快適なホールであった。大会には、ジュニア部門(小学生以下)に94名、スクール部門(中・高生)に66名、シニア部門(大学生以上)には50名が参加し、合計210名の熱戦に巨大な空間もヒートアップした。
■今回が第4回目の開催であったが、3回が東京で、1回が姫路での開催である。(社)東京珠算教育連盟の先生方には前日から大変ご協力を頂き、当日の運営にも全面協力を頂き感謝したい。なお、この大会は暗算力のみを判定基準としてデザインされたオンリーワンのユニークな競技会である。
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午前中は、①フラッシュ暗算 ②よみあげ暗算 ③かけ暗算 ④わり暗算 ⑤みとり暗算の5種目で予選・準決勝を行い午後の決勝進出者を決めた。午後は、これらの各種目・部門ごとに決勝が行われ、優勝者が決まった。各種目ごとの決勝戦順位で得られる持ち点を合計して、3部門ごとのあんざんチャンピオンが決定した。
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左右2面の大型スクリーンにプロジェクターから競技場面が実写されて、熱戦の雰囲気が観客に上手く伝えられる仕組みで、ダイナミックな競技会であった。競技のシステムがやや複雑であったが、その分競技企画部会のスタッフ、東珠連スタッフ、事務局スタッフの苦心は大変であったと思われる。全国から210名の参加者を要する大きな大会であったが、観る者に感動を与えるクオリティーの高いイベントであった。
■大会は、東京珠算教育連盟菅野 明副理事長の開会の言葉で幕を開け、日本珠算連盟森友 建理事長の主催者挨拶に続いて、日本商工会議所宮城 勉常務理事、東京商工会議所岡部義裕常務理事が開会の挨拶を行った。今回は、ブラジルから3名の選手が特別参加し、大会を盛り上げた。
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午後の決勝から、日本数学協会の岡部埼玉大学教授と有田多摩市立第二多摩小学校教諭が来場し観戦した。有田先生は、選手の計算動作にフォーカスしてビデオ撮影を行った。大会終了後、出場選手のうち、次の5名の選手・コーチに依頼して、両先生との懇談を行った。この懇談で、日数協と日珠連との間で、「珠算式暗算のアルゴリズムの解明」をテーマに共同研究をスタートさせるのが目的であった。
■ 文部科学省の阿久根、パナソニックの岡田+高梨+大内、財務省四国財務局の稲田の各氏に参加してもらったが、それぞれ貴重な発言があり、後日各自の暗算手法についてのレポートの提出も依頼し、これからの研究がスムーズに進展する手立てとした。珠算独特の暗算について脳の奥深いところで何が行われているのかが明らかになれば、学校教育の組み立ても変化することになるかも知れない。期待感が膨らむ中味の濃い一日であった。
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コメント
私はこの大会に出席しました。
賞にはまったくは入れなかったけど
まだ、あんざんグランプリジャパンを
つづけてほしいと思います!
来年はトップ10に
ゼッタイはいります!
投稿: なな | 2009年8月11日 (火) 17時54分