No221近畿連合21年度総会開催される at Bay Tower Hotel Osaka
■ 5月17日3時から、弁天町ベイタワーホテル大阪22階「白雲」で近畿連合21年度総会が行われた。近畿エリア全域の3団体から162名の幹部が参集し、20年度事業報告+収支決算報告と21年度事業計画+収支予算案の審議を行い、提案事項はすべて承認された。
■続いて4時から特別講演が行われた。講師は大阪府教育委員会市町村教育室小中学校課 主任指導主事 松元利男先生。茨木市教育委員会で3年間、大阪府教育委員会で6年目の教育行政のプロである。大学時代は体育会少林寺拳法部の主将を務め、同部OB会会長も務めた武人でもある。
■ 「大阪府下における教育再生の取り組み」~公立学校の教育への信頼の確立に向けて~というテーマで50分間お話をいただいた。今、大阪府では、学校教育のあるべき姿は? 指導の効果的な行い方は? 家庭、社会、学校でのそれぞれの役割分担は? 水準を下回る平均学力を底上げして全国平均を超えさせるための方策は? などなどの課題が山積している。
■お話をお聴きして、松元先生は、このような大阪府の現況を真正面から見据えて、打てる手はすべて打つ、やれることはすべて行い、正に身を挺して学校教育再生に取り組んでおられることが良く理解できた。「死中に生を求める」覚悟が伝わってくる話の内容であった。
■ 大阪府の学力などの実態、大阪府の学力を支える生活の課題、8つの項目からなる大阪府の学力向上方策、授業の在り方などについての熱い講話であった。大阪府の教育再生にかける意欲と熱意、そして目的達成に向けた覚悟が伝わる印象的な講演となった。締めくくりに使われた柳生石舟斉が残した柳生家家訓も多くの人の心に残ったはず・・。
■講演のあと20分間の質疑が交わさたが、珠算教育に情熱を注ぐ指導者集団と府県の教育を司る教育行政の専門家との、望ましいコラボレーションが実現できた爽やか度の濃いイベントであった。
| 固定リンク
« No.220 盛り上がった近畿ブロック会員懇談会 at O.C.C.I & Bay Tower Hotel | トップページ | No.222 大阪珠算協会運営協議会開催される at O.A.A. »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント