No.211 20年度学校支援活動報告・反省会 at O.C.C.I
■ 4月10日、平成20年度学校支援活動の報告会(反省会)が開催された。出校数は140校で、昨年度より16校少なく一昨年より1校の増加であった。大阪府下の珠算各団体が集まって組織している大阪連合が活動の母体であるが、目下120名の先生方が登録している。
■ まず、森友から一般情勢の報告を行い、続いて7名の出講者から報告を聞いた。その後、参加者全員から順次報告を受けた。各人の発言から要点のみを以下に列記して参考に供したい。
■ ①生徒たちからのサンクスレターが出講者には何よりの慰労になり、苦労を解消してくれるプレゼントである ②校長や教頭の理解度の大きさがが、そろばん指導の効果に大きく影響する ③校長がそろばん指導に加わってくれる学校は、指導効率が高い ④片道85キロの学校に出講したが楽しい思い出になった ⑤校長との対話を重視することがそろばん指導に対する理解にもつながっていく ⑥担任から授業内容を評価するコメントが出ると成功である ⑦持参する副教材や教具・小道具に工夫を加えることが成功につながる ⑧たのしいそろばん準拠のCDを使ってみたが効果が期待できる ⑨指導時間は出来れば4時間確保したい。十分の基礎指導が可能になる ⑩大東市教育委員会に出講指導の報告に行き、今後の協力を要請する予定である ⑪担任が指導時のバックアップをしてくれれば成功につながる ⑫2クラスを合同させて指導時間を倍増させたが効果につながった ⑬学校サイドとは事前の打ち合わせを行い、要望(時間数など)もしておくべきである ⑭出講指導の後、担任が引き続いて指導を行う約束をもらえたことは収穫であった ⑮創立100年超えの学校で、始業時などのベル(鐘)を一切鳴らさないで規律をしっかり保っている現場に感動を覚えた ⑯学校に45丁のそろばんが用意されていたが、各校への要望事項に加えてもいいのではないか ⑰児童の外来者への挨拶、清掃、規律などがしっかり出来ている学校も多い ⑱校長室便りにそろばん授業の記事を掲載し評価してくれたことに感激した ⑲校長・教頭・担任から次年度の依頼を受けることは成功した証 ⑳担任から、1年生や2年生にもそろばんを導入できればとの発言があった
■ 出講する先生方の消耗は大きいが、子供たちや担任から感謝され、評価されたときの喜びは当事者にのみ与えられた特権である。9年間の活動を続けているが、担任の統率力と指導力、学校経営者の手腕で教育効果に随分差が出ることが報告書から読み取れる。今回は、学校内の規律がしっかり確立されている学校や、清掃と挨拶が出来るように訓練されている学校がかなりの数に上ることが分かった。そろばんの出講指導を通じて教育効果を高めることに協力できれば望外の幸せである。
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