No.208 学校支援珠算指導活動の強化策決まる in Osaka
■ 平成20年度の学校支援珠算指導活動は、依頼校数が140小学校であった。平成21年度からは、3年生と4年生でそろばんが指導されることになる。3年生では約4時間+4年生では2時間で、計6時間程度のそろばん指導である。そろばん指導が基礎計算力を強化し、学習意欲を向上させることが実験や研究の結果明らかであるが、そのような効果を出すためには、効率よく指導することが前提となる。
■大阪府下の1038小学校でのそろばん指導のあり方を、府教委サイドと珠算人サイドで話し合った結果、21年度からは各学校への呼びかけを両者の手で行って、依頼校数をもっと増やしたいということで意見がまとまった。また、将来的には、小学校の先生方がそろばんを独自で指導できる体制作りを進めていかなければならない。そのために、教師のそろばん力をどのように高めていくのかが課題であった。このたびの話し合いで、大阪珠算協会で行っている『外国人のための珠算講座』に随時参加してもらって、外国人と肩を並べてそろばんを学習してもらうことにした。
■
週1回の練習であるが、プロの指導者がワンツーワンで指導するので、上達スピードは速く、学習の負担も少ないという利点がある。21年度からは、大阪珠算協会と大阪商工会議所の共催事業であるこのイベントを、大阪府教育委員会が後援することになった。
■支援活動の依頼校数を増やす努力と平行して、現職教師のそろばん指導力確保に全力を投入していきたいと考えている。そろばん指導で、大阪の子供たちの学習効果が上がり、教育再生に拍車がかかれば、関係する指導者にとって価値のある社会貢献となる。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント