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2009年3月23日 (月)

No.207 平成20年度学校支援活動終わる in Osaka

Img_2 平成20年度の学校支援珠算指導活動が終わった。今年度は大阪府下の140小学校からの依頼を受けて、そろばんの指導者が出講し、そろばん指導を行った。平成12年度にスタートを切ったこの活動は、依頼校数が、53➠64➠86➠107➠111➠124➠139➠156と増え続けてきた。本年は初めて前年度数を下回り18年度と同水準になった。

■20年3月に告示された新学習指導要領では、平成21年度から3年生に加えて4年生でもそろばん指導を行うことが明記された。新指導要領の全面実施は23年度からであるが、理数教育重視の観点からそろばん指導は21年度から先行して指導することが決まった。ただ、21・22両年度は4年生の教科書には記載がなく、補助教材を使って指導することになる。

Img_3 3月19日に文部科学省は、4月から使われる小・中学校の算数・数学・理科の補助教材を公表したが、最もページ数の多い小学4年生の補助教材は、算数・理科の2教科で74ページに及び、「脱ゆとり」が鮮明になった。これらの教材は10億4千万円をかけて国費で作られ、無償で配布される。

■4年生用の補助教材の53~54ページ(2時間)にそろばんが記載されている。各教科書会社では4年生のどこでこれら2ページのそろばん指導を位置づけるのかということを夫々が決めることになる。配当箇所は間もなく明らかになる。

今年度の出講指導に関しては、指導者から提出される報告書に記載された記述でその内容は理解できる。学校サイドのそろばんに対する理解は年々深まってきている。特に、校長・教頭・担任の協力度は高くなってきている。ゲストティーチャーを迎えての授業風景を、校長室便りやクラス通信などで広報する学校もいくつかある。

■地域社会の技術保持者を講師として学校に招き、授業の効果を高めていこうという目的で、この講師派遣企画を活用している学校は過半に上る。今後は、依頼校数をいかに増やしていくのか、もっと工夫を凝らして努力していかねばならない課題である。

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