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2009年2月22日 (日)

No.203 平成20年度優良生徒表彰式典が開催される at Shinosaka

Img_1611 Img_1613 Img_1614 Img_1616 Img_1618 Img_1619 2月22日、新大阪のメルパルクホールで、平成20年度優良生徒表彰式典が行われた。
5百数十名の表彰を受ける生徒たちとその保護者で、大ホールは満杯であった。近畿一円の関係諸団体代表者が来賓として参加され、式典に花を添えた。

189 185 灘本協会会長(大阪商工会議所専務理事)の開会挨拶に続いて、諸表彰が行われた。
本年度は、松本理事が本企画を担当し、新しい表彰手順をシステム化して実践した。万端の準備作業を整えて臨んだ本番の式典であったが、予想以上のスムーズな進行で、殆どミスのない式典展開であった。
協会員、参加の塾生と保護者の満足度は高いものがあったと思われる。

Img_1621 Img_1622 Img_1623 Img_1624 Img_1625 Img_1626 外国人講座在籍者の修了書授与も行われ、13カ国からの21名が参加した。代表受領はブルガリア人のベロニカ・ヅホブニコバさん(神戸大学法学部1回生/女性)が行った。
代表受領終了後に4人の受講生にインタビューを試みた。

■1人目はパプアニューギニアからの留学生エステラ・チュングさん(大阪大学大学院生・・4月から/女性)に、そろばんが楽しい理由を聞いてみた。彼女の回答は、そろばんは非常にシステマチックで論理的でもあるので計算が分かりやすい。また、計算の流れが見えることがとても面白い・・であった。

Img_1627_2 二人目はインドネシアからの留学生リム・マルビン・ハンダヤさん(大阪大学工学部3回生/男性)に、そろばんの良さについてたずねた。
彼の答えは、そろばんを練習することで暗算能力が高まること、集中力が得られること、日本の典型的な伝統文化を学べること、脳の開発に効果があることなどであった。

Img_2 三人目はブラジルからの研究者マルセロ・アルカンターラさん(大阪大学大学院博士課程を3月に卒業し博士号を取得、4月から法学部で教鞭をとる予定・・ブラジルの弁護士資格を保有)に、科学万能(コンピュータ多用)時代になぜそろばんを習得するのかを聞いた。
彼は、コンピュータを毎日使用し続けることで何か大事なものを失っていくように思う、しかし、そろばんを使って計算する時は逆に何か大事なものを習得できる感じがする。正に、コンピュータとそろばんは対極の位置にあるように思える。また、コンピュータを使い続けることで、人間性を失っていくようにも感じている。そろばんでは、自分が持つ人間力をフルに使って計算するので、とても安全で有効的な技術だと思っているとのコメントが帰ってきた。

Img 4人目は、ブルガリアからの留学生ベロニカ・ヅホブニコバさん(神戸大学法学部1回生)に、そろばんとは彼女にとって何ですか?とたずねてみた。彼女は、そろばんは自分のベストフレンドの1人です・・と答えてくれた。
外国人の知識層にとっては、日本のそろばん技術は、貴重な計算の技術であるとともに日本の本物の伝統文化であると固く信じていることが伝わってきた。日本人は、そろばんがあまりにも身近にありすぎて、その真の意味が理解されていないのではとの思いがする。
珠算教育強化を推進する必要性がここにもあると感じさせる式典であった。

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2009年2月17日 (火)

No.202 塩谷文部科学大臣からの5つの提案 in Japan

022 2月3日、文部科学大臣 塩谷 立さんは、「心を育む」ための5つの提案~日本の良さを見直そう!~を明らかにされた。文科省の公式HPにももちろん掲載されているが、今後広く教育界のみならず一般家庭までこの提案の趣旨を理解してもらうための広報活動が予定されている。

■今次の学習指導要領の改訂に当たって、教育行政を束ねる文部科学省としては、低下し続けてきた子供たちの基礎学力の歯止をいかにかけるのか、基礎学習能力をどのように向上させていくのかに重点を置いた。今ひとつは、子供たちが日本人としていかに立派な人物に育っていくのかについて、日本国としての基本的なスタンスとコンセプトを明らかにすることも合わせて重点項目に入れ込んだ。
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■各家庭で、学校で、社会で、国家とともに、将来の日本を背負う子供たちの教育を考えていこうという方向性を明らかにした上で、具体的にはどのような方法でこの命題を解決して実現させていくのかを分かりやすく示したのがこの5つの提案である。

■立派な日本人を作り上げていくためのルール、目標、モデル、理念を明らかにした画期的な国の手本が、ガイドラインが示されたことは、現在の教育状況を考えるとき、極めて時機を得た発表であった。

■内容は以下のとおりである。
①「読み書きそろばん・外遊び」を推進する。
②校訓を見つめ直し、実践する。
③先人の生き方や本物の文化・芸術から学ぶ。
④家庭で、生活の基本的ルールをつくる。
⑤地域の力で、教育を支える。

■これらの各条項が実現されてくれば、日本の教育は質を高め、品格のあるものに変化していくことは間違いない。今までの教育に欠陥があることは周知のことであるが、このような具体的な処方箋が明らかにされることは非常に効果的なことといえる。しかも、文部科学大臣じきじきの筆になる箇条書き形式の提案書提示は今までになかったことであり、これからの反響と実践が大いに期待される。

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No.201 塩谷文部科学大臣との座談会開催される at Toranomon

■2月16日5時から文部科学省大臣室で、塩谷 立文部科学大臣と珠算3団体の代表者との座談会が開催された。座談会出席者は、塩谷 立 文部科学大臣+梶川真秀 全国珠算教育連盟理事長+吉田松雄 全国珠算学校連盟会長+森友 建 日本珠算連盟理事長であった。
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■司会は賀藤榮治 全国珠算教育団体連合会会長が務めた。また、山岡啓哲 ライター+房木芳雄 カメラマンが同席した。内容については、日本教育新聞社企画調査室の川崎宣政氏が企画編集・整理を担当した。

■当日の座談会の内容は、3月16日発行の『日本教育新聞』に全15段(1ページ)に編集して掲載される予定である。
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■座談会のテーマは「新学習指導要領における算数・数学教育の充実に向けて」~学力の向上へ、珠算教育で育まれるもの~、であった。
サブテーマとしては、
①新学習指導要領では、大きく教育界の改革が行われようとしている。今、現状の子供たちの教育についてどのような見解を持っているか。
②新学習指導要領では、算数・数学の時間数が大幅に増加する。理数教育の充実を目指していると思うが、その背景とねらいは何か。
③小学校でそろばんを扱う時間数が1学年分から2学年分に増えることになった。そろばんを2年にわたって指導することとした意義、珠算教育を支援している団体に対する期待などをお聞かせください。また、珠算教育を支援している団体はそれに対してどのような準備を進めているのか。
以上のような項目であった。
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■森友からは、文部科学大臣に対して次のような発言をしておいた。
①2月3日付けで塩谷大臣から、「心を育む」ための5つの提案~日本の良さを見直そう!~と言うタイトルの文書が公表された。文科省の公式HPにも掲載されているが、各方面に広報される予定の文書である。日本の教育のあり方、方向性、基本理念がしっかり織り込まれている内容である。教育に関わる私たち珠算人にとっても極めて有効な提案であると評価したい。
②指導要領改訂の生命線は、基礎基本の再構築であり、理数教育を強力に推進していくための施策の実現を目指すところにある。
そろばん指導が高く評価されて、指導学年も2学年に増加した理由もそこに帰着すると考えている。珠算人としては、そろばん指導の強化を通じて基礎学力の確保につながるように努力することが、日本の教育再生に貢献することにつながるので、今後最善の努力を払いたい。
③文科省が基礎力の再構築を実現して、子供たちの生きる力を取り戻そうと言う方向性は、珠算界の目指すものと全く同一のものであるので、子供たちの人間力獲得に向けて珠算教育強化を実現していきたい。
④大阪エリアでは、学校支援珠算指導活動の展開と教師たちの珠算指導力確保を目指す研修の強化を、教育委員会と珠算界が協同して行う方向で調整を進めている。
⑤全国にある約2万の珠算塾のエネルギーを、日本の教育再生を目指す文科省の活動に役立ててもらいたい。
⑥珠算学習の効果についての実験データが明らかになり、前頭前野を活性化し発達を促すことが判明した。そのことが子供たちの情緒を安定させ、学習意欲を向上させることにつながることも分かってきた。
⑦尼崎市の計算特区での実験指導が5年を経過したが、そろばん指導で算数科のみならず他の教科の成績向上にも寄与することが明らかになっってきた。
⑧外国人講座での22年間のそろばん指導で、そろばんの現代性、普遍性、世界性が明らかになってきた。また、そろばんは東洋の高度な異文化であり、特異な計算技術、ヒューマンなテクニックであるとの評価も固まってきた。

■上記のようなそろばん指導についての考え方を述べておいたが、今後の文科省が行う教育再生のための活動に役立つ有効な情報となれば幸いである。

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2009年2月 2日 (月)

No.200 尼崎市議会本会議一般質問でそろばん教育を論議 in Amagasaki

■昨年12月3日から5日まで、尼崎市議会本会議で第18回定例会の一般質問が行われた。18人の議員が市政全般にわたって事務執行状況や将来の方針、計画、疑問点について、市当局に見解を求めた。
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■上記の内容は尼崎市議会発行の「尼崎市議会だより」第72号に収録されている。同だよりは市内各家庭に新聞折込で配布された。今回の一般質問の中で、尼崎市の計算(そろばん)特区の成果について質問が行われ、市当局の教育担当部署から答弁が行われた。

■同市の計算特区は平成16年度から実施され、6年目の今春からは市内43全小学校で、そろばんが計算科で指導されることになっている。初年度は1校からスタートし、年々指導校が増えいよいよ全小学校に拡大することになった。

■教育問題質問者の先陣を切って蔵本八十八先生が、“計算科の導入で学力が向上した要因は何か”を要旨とする質問が行われた。
質問内容=小学校において、計算科を導入した学校の児童の成績の伸びは、その他の学校の伸びを上回ったと報道されたが、この効果の測定はどのようになされたのか。また、効果が見られた要因をどのように捉えているのか。

■この質問に対して、教育委員会サイドから次のような答弁がなされた。
答弁=16年度から実施している学力・生活実態調査結果を経年比較したところ、計算科実施校の5年生は未実施校よりも得点の向上が見られた。具体的には、算数以外で計算科と直接関係のない国語や社会も向上していた。これらの効果の要因としては、そろばん講師と担任が一体となって指導することにより、児童の集中力が高まり、学習に対して意欲的になるなど学習態度の向上が見られ好ましい結果があらわれたものと捉えている。

■小学校におけるそろばん指導が児童の学習効果を高めることに有効であることが実証されたわけで、今後の教育再生を実現していくためにも、そろばん指導の学校への導入に今まで以上のエネルギーを投じていかなければならない。尼崎市での実験指導が成功したことを、各地の教育行政が真摯に受け止めて、今後に生かしていくことが求められている。

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