No.197 学校支援珠算指導活動の事前打ち合わせ会開催 at O.C.C.I
■ 1月16日、20年度学校支援珠算指導活動の事前打ち合わせ会が開催された。毎年1月中旬に行われているが、今回は約65名の出講予定者が参加した。山根東大阪珠算協会会長が開会のあいさつ、9回目の活動に当り総合的な状況報告を森友日珠連理事長が行った。冊子「たのしいそろばん」「暗算マニュアル」の使い方と内容の説明は澤田全珠連理事が担当した。司会は岡田全珠学連大阪府支部長が務めた。
■つづいて、情報交換・意見交換の展開は森友が担当した。
今後是正すべき点、疑問に思う部分、全員に伝えておきたい事柄、留意すべき点、印象的であった事、今回は特に力点をおきたい部分、独自の使用教材で効果があった事例、学校経営で感じたところ・・・などについて出来る限り多くの参加者に発言を求めた。
■当日の主な意見を列記しておきたい。
①校長先生とは懇談、意見の交換を行うこと ②出講者に若い指導書の参加を呼びかけるべき ③そろばんの既習者と全く知らない生徒の対応を考えておくこと ④全国連合制作のCDを使えば2年生でも学習が可能だと言う教師の意見があった ⑤障害を持つ児童が進んでそろばん学習に取り組んでくれた事例がある ⑥出講指導の前に担任との十分の打ち合わせが必要 ⑦時間、距離、容量などの単位の計算に有効であることを担任が評価 ⑧そろばんが脳の活性化を通じて学習意欲を向上させることを学校側に伝えておきたい ⑨そろばんの簡単な歴史についても伝えたい ⑩つり銭の計算にそろばんが有効であることと、補数の学習に効果的であることを強調したい ⑪学校内の清掃度が学習効果と微妙にリンクしていることに気づいた ⑫指導時の声の強弱に留意すべきである ⑬クラス間に学習効果の差が出ることが多いことに留意 ⑭指導時間をいかに多く確保するかに工夫がいる ⑮筆算とそろばんの計算方法の違いを説明できるようにしておくこと ⑯欠席者のケアーに留意がいる ⑰始業時間の厳守を求めておくこと ⑱授業の最後5分間をいかに締めくくるかを考慮しておくこと ⑲そろばん熟達者の教師を学校内での指導者として活用できないか ⑳弾き初めの法被を着用して教室に入るが効果がある・・・などの意見が出た。他にも、算数の力の弱い子供を事前に教えてもらっておくことも有効、子供たちが達成感を持ったときの表情が感動的、大きな数の歌を活用している、出講時には名札が必要、タイマーを使って指導時間を自己管理している、事前の完璧な打ち合わせが成否を分ける、指導時に複数クラスを合同して指導時間を増加させることも必要・・・などの提案・意見が出された。
■当日は、大阪府教育委員会の主任指導主事松元先生が見学され、冒頭であいさつ、最後に当活動についての感想を述べられた。
今後の当該事業については、府教委サイドと協調できるところから実践していくことで認識を共有した。
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