No.190 守口門真珠算協会創立45周年記念祝賀会 at Moriguchi
■ 12月7日、守口ロイヤルパインズホテルで、守口門真珠算協会創立45周年記念祝賀会が開催された。それに先立ち守口門真商工会館で第37回守口門真珠算選手権大会も開催された。
■祝賀会には、来賓10名、商工会議所からは専務理事以下6名、同協会会員18名が参加した。山田俊彦名誉会長(守口門真商工会議所専務理事)が開会の挨拶をし、来賓を代表して森友 建(日本珠算連盟理事長)が祝辞を述べた。
■全珠連大阪府支部 桜井行雄支部長の発声で乾杯、続いて祝宴に入った。その後、会員の小比賀 泉先生の日本舞踊があり、東大阪珠算協会山根正司会長発声の万歳三唱に続いて、大西信二会長から締めくくりの閉会挨拶が行われた。
■ 冒頭の来賓を代表しての祝辞では、次のような新しい情報を織り込んだ。一つは、11月17日に文部科学省を表敬訪問し、塩谷文部科学大臣と他団体代表者とともに面談したが、その折に大臣からいくつかの発言があり、それらの概要をアナウンスした。
① 小学校1年生にもそろばんを玩具のような形で持たせばいいのではないか。
② 小学生の基礎計算能力が低下していることは憂慮すべきことで、そろばんで梃子入れが出来ないだろうか。
③ 日本は理数教育を目指しているが、計算能力の底上げを早急に図らなければならない。
④ 小学校教員のそろばん指導力を確保しなければならない。
⑤ 学校支援珠算指導活動を一層強力に展開してもらいたい。
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以上のような内容の発言が大臣からあったが、このことは教育行政のなかで珠算の評価が急速に高まってきていることを立証するものである。珠算指導が子供たちの基礎学力向上に効果があり、子供力・人間力の獲得に有効であることが理解されてきたことの証左でもある。
■ また、11月29日に、MBS毎日ラジオの収録を行ったが、対談相手の大月アナからそろばんの魅力とそろばんの力について質問が出た。
① そろばんの魅力は・・・そろばん練習は頭脳の活性化をもたらし、このことが子供たちの情緒を安定させ、自主性を高め、学習意欲を向上させる。即ち、子供たちが自分自身を自分でコントロールできるようになることがそろばんの最大の魅力である。
② そろばんの力・・・そろばん学習は子供たちの人間としての基盤・骨格・根本を形作るが、それがそろばんの力である。
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二つの質問には以上のような回答を示しておいた。
紹介したような事例は、今、珠算教育再評価の機運が高まっていることを示すものであり、今こそ、何としても珠算人の力を結集しなければならない。
大きな集会ではなかったが、珠算に対する情熱をしっかりと持つ人たちの集まりであったので、祝辞の内容には共感を得られたのではと期待している。
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