No.189 大阪商工信用金庫からそろばん52丁の寄贈を受ける at Matuyamachi
■ 12月2日、大阪商工信用金庫本店を訪問し、理事長の片桐 陽氏と面談、職員から集めていただいたそろばん52丁の寄贈を目録でいただいた。
先日来、同金庫CSR推進室主任 林 由以子氏のお骨折りで、15の本支店で使われなくなっていたそろばんを集めていただき、(社)大阪珠算協会に寄贈していただくことになった。
■当初は、同協会と大阪商工会議所の共催事業である「外国人のための珠算講座」での活用を考えていただき、講座にも見学に来ていただいた。
折角集めていただいた貴重なそろばんをもっとも有効に活用させていただくために、講座での使用でなく、今年から始まったモンゴルでのそろばん教育で役立てていただくことを考え、ウランバートルでそろばん指導を始められている山田教授(モンゴル文化教育大学)に相談し、現地の小学校や中学校・大学でのそろばんクラスで活用してもらうことに決めた。
■ 近々にそろばん現物の送付を受けて、モンゴルに転送して、年明けから現地のそろばん学習者に使ってもらうことになる。4月から始まった現地でのそろばん指導は、9月からは指導校が増え、順調に学習者の数を増加させている。日本文化に順応性を示す国民性から、そろばん学習の普及は急速に広まる気配である。
■理事長との面談に先立ち、同金庫理事 山本高久氏とも面談した。同氏はCSR推進室長で林 主任の上司に当たる。地域金融機関の社会的責任を果たすためにはCSR(社会貢献活動)が最も重要な事業であるという観点から、3年前から「大阪商工信金社会福祉賞」を授与している。
地元で社会貢献活動に励むグループを表彰することで、CSRの実をあげようという企画である。山本氏はこの企画責任者であり、同時にOsaka Shoko Shinkin Bank Report 2008(大阪商工信用金庫 ディスクロージャー)の発行作業も統括されている。
■引き続いて理事長と懇談したが、山本室長、林主任も同席した。
片桐理事長は3年間専務理事を務められ、理事長に就任10年目でほぼ理想的な形での信用金庫経営の基盤を固められた。その間、企業利益追求をメインテーマにせず、信用金庫の究極の目的である地元中小企業家の繁栄を実現させることに軸足を置いた経営方針を前面に出し、なおかつ金庫職員の生活安定と職務に対する満足感を体感できるシステム作りに努力を傾注されてきた。
■ミッション+パッション+アクションを標榜して、地道・堅実・安定を合言葉に独自の経営理念を掲げて、職員・取引先の安定した生活と繁栄を確かなものにしていこうという確たる信念が、今日の優良企業体としての信用金庫を育てたのであろう。メジャーな金融機関にはない something great なものが感じられる理事長との懇談であった。
■ウェッブサイトで外国人講座の展開を検索いただいた後、講座の見学、そろばんの本支店からの収集、信金片桐理事長・山本室長との懇談と、スケジューリングに特段の配慮をいただいたCSR推進室主任 林氏に敬意を表し感謝したい。
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