No.179 パプアニューギニアから講座への入門者 in Osaka
■ 10月18日、「外国人のための珠算講座」に80ヶ国目の受講者が入門した。918人目の練習生はパプアニューギニアからの国費留学生エステラ・チェング(ESTELLA CHEUNG)さん(女性)である。
彼女は大阪大学大学院 人間科学科の研究生である。昨年の4月から来年の3月まで研究生として社会学(SOCIOLOGY)の研究に励んでおり、来年4月からはマスターコースに進む予定である。
■ パプアニューギニアは南太平洋に浮かぶ最後の楽園といわれ、人口600万人、世界で2番目に大きいニューギニア島の東半分と600の島々から成り立っていて日本の国土の1.25倍である。首都はポートモレスビー。
■ 大阪大学大学院生のユリアナさん(インドネシア)と奈良先端科学技術大学院大学の院生マリナさん(ブラジル)の紹介で珠算練習生となった。
■ 10月25日には919人目の練習生エリザベス・イシカワ(ELISABETH ISHIKAWA)さんが入門した。
彼女はブラジルからの国費留学生で、大阪大学大学院で1年半の研究生生活を終えて今年10月からマスターコースでの研究をスタートさせた。
■ 所属は大阪大学大学院外国語学科で、専攻は第2言語習得(言語+教育)(Second Language Acquisition)M1である。
同大学院生のユリアナさんと奈良先端大学院生のマリアさんの勧めで入門した。当講座に入る事を決めた理由は、珠算は日本の文化であり、quick thinking(迅速な思考速度)の獲得、珠算練習を通じて友達がたくさん出来ることなどがあげられている。
■ 大学院での研究に打ち込む傍ら、日本の伝統文化である珠算の練習に余暇をつぎ込む彼らの狙いには、特別な計算技術を習得すること以外に、珠算練習に没頭することで雑多な雑音から逃れて集中の世界に入ることで、生活にメリハリをつけることがあるようだ。
参禅することで得られるひと時の安らぎに似た時間であるのかもしれない。
彼らの研究生活が順調に進展するサポートになれば幸いである。
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コメント
人は増えていますね。
投稿: テオドラ | 2008年10月26日 (日) 19時13分