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2008年10月 6日 (月)

No.177 MBS第1日目の収録終える at MBS studio

2 3 6 7 8 9 10月4日2時半から近畿連合企画のMBS特別番組第1日目の収録を行った。ディレクターは坂井氏、アナウンサーは大月主査+西村麻子さんの両氏であった。企画内「茶屋町そろばん学校 開校!」の校長先生としての役割は森友が担当した。

■初日用の対談内容は以下のとおりであった。
①今、なぜそろばんが見直されはじめたのか?
全体としてみると、そろばん学習の教育効果が広く一般に認知され始めたからである。その内容は、⒜ 「読み・書き・そろばん」の力を堅固に構築することが教育の根幹をなすという認識が出来てきた ⒝ ゆとり教育の長期実施(30年間)が基礎学力の急落をもたらし、教育再生の盛り上がりをもたらした ⒞ 有識者・学者・研究者が、江戸時代からの教育を支えてきたそろばん学習の意義と効果をマスメディアでアナウンスし始めた ⒟ 特に、基礎計算力の低下が親の危機感を増幅させた。

10 11 12 13 14 15 ②尼崎市の「計算特区」では小学校の授業でそろばんを取り入れているが、効果は?
算数の学力が予想通り向上している。
算数以外の教科でも成績向上が見られる。その理由は、
⒜ そろばん学習を通じて、集中力が向上してきた ⒝ 勉強に対する興味と意欲が出てきた ⒞ 物事に意欲的に取り組むようになった ⒟ 自信が出来てきた ⒠ 持久力がついてきた などがあげられる。

■③そろばんを学ぶメリットと、脳に与える影響は?
⒜ 指先を早く動かすことや、暗算を行うときのようにそろばんの盤面を一つのイメージとしてとらえることが、感覚をつかさどる右脳の発達を促し、通常のそろばんを使った計算が論理を司る左脳を鍛えることがわかってきた
⒝ 読み・書き・そろばんを行う、コミュニケーションをとる、手や指先を使うことで、脳の司令塔である前頭前野を鍛える効果が出てくる。この部位を鍛えると、思考力・創造力・自制心・自主性・社会性・意欲など(子供力=生きる力)が向上するという実験データが集まってきている。

Photo Photo_2 ④海外でも日本のそろばんを学んでいる人がいるのですか?
⒜ アメリカ・タイ・マレーシア・シンガポール・中国・韓国・台湾・ハンガリーなどの国で注目されている。
⒝ 大阪の「外国人のための珠算講座」が1986年6月に開講されて22年がたつが、すでに79カ国からの917人の外国人がそろばん講座に入門している。
彼らはそろばんを評価して、東洋の高度な異文化である、また特異な計算技術である、と言う。
そろばん学習で彼らが獲得するものベスト3は、暗算力+集中力+チャレンジ となる。

■⑤そろばん教育の未来像は?
これからの日本は科学技術立国を目指すことになる。それを成功させるには、そろばん学習の実践を通じて前頭前野を鍛錬し、計算力・思考力・全体を見渡す力・判断力を高める。それらの力が国際競争力を勝ち抜く一つの鍵になる。

■以上のような内容で対談を終えたが、編集作業を終えて11日にオンエアされる。多くのリスナーが何らかの反応を示すことになるが、珠算人としての指導理念と珠算の持つ有用性の効果的な説明が出来るように準備と精進が求められる。
*写真は兵庫県の杉本聡子さんが撮影したものを使用した。

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