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2008年9月30日 (火)

No.175 外国人講座に新入生(オーストラリア人) in Osaka

001 9月13日の外国人講座にオーストラリア人のHon Boey(ホン・ボエイ)さん(25歳)が入門した。今年の4月に来日しGABAで英語を教えていたが、7月の大阪府教育委員会のALT採用試験に合格し、10月からは西淀川区の中学校でALT(英語助教師)として英語指導に当たる。

■オーストラリアのUniversity of Technology, Sydney:シドニー工科大学を卒業し、グラフィックデザイナーとしてmusic magazine & entertainment の「TV Hits」や「Rolling Stone」などの雑誌社で編集デザインの仕事をしていたが、日本への興味が大きく数年間の日本での活躍を企画して来日となった。

■オーストラリアでは日本語教育が熱心に行われていて、ホンさんも完成度の高い日本語を駆使でき、日本語検定2級の実力を持っている。父親はマレーシア人、母親はシンガポール人であるが本人はオーストラリア人である。祖父は中国人であり、そろばんを日常的に使っていたが、指導を受けるチャンスがなかったことも、今回の入門の理由のひとつとなった。

003 そろばん学習を通じて暗算力が身につけばうれしい・・・というのが狙いの一つでもある。日本文化であり、有益な計算技術でもあるそろばんテクニックをマスターして、日本通の国際人として帰国してもらいたいと願っている。

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2008年9月29日 (月)

No.174 指導者講習会二日目開催される at O.C.C.I

S3img_2267 S3img_2271 S3img_2273 9月28日(社)大阪珠算協会主催指導者講習会第二日目が開催された。第1講座は「外国と日本の算数教育について」:講師は尼崎市立武庫小学校教頭杣 裕之先生、第2講座は「生徒増加につながる塾経営」:講師は敦賀市珠算協会副会長上野雄大先生が担当した。参加者は約200名であった。

021 025 027 今回は、新しい試みとして、第1講座終了とともに「日米間の中継対話」を企画・実践した。法橋先生のアイディアで、オレゴン州のポートランドでそろばん塾を経営している坂林美和子先生とスカイプで結び、ウエッブカメラを作動させて約20分間の対話・・森友副会長 vs 坂林先生・・を行った。

S3img_2274 S3img_2275 S3img_2278 坂林先生は富山県高岡市矢部珠算塾でそろばんを学び、のちアメリカに渡り、現在オレゴン州の州都ポートランドで3人の子供さんと居住しておられる。
オレゴン州はカリフォルニアとワシントン両州にはさまれ太平洋に面していて、広さは日本よりも大きい。

S3img_2280 S3img_2283 S3img_2284 州都のポートランドは、アメリカで一番住みたい場所の筆頭に常にランクされる緑豊かな美しい町である。小麦、毛皮、木材が主な物産であったが、いまやハイテク産業が盛んでシリコンバレーに対してシリコンフォーレストと呼ばれている。全米最大のバラ園があり、City of Roses (バラの都)と呼ばれている。対日輸出の中心港で人口は55万人である。

019 016 023 彼女がそろばんを教え始めて、8年目になり今は約60名の子供たちに指導している。子供たちの国籍はばらばらで約10カ国ぐらいになる。そろばんを学習することで学校での算数科における成績が向上し、勉強に対する取り組みの姿勢にも良い変化が生じていて、周囲から高く評価されている。しかし、55万人の都市で指導者は彼女一人という状況では、孤軍奮闘というしかない。

S3img_2285 S3img_2290 S3img_2292 彼女の持論のひとつは、近い将来そろばんはセカンドSUSHI(寿司)になるに違いないということで、今ひとつは、そろばんは日本の心であり、指から入る日本の心として、そろばん指導を位置づけている、ということである。日本でも、教育の柱としてそろばん指導を位置づけていこうというトレンドが出来上がりつつあるが、世界の教育界の大きなうねりのなかでもそろばん教育重視を位置づけていきたい。
*写真は内田理事が撮影したものが過半である。

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2008年9月27日 (土)

No.173 外国人講座の卒業生 in Osaka

003 9月27日(土)、(社)大阪珠算協会と大阪商工会議所が主催する「外国人のための珠算講座」の受講生二人が卒業していった。一人はブルガリアからの文部科学省国費留学研究者テオドラ・ゴラノバさん(女性)である。彼女はブルガリアの首都ソフィアにあるソフィア大学で2004年に修士課程を終えて、国内の選抜試験を突破し研究者として2004年10月に来日。大阪外国語大学(現大阪大学)で6ヶ月の日本語研修を受け、その後6ヶ月の研究科在籍の後、2005年から奈良先端科学技術大学院大学で研究生活に入った。

■研究テーマは大腸がんの発生メカニズムにおける遺伝子の役割であり、今後の同がん患者の治療や予防に大きくかかわる興味深く重要度の高い内容の研究であった。3年間の研究を終えて、9月30日にめでたく博士号を取得して、10月2日に帰国の途につく。

X 博士号はバイオロジーサイエンス(生物化学)で取得するが、所属していた研究室からは日本での研究続行を強く要望されていたが、ブルガリアに残してきた祖母のことが心配で帰国を決断した。日本で取得したPhDを生かした研究活動が継続できる職場が早く見つかることを願っている。

■2年間近く外国人講座に在籍し、研究活動とそろばんの練習を両立させて準3級に合格した。ソフィアで日本のそろばんを子供たちに指導する夢を持っており、2年前に帰国したスタニスラバさん(同国の女性国費留学生・・講座で3級まで習得)と共同してのそろばん指導が楽しみである。

004_2 彼女の母国でのそろばん指導を側面からサポートするために、彼女の親友であるShibaさんも講座でそろばんを学習していたが、過日の検定試験で4級に合格した。彼も10月2日に日本を離れ英国のケンブリッジ大学の大学院に留学し、4年間でニューロサイエンス(脳神経科学)を研究して博士号の取得を図る。京都府立大学からカナダのランガラ大学に留学し、帰国後大阪大学に編入・卒業し今回の英国留学につなげた学徒である。

046 生物化学者と脳神経科学者がパートナーを組み、日本で習得したそろばん技術とどのようなつながりを紡いでいくのか興味深い。彼女と彼の大きな成功を祈りたい。

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2008年9月21日 (日)

No.172 USEN のスタッフと懇談 at Bentencho

Img 9月17日、株式会社USEN のコンテンツ事業本部マネージャー江崎氏とリーダー鈴木氏にお会いし懇談した。(社)大阪珠算協会からは森友副会長と志賀常務理事が出席した。

■株式会社USENは国内シェア80%の国内最大手の有線放送企業である。最近では、無料放送のGYAO・・パソコンテレビ・・・の放送展開、インテリジェンス・・人材派遣事業、プロバイダー事業などを展開している。
本企業と大珠協のお付き合いはずいぶん長く、特に協会会員の先生方が吹き込んだ読上算をチャンネルに入れて長期にわたり放送してくれている。これらのコンテンツは珠算塾での活用や個人が自宅で練習材料にするケースが多い。

■今までの読上算の吹き込みとそれらをチャンネルにのせて有線で放送するという関係を、今一度検証して、両者が共同して企画・実現させることが出来る新しい分野があるのではないかということを話し合った。
いわゆる両者の間でどのようなコラボレーションが可能かということである。

■珠算の教育的効果が高く評価される時代の流れが出来てきたが、今なぜ珠算なのかについての説明がいまだ不十分であり、今後どのような媒体を使って、珠算の教育的意義を世間にアピールしていくかが珠算界にとっては課題である。
一方、情報伝達の有効な手段としてのメディア事業を展開するUSENが持つ技術集団のテクを、有効活用させてもらうこともまたわれわれの課題のひとつかもしれない。

Img_2  懇談の中でユニークな情報を得た。今、学校(特に中学校)で有線放送を導入する動きが急速に広がりつつあるというニュースである。
和歌山市立紀之川中学校では、2007.1月から有線放送の導入を決め、授業時間以外にBGMを流し始めた。登校時、休み時間、清掃時、下校時などの状況に応じた選曲を行って、クラシック、ジャズ、ピアノ曲、J-POP、行進曲などがラインナップされている。

■生徒たちのストレスを和らげ、集中力を高める効果が見られ、心の癒しに高い効果が期待出来るということだ。紀之川中学校に続いて、現在は和歌山市内18校の内8校で導入され、大阪市内の中学校や周辺市域の中学校でも採用が進んでいる。
有線放送のパイオニアエリアは、公共機関・学校・農業ということであるが、心の平静を取り戻すのに効果があるモーツアルトの曲がどこでも聞けるような状況が出来てくるかもしれない。

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No.171 総会時の理事長挨拶 in Tokyo

015 016 018_2 020 023 026_2 総会の開催にあたり日本商工会議所 宮城常務理事が挨拶を行い、続いて日本珠算連盟 森友理事長が開会のスピーチをおこなった。
その内容は、
Ⅰ 参会者と日商宮城常務理事の出席への謝辞、前篠原常務理事への感謝の意表明
Ⅱ 現況報告・・① 珠算教育界全般の状況=珠算教育の効果を評価し、教育の中で珠算指導を強化すべきとする時代の流れが出来上がった。教育界でも、珠算学習を通じて基礎学力の構築、子供力の向上、人間力の確保を図るべきであると考え始めた。来年からの3・4年生複数学年での珠算指導が新学習指導要領の告示で明らかになった。
② これらの状況変化の要因は、8年間の学校支援活動の実施+5年間の尼崎市計算特区実験指導の順調な展開と推移+近畿に代表される10年間にわたるPR活動の展開+30年間に及ぶゆとり教育の長期実施が基礎学力急落を生み、教育再生の盛り上がりを生み出した+基礎計算能力の低下が親の危機感を増幅させた。
③ 日本珠算連盟の検定試験受験者数の推移・・18年度から増加に転じ、3.8% ➪ 19年度は2.8% ➪ 20年度8月末時点で5.3%の対前年度比増加を実現
④ 日本珠算連盟の組織運営の現況・・・
*正副理事長会、理事長、専務理事の事務分掌を明確化して、組織機能の充実を図る
*有識者懇談会の研究成果をリーフレットにまとめ、研究成果を公表する
*後継者の養成を目指して講習会を継続実施する
*全国ネットのPR事業を継続展開する
*現職教員の珠算指導力強化を目指して研修を実施する
*日本商工会議所との連携強化を目指す
*日本数学協会との関係強化を目指して活動を強化する
*アバカスクラブの活動を全面支援する
*日珠連の積極的運営の実態を日本珠算で速報するコラムを設置した
*ブロック懇談会でのリクエストを検証し運営に反映させる


Ⅲ 19年度決算の概要・・・対予算比では、約3000万円の業績向上を実現できた。
Ⅳ 19年度の事業運営活動のポイント・・・先行投資、積極経営、広報活動、ITシステム強化、研究活動、対外交流、現職教員対策、指導者の養成、PR活動、連合対応に重点をおいて活動した ➪ 先行投資・再生産・資金の有効活用を目指した。
Ⅴ 今後の課題・・・事務局体制の強化+収益の会員への還元に工夫が必要+会員各位との意思の疎通を強化(日本珠算+HP+ブロック懇談会+合同部会の総合活用)。

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No.170 日本珠算連盟の通常総会・代表理事会が開催される in Tokyo

030 031 032 033 035 036 9月20日、虎ノ門パストラル新館6階「アジュール」で、午後1時から、日本珠算連盟の第19回通常総会、第13回代表理事会が開催され全国の各地代表者80余名が参加した。総会に先立ち、午前中に正副理事長会と顧問会議が行われた。

■本総会の議案は、平成19年度事業活動報告(案)、同年度収支決算(案)、平成20年度一般会計収支予算の補正(案)、その他諸規約の制定、一部改正などであった。
議案審議の後、諸表彰が行われ、続いて諸報告が行われた。
議事、報告、質疑ともにきわめて建設的かつ積極的な議論が交わされ、充実した総会であった。

038 039 041 042 051 052 総会終了後は、懇親会が行われ、総会からははみ出てしまった意見交換、情報交換が行われていた。全国各地での多彩な催し、各単位連盟の実情・課題などについての活発な交流・交歓が交わされ、有意義な時間を共有できた。

■7月に、日本商工会議所の人事異動があり、常務理事が篠原氏から宮城氏にバトンが引き継がれ、また、本人事に先立ち事務局長も、中島氏から坪田氏に交代した。
今次人事異動後初の日本珠算連盟の総会、代表理事会の開催であったので、宮城常務理事に出席を求めたところ快諾を頂き、冒頭のご挨拶を頂戴できた。
日本珠算連盟の組織、活動、財政、経営方針などについて既に深く理解をいただいており、就任後初のご挨拶としては異例ともいえる、今後の重点課題ならびに現在の状況を分析して、日本珠算連盟発展の要諦をテーマにしてスピーチしていただけた。
現況、今後の課題の核心を鋭く突いた話の内容には参加者の多くが感動を覚えたはずである。

055 058 060 懇親会においても、お開き近くまで歓談に加わっていただき、各地代表者との意見交換に時間を費やしていただいた。
日本商工会議所との連携強化を経営理念の中心におく現執行部としては、日本珠算連盟の一大飛躍を目指すうえで、強力な援軍を得た思いである。日珠連と日商の間をつなぐパイプを常に双方の情報が行き来し、かつ両者のつながりをより強固にしていく基本姿勢に修正を必要としない ことを確認した。

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