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2008年8月10日 (日)

No.166 第2回珠算指導者養成講習会開催される at Tokou Hotel

Photo Photo_2 8月9日(土)、第2回日本珠算連盟珠算指導者養成講習会が開講式をおこなった。本講習会は2泊3日の日程で大阪市内の東興ホテルで開催された。第1回目は昨年東京で開催され14名の参加者であった。今回は近畿を中心に30名からの申し込みを受け全員が出席した。

Photo_6 Photo_7 珠算指導者が高齢化し、近い将来珠算指導者の数が激減し、珠算教育に大きな支障が生じることが予想されている。本イベントはこの課題を解決するための方策として、将来珠算指導に携ってみたいという人たちを募って、珠算指導者としての基本的な技術指導、塾経営のあり方などを講習するために企画されたものである。

Photo_5 初日のスケジュールはオリエンテーションの後、理事長からの開講挨拶、参加者・関係者の紹介、続いて、「珠算教育と珠算界の周辺」というテーマで森友理事長が講演した。中山専務理事からは日本珠算連盟の事業紹介が行われた。次に、参加者全員で情報交換会を行ったあと、夕食懇親会が開かれた。

■二日目は、フラッシュ暗算実技、塾経営、基礎指導法が講義され、3日目は読み上げ技術、誤算発見法、暗算指導法が講座としてラインアップされている。講義が終了した後修了式が行われ理事長から終了証書・単位修得認定書が授与され、閉講の挨拶で幕を閉じることになる。

Imgp0365 Photo_5 Photo_7 Photo_6 Imgp0362 Imgp0371 参加者全員から本講座受講の動機が聞けたが、次のような内容であった。① 将来高齢者に珠算指導を行っていきたい ② 自閉症などのハンディを背負った子どもたちに珠算指導を行いたい ③ 珠算を指導してもらった恩師からの勧めで受講した ④自分が珠算練習で学んだことを次代を背負う子どもたちに伝えていきたい ⑤ 子育てが終わり、何か世の中のためになりたくて珠算指導を目指している ⑥ 金融機関で長年勤めたが機械類にうんざりして、長年練習した珠算指導に方向を転換した ⑦ 学習塾を経営する中で、算数・数学に効果を及ぼす珠算指導のあり方を模索したい ⑧ 珠算指導助手を務めているが、低学年の生徒に対する指導法を考え直したい ⑨ 長年の珠算練習から会得した something special なものを子どもたちに伝えたい ⑩ 正しい珠算指導のあり方を整理してみたい・・・などの声が聞けた。

88810005_8 88810013_8 Photo 韓国のソウルから本講座を受講するためにわざわざ来日した李 英姫(い よんひ)さんは、広島市生まれ日本育ちの韓国国籍在日三世。5歳から日本で珠算を学び、現在はソウルの建国大学で日本語教育学を専攻する3回生である。10年間、韓国語を韓国で学び日本語と韓国語のバイリンガルである。卒業後は、広島に戻り韓国語・日本語・珠算を指導する国際塾の創設を夢見ている。

88810019_8 88810021_8 PhotoPhoto_8  Photo_2 Photo_4  参加者のバックグラウンド、キャリアは個々まちまちであり、唯一珠算指導というワンワードを共有しながらの3日間の共同生活であるが、お世話をする側の先生方もいろんな意味で学ぶことの多い企画である。参加者の立派な珠算指導者になりたいという熱意がかなえられる日が早く来ることを祈りたい。
*写真は事務局スタッフが撮影したものを掲載した。

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コメント

皆さん!お疲れ様でした。クリアな夢を持つことが成功の近道だと理事長がおっしゃっていました。友達が沢山できて楽しかったです。そして,来年の暗算コンクールではランキング狙いますよ。ソウルで隠れ練習しますね(はあと)ありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!

投稿: レオン | 2008年8月12日 (火) 13時38分

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