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2008年8月 3日 (日)

No.164 洛南高校が付属小学校開設を決める in Kyoto

057 058 059 060 061 062 洛南高校・中学を運営する学校法人真言宗京都学園(京都市伏見区)が早ければ2012年4月にも付属小学校を開設することが明らかになった。進学校として名を売る同校が小・中・高の12年間一貫教育に乗り出すことで児童の獲得競争にも影響が出そう。

■開校地は京都市南区と向日市寺戸町で、キリンビール京都工場跡地の約19000平方メートル。用地の北側にはJR東海道線の新駅「桂川駅」が10月に開業する。基本構想では、一学級40人の共学で一学年3学級。全校生徒数は720人規模となる。同高校柴垣校長は「礼儀や行儀作法を主体とし、人のため、世のためになる人材を育てたい。読み、書き、そろばんなど基礎学力も徹底する」という。

■すでに同志社、立命館が2006年に付属小学校を京都市内に開校していて、私立小学校の生徒獲得競争が激化しそう。しかし、基礎学力の低下傾向が止まらない公立小学校での教育建て直しに今しばらくは時間がかかる現状では、私立小学校への入学希望者の増加傾向は止まらないのではないか。

■特に、立命館小学校では基礎学力確保に軸足を移して、そろばんの導入を行って効果を挙げている。今回発表の洛南小学校でも、先発私立小学校に習って算数科の学力確保の手段としてそろばんの導入を企画していることは注目したい。また、人間作りに力点を置く基本計画にも興味がわく。

■日本人が持ち続けてきた人間としての高いクオリティーが急速に低下している現在、人の基本の部分をしっかり構築するというグランドデザインには共鳴したい。京都には宗教団体が経営母体となっている学校は多く、今回も真言宗が経営母体であり、今の世の乱れをどう正常化させるかについては、宗教団体が本気で事の重大さを認識して、解決にもっと力を注ぐ流れが出来上がってくることを期待したい。

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