No.163 紺野美沙子さんの著作『ラララ親善大使』発刊 in Japan
■ 8月2日、月例の(社)大阪珠算協会ブロック長会が開かれた。席上、Aブロック長 上杉宗俊先生から女優 紺野美沙子さんが5月に発刊した著書『ラララ親善大使』が紹介された。
■紺野さんは1980年NHK連続テレビ小説「虹を織る」に主演。その後、テレビ・映画・舞台に活躍する傍ら、エッセイ「空飛ぶホタテ」を著し日本文芸大賞女流文学賞を受賞された(1995年)。1998年には、国連開発計画(UNDP)親善大使に任命され国際協力の分野でも活動を続けている。
■紺野さんは、親善大使に任命されてから7つの開発途上国と地域を訪問している。親善大使の役割は、世界の国々の3分の2を占める開発途上国でのUNDPの活動を知ってもらうことと身近に感じてもらうことである。
■紺野さんのほか、ブラジルのサッカー選手ロナウドさん、フランスのサッカー選手ジダンさん、ノルウエー王国のホーコン皇太子、コートジボワールのサッカー選手ドログバさん、ロシアのテニス選手シャラポアさんの計6人がUNDP(国連開発計画)の親善大使を務めている。
■アジアで唯一のUNDP親善大使である紺野さんは、開発途上国を訪問し真の豊かさと貧しさを身をもって体験し、平和で豊かな日本の現状を改めて実感しながら、同時に世界中に貧困に苦しんでいるたくさんの子供たちがいることを知った。
■紺野さんは、自分以外の第三者に関心を持つこと、思いやりの気持ちを持つことが大切であり、国と国との助け合い、支え合いが今こそ急がれると読み手に語りかけてくる。
読みやすい内容と編集の巧著であり、読後は平和のために何か自分にできることから始めていきたいと思わせる。ここで、紺野さんの著作の狙いと読者の気持ちがうまくクロスする。
■上杉先生のご長男上杉宗一氏は東大阪市で上杉鍼灸・整骨院を開業されているが、紺野さんとは友人の間柄であることが今回の著作紹介につながった。
世界に広がるそろばんを目指す珠算人としては、この著作を読むことで紺野さんの親善大使の役割を少しでもサポートできれば幸いである。
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