No.162 平成20年度珠算指導者講習会開催される at O.C.C.I
■ 7月27日、(社)大阪珠算協会主催の珠算指導者講習会が開催された。近畿一円、東海、北陸、関東、四国から269名の参加申し込みを受けての開催である。前後3回にわたる6こまのラインナップであるが、初日の参加者数は220名であった。
■単一の珠算団体が主催する講習会では、今回の参加者数は記録的な数字であり、企画に当たった教養委員会のスタッフ一同の創意と工夫が生かされた結果だと思われる。受け入れ態勢を十分に整えて広報したことが成功した一因である。もちろん、6こまの講座設定にウエイトをかけて調整したことも大きな要因であった。
■ 第2講座「上手くさせるための初歩指導」(金本和祐)、第4講座「生徒増加につながる塾経営」(上野雄大)、第6講座「元気が一番」(高柳和之)の3コマが塾経営をテーマにし、第1講座「特区による塾への相乗効果について」(藤本和彦)、第3講座「外国と日本の算数教育について」(杣 裕之)の2コマは一般常識をカバー、第5講座「作問の仕方and検定攻略法」(馬場正義)は専門技術向上を表題にしたラインアップは、参加申込者のニーズを優先させたものであり、記録的な参加者数につながった。
■第1講座は尼崎市の特区がテーマであったが、4年間のそろばん指導実施が教育現場でどのような変化を生み出したのか、また指導効果の測定でどのような評価が生まれてきたのか、珠算界から見たときの特区展開の成果は・・などについての報告であり、今後の特区展開を考えるときに貴重な判断材料になりそうである。
■珠算教育の評価が年々高まる中で、指導者が真剣に自己研鑽に励み指導者としてのクオリティーを高めていこうという意識が鮮明になってきたことはうれしいことである。
*後段の写真は内田理事撮影の画像である。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント