No.161 柳ケ瀬通で「古そろばん展」 in Gifu city
■ 8月20日に岐阜市で行われた日本珠算連盟主催の十七代珠算名人位決定戦にあわせて、「古そろばん展」が岐阜市柳ケ瀬通のギャラリーフローレンス21で18日に始まった。期間は22日まで。展示品は名古屋市の早川博之氏と加茂郡川辺町の佐伯 矩氏の所有する約90点。
■海外の珍しいそろばんから国内の江戸期のものまでいろんな形、用途のものが展示されている。素材も多岐にわたり、形も意外なものまで目を楽しませてくれるものばかりである。そろばんが持つ長い歴史といかに多くの人たちに愛されてきたかが容易に推測される仕組みになっている。
■この展示会を仕掛けられたのは、今回の岐阜市での名人戦開催を当初から取り仕切ってこられた岐阜県珠算振興会連合会理事長浅野 寿先生である。たくさんの一般人に名人戦を見に来てもらうことを期待しての展示会開催であった。
■ 浅野先生は岐阜市シルバー人材センター理事長を務めておられ、今回の名人戦の賞状筆耕も同シルバー人材センターの支援でカバーされた。
何もかも珠算人でという考えから一歩進んだ新しい企画のあり方を示しているように思える。
■上記展示場の近くには、同人材センターのアンテナショップ兼サロンがあり、シルバー人材センターのメンバーが製作した小物類や作品が展示即売されている。また、一部スペースがギャラリーとして書道や写真などの展示スペースとして使われている。
今回も、浅野先生の写真展が行われていた。京都西芳寺(苔寺)の梅雨と苔がテーマの写真が十数点展覧できる。雨と光と苔の見事なハーモニーがレンズを通して表現されている。信長の金華山上岐阜城(稲葉城)、長良川鵜飼、秀吉・家康の長期間の居住地などとともに、岐阜市を楽しむ素材は少なくなかった。
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