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2008年6月21日 (土)

No.157 「学力を伸ばす~その工夫の最前線」読売・学力シンポジューム at O.C.C.I

098 102 103 6月21日13時から大阪商工会議所国際会議ホールで、第12回読売・学力シンポジューム「学力を伸ばす~その工夫の最前線」が開かれた。第1部は基調講演「21世紀における基礎学力の意味」を和田秀樹氏(精神科医)が行った。
次いで、第2部大阪府教育委員会による「出前モデル授業」の上映とその解説を藤村裕爾氏(大阪府教育委員会小中学校課長)が担当した。
第3部は「今後の授業改善の意味について」というタイトルで成山治彦氏(大阪教育大学理事・元大阪教育委員会教育監)が講演し、続いてミニシンポジュームが行われた。

■ミニシンポジュームはパネリストに佐々木春美氏(吹田市立岸辺第二小学校校長)と信田清志氏(大阪府教育委員会指導主事)を配し、成山治彦氏がコーディネートした。

Img 毎年春・秋に行われる読売・学力シンポジュームは人気が高く、今回も約800名の申し込みがあり約600名が参加した。
第1部の和田秀樹氏の講演が強い印象を与える内容であった。最近の脳トレブームに見られるように、脳のハードを研究する領域(川島隆太教授+茂木健一郎教授など)が世間の大きな関心を集めているが、実は脳のソフトを研究対象にする領域(和田秀樹氏など)にもっと注意を払うべきだとする彼の論旨は説得力がある。

■高度情報化社会のいま、知識が社会の中心的資源となり、いわゆる知識社会に移行しつつある。頭のいい人というのは問題解決能力を備えている人であり、知識を用いて推論できる人であるとし、知識がなければ情報は生かすことができないという論理は納得できる。
詰め込み教育は決して悪くはなくて、知識を使う、知識を疑う教育の欠如が日本の教育を悪くしたと説き、戦略思考・方略志向を身に付けることで勉強の効率を高めることができると締めくくった。

■昨年明らかになった全国一斉テストの都道府県別成績で、大阪府が小中学生共に全国で45番目にランクされたことで、大阪府教育委員会ではいかに学力を早期に向上させるかが喫緊の課題となっている。
第2部以下でその具体的な取り組みについて報告やら解説・提案がなされていたが、短時間で特効薬を処方できるほど問題は簡単でないことが浮き彫りになった感がする。
うんと息の長い取り組みが必要であることが明らかになった。

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