No.153 近畿連合総会 特別講演 at Bentencho
■ 5月18日ベイタワーホテル大阪で20年度近畿連合総会が開かれた。日珠連の各団体から91名、全珠連各団体から40名、全珠学連各団体から16名が参加した。賛助会員4団体から5名の代表者も参加した。来賓・講師2名を合わせて計154名であった。
■近畿2府4県の3団体所属各団体が構成員であり、約1330名の珠算指導者で構成されている。主たる事業は近畿一円のPR展開事業である。毎年各人1万円の拠出金をベースに年間1000万円前後の予算で珠算教育振興のための広報活動を10年間展開してきた。この成果は、近畿エリアの各種検定試験受験者数の増加に顕著に現れており、PR事業の重要性が改めて認識されている。
■ 3時からの総会を終えて4時から5時半まで研修イベントを行った。今回は、兵庫県小野市立小野中学校校長 服部公一先生をお招きして、「小野市における小学校教育の取り組み方」のタイトルで講演いただいた。
講演後参会者との間で一問一答形式で質疑を行った。
■服部先生は小野市教育委員会で数年にわたる教育行政の中核として活躍されたキャリアを持っておられる方で、近年の小野市における教育再生の活動を全面的に取り仕切ってこられた。地域に密着した形で教育の成果をいかにして高めていくのかを企画・実践し、目覚しい成果を獲得されている。
■小野市人口5万人の総力を結集して教育建て直しを図られてきた果実が、期待を上回るほど大きくなり各地からの注目を集めている。その活動のコンセプトとなったのが“脳科学とそろばん教育”であった。東北大学の川島隆太教授の指導を受けられて、そろばんの産地であるという伝統と文化を下地にしてユニークな教育実践を行い目を見張るような教育水準の向上を実現した。
■オンリーワン教育を標榜し、確かな学力・豊かな心・あたたかな家庭・健やかな身体の確保を実現しつつある。このような教育ルネッサンス運動を成功させた立案者・実践者である服部先生の体験談をプレゼンと資料を通してお聞きできたことは、今後の珠算教育を推進していく上で大いに役立つことと期待している。
*写真は内田理事の撮影したものを使用した。
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