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2008年3月23日 (日)

No.136 日本珠算連盟 第2回有識者懇談会総会が開催される in Tokyo

Imgp0247 Imgp0254 Imgp0256 Imgp0257 Imgp0258 Imgp0259 Imgp0261 Imgp0265 Imgp0266 3月21日虎ノ門パストラルで、日本珠算連盟の有識者懇談会第2回総会が開催された。20名の有識者、日本商工会議所スタッフ3名、事務局スタッフ3名、オブザーバー3名の29名が参加した。

■12時30分から、川島隆太教授(座長)、深江茂樹元教授(副座長)、太田敏幸第1分科会主査、森友 建日珠連副理事長、中山 洋日珠連専務理事が事前の打ち合わせ会を行い、2時から本会に入った。

Img 本総会の協議内容は、昨年3月の初回総会後に編成された三つの分科会が1年間行ってきた研究活動の成果を纏めたレポートの内容につき、それぞれの主査が概要発表を行い、続いて分科会メンバーが詳細についての報告を行うことであった。

■研究結果の報告を受けて、質疑応答を行い、続いて今後の活動の展開について意見を交換した。特に、今回の研究結果をどのように整理し、且つ補強を行い、結論を導き出していくのかに論点を絞り議論を行った。

■今後の活動の展開については以下の通りに意見をまとめた。
①第3回総会は、20年10月下旬に開催する。

 それまでの半年間に、今回の研究結果の中間報告を整理編集してレポート集を編纂する。合わせて、分かりやすい内容のリーフレットを作成する。なお、これらの作業は小委員会を編成し作成に当たる。
各分科会のメンバーは、小委員会からのリクエストを受けて、研究の補強を適宜行って研究成果のクオリティを高めていく。
②第3回総会時には、来春の結論発表を目指して、研究レポートのストーリー化を行い、研究内容を集約した冊子の原案と最終版のリーフレットのモデルを提示し、議論の材料とする。
③第4回総会は、21年の2月か3月に開催し、2年間の研究結果をまとめた冊子とリーフレット(8ページ立て)の提示を行った上で、これらの活用法について議論を交わすことになる。

Img_0001 日本珠算連盟の有識者懇談会は、別紙の構成員一覧の通り異色のメンバーで構成されていて、各種議論は独特な盛り上がりを見せる。各界で活躍中の若いメンバーからは極めてユニークなアイディアが発案されてくるし、作家のメンバーからも斬新な意見が出て、今後の研究結果の編集作業の結果が大いに待たれるところである。

■特に、川島教授の研究については、珠算を行っているときの背外側前頭前野の活動を、脳機能イメージング装置を用いて計測・評価を行うことであるが、目下のところ見取り算を行っている間の当該脳機能が活性化することが分かった。
即ち、背外側前頭前野は、視覚情報をもとに、指を動かしそろばんを操作するときにのみ、強く活性化するという結論が得られている。
今後もっと研究が進めばそろばん学習の意外な効果も立証されてくるかもしれない。
*挿入した写真は事務局高梨氏が撮影したものである。

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