« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »

2008年3月31日 (月)

No.139 近畿連合の20年度PR活動概要が決まる at Bentencho

Img 3月30日(日)弁天町で近畿連合の10人委員会が開催され、続いて拡大委員会が開かれた。日珠連・全珠連・全珠学連の近畿2府4県からの各地代表者が参加した。

■今次会合の主要議題は、20年度下半期のPR活動概要を決定することと、5月に予定されている年次総会イベントの内容決定であった。
なお、会合にはPR取り扱い業者の(株)新通、賛助会員(株)ダイイチ社長宮永氏、同(株)雲州堂社長日野氏も参加した。

Img_0001 20年度前半のPR活動は、4月~9月まで朝日テレビ人気報道情報番組「ムーブ!」での、週1回(木)夕刻5時過ぎに30秒CMを放映するという内容である。番組を高須クリニックと共同して提供する形を取るものである。
4・5月には15秒のCM2種類を積み重ねての放映、6・7月は30秒新作CMを放映する。8・9月は4・5月のものを繰り返して使用する。合わせて26本のCM放映である。

Img_0002 10月~3月までの6ヶ月は、MBS毎日ラジオを媒体とする、「番組制作&レギュラースポット連動企画」を採用した。内容は下記の通りである。
①珠算番組の制作放送企画12回・・10分間のそろばん番組を制作。先生・生徒・保護者などが参加する事前録音形式。1月~3月中旬・・放送曜日時間固定・・・計120分間の放送
②レギュラースポット20秒×128本
③「日曜出勤生ラジオ」内出前中継×2回
④「ありがとう浜村淳です」内、プレゼントパブリシティ5日間

■①~④までのそれぞれの詳細についてはこれから詰めていくことになるが、19年度に試みたラジオをベースにしたバラエティのある放送形態を活用するスタイルが成功を収めたので、今回もこれに倣った路線を採用した。たくさんの先生方、生徒・保護者が直接参加して、珠算教育の効用をアピールすることになる。

■23年度からは、3・4年生で珠算が算数科で指導されることが決まった今、従来以上の内容の濃いPR展開が必要であり、珠算人の珠算教育強化についての意識を1つに纏め上げる作業も合わせて行わねばならない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月23日 (日)

No.138 日本珠算連盟 第9回臨時総会開催される in Tokyo

Imgp0267 Imgp0268 Imgp0269 Imgp0275 Imgp0280 Imgp0288 3月22日(土)午後1時30分から、東京フォーラム4階で日本珠算連盟 第9回臨時総会(兼第12回代表理事会)が開催された。約90名の全国各地の代表者が参加した。

■本総会は予算審議と改選に伴う理事長選出選挙がメインテーマである。
日本商工会議所からは篠原常務理事、小野部長、立松部長、岩間課長が出席した。

■協議事項の主なものは、
①平成20年度事業活動計画(案)について
②平成20年度収支予算(案)について
③メディアを活用したそろばんPR事業について
④5種表彰規定の制定(案)について
⑤平成20・21年度における日本珠算連盟体制について
 *副理事長・ブロック代表常任理事の選任(案)について
 *監事の選任(案)について
 *部長(理事)・委員長の選任(案)、部会・委員会の編成(案)について
 *特別顧問・顧問・参与の委嘱について
⑥理事長および副理事長の解任について
⑦理事長の選任について
などであった。

■新しいPR事業を組み込んだ積極的な事業展開を柱とし、各部会・委員会活動についても積極的展開を目指す攻撃型の事業計画となった。それに伴って、予算編成も構成員のさらなる発展を願っての組み立てを行った。平成20年度予算案作成にあたっては、現在まで長期に亘り財産を蓄積してきたが、この蓄積財産の一部を積極的に活用し、もてる財源の再生産への投入という新しい経営方針を確立した。

■今までの構成員の努力の結晶である積み立て正味財産を死蔵するのではなくて、時流に乗って更なる発展を目指しての積極的活用を志向する考え方である。再生産を行いさらに剰余金を積み立てて、経営基盤を強化していこうというのが基本構想である。

249 理事長選挙の結果、森友 建理事長(近畿)、森田悦男(関東)・佐藤吉直(東北)・松江 茂(九州)・鈴木幸雄(東海)の各副理事長が選出されて、新しい布陣の日本珠算連盟経営陣が決まった。今後は、中期・長期の展望をしっかり行い、行うべき事業計画をプライオリティ順に果敢に実行していくことになる。ただ、日本珠算連盟の経営理念を今一度鮮明にして、過ちなき運営を期していくのは勿論である。最澄の「忘己利他」を指針としたい。
*挿入した写真は事務局高梨氏が撮影したものである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

No.137 大阪日日新聞が21日付け朝刊10ページ全紙にそろばん熱復活の記事を掲載 in Osaka

242 3月21日(金曜)付け「大阪日日新聞」(朝刊)の第10ページの全紙を使って、大阪の“そろばん熱復活”と言うタイトルの取材記事が掲載された。本ブログNo.133に報告したように、過日「外国人のための珠算講座」の授業を報道部大山勝男記者が取材したが、その取材内容をベースにして書かれた取材報告記事である。

■3月22日に発行された姉妹紙「週刊大阪日日新聞」(Weekly Osaka Nichinichi)Vol.115の第2面にも大きく当該記事が掲載されている。
同じ記事が同時に二つの新聞に掲載され、その上全紙一面に記事を掲載されたことは初めての経験である。

185 186 187 “背景に学力不足”、“IT化にもまれ2004年が底”、“脳トレの元祖、そろばん復権”、“そろばんの国際化にも貢献”、“脳トレブーム”などのサブタイトルを配して、今そろばん教育が学校でも学力向上の切り札として見直されてきたことや、脳の活性化にそろばんが役立つことをテーマに記事は構成されている。

■新学期を控えたこの時期に、そろばんの効用やそろばん学習の必要性を各種のデータを使いながら解説していく記事が出たことは、珠算教育強化を目指す珠算界にとっては有難いことであった。特に、学力の低下が顕著に現れている大阪府下の小中学校の関係者の関心を呼ぶ内容でもある。

■2月15日に文部科学省から公表された次期学習指導要領案のなかで明らかにされた、3・4年生でそろばんを指導するとした「算数科の特記事項」が話題を呼んでいるタイミングであるから、世間に対する説明・アピールの材料として活用してもらいたい。

■日本珠算連盟の有識者懇談会でも、そろばん学習の脳の活性化に与える好影響が報告されており、これからの基礎学力向上の命題の解決に、そろばんが役立ってもらいたいと願うと共に、そろばん学習の効用と必要性のアナウンスメントに最大のエネルギーを投入しなければいけない。
そのような意味で、同新聞報道部大山勝男記者に心からの感謝の意を表したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

No.136 日本珠算連盟 第2回有識者懇談会総会が開催される in Tokyo

Imgp0247 Imgp0254 Imgp0256 Imgp0257 Imgp0258 Imgp0259 Imgp0261 Imgp0265 Imgp0266 3月21日虎ノ門パストラルで、日本珠算連盟の有識者懇談会第2回総会が開催された。20名の有識者、日本商工会議所スタッフ3名、事務局スタッフ3名、オブザーバー3名の29名が参加した。

■12時30分から、川島隆太教授(座長)、深江茂樹元教授(副座長)、太田敏幸第1分科会主査、森友 建日珠連副理事長、中山 洋日珠連専務理事が事前の打ち合わせ会を行い、2時から本会に入った。

Img 本総会の協議内容は、昨年3月の初回総会後に編成された三つの分科会が1年間行ってきた研究活動の成果を纏めたレポートの内容につき、それぞれの主査が概要発表を行い、続いて分科会メンバーが詳細についての報告を行うことであった。

■研究結果の報告を受けて、質疑応答を行い、続いて今後の活動の展開について意見を交換した。特に、今回の研究結果をどのように整理し、且つ補強を行い、結論を導き出していくのかに論点を絞り議論を行った。

■今後の活動の展開については以下の通りに意見をまとめた。
①第3回総会は、20年10月下旬に開催する。

 それまでの半年間に、今回の研究結果の中間報告を整理編集してレポート集を編纂する。合わせて、分かりやすい内容のリーフレットを作成する。なお、これらの作業は小委員会を編成し作成に当たる。
各分科会のメンバーは、小委員会からのリクエストを受けて、研究の補強を適宜行って研究成果のクオリティを高めていく。
②第3回総会時には、来春の結論発表を目指して、研究レポートのストーリー化を行い、研究内容を集約した冊子の原案と最終版のリーフレットのモデルを提示し、議論の材料とする。
③第4回総会は、21年の2月か3月に開催し、2年間の研究結果をまとめた冊子とリーフレット(8ページ立て)の提示を行った上で、これらの活用法について議論を交わすことになる。

Img_0001 日本珠算連盟の有識者懇談会は、別紙の構成員一覧の通り異色のメンバーで構成されていて、各種議論は独特な盛り上がりを見せる。各界で活躍中の若いメンバーからは極めてユニークなアイディアが発案されてくるし、作家のメンバーからも斬新な意見が出て、今後の研究結果の編集作業の結果が大いに待たれるところである。

■特に、川島教授の研究については、珠算を行っているときの背外側前頭前野の活動を、脳機能イメージング装置を用いて計測・評価を行うことであるが、目下のところ見取り算を行っている間の当該脳機能が活性化することが分かった。
即ち、背外側前頭前野は、視覚情報をもとに、指を動かしそろばんを操作するときにのみ、強く活性化するという結論が得られている。
今後もっと研究が進めばそろばん学習の意外な効果も立証されてくるかもしれない。
*挿入した写真は事務局高梨氏が撮影したものである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月16日 (日)

No.135 (社)大阪珠算協会通常総会が開催される at O.C.C.I

Img 3月15日午後2時から(社)大阪珠算協会の平成19年度第2回通常総会が開催された。審議内容は①平成20年度事業計画案と同予算案の審議 ②役員の改選 の二つであった。

■①については、上杉、津田、永井の3氏から数項目の質問が行われ、中村常務、山田常務、森友副会長から答弁した。
②は、21名(大阪商工会議所の灘本専務理事を含む)の理事、2名の監事を選任した。

■4時から開催の臨時理事会で、副会長3名の選出、続いて6名の常務理事の選出を行い、そのあと各理事・常務理事の担当部署を決定した。
副会長には、森友・西・山田の3氏が選出され、常務理事には益田・馬場・志賀・中村・西川・法橋の6氏が選出された。
それぞれの担当部署は、別紙に記載の通りである。

221 総会での役員選出後の就任挨拶を森友が代表して行ったが、その骨子は次のとおりであった。
(社)大阪珠算協会の運営に当たってのキーワードは、①忘己利他・・最澄の言葉 ②“今やらねばいつ出来る わしがやらねば誰がやる”・・平櫛田中(木彫家:108歳没)の座右の銘  であると考えている。これら2つの言葉を一人ひとりが気概として持ち続けたい。
また、(社)大阪珠算協会の経営に当たっての基本理念は、“珠算指導を誠心誠意行い、子供たちの人間形成を支援することで社会的貢献を果たす。このことが社会における珠算教育再評価に直結する”  であると考えている。

244 246 247 これからの2年間、協会をリードする役員人事が決まった今、珠算教育再評価の世論の流れに乗りながら、協会構成員のエネルギーと知恵の結集を図って、攻める(社)大阪珠算協会の活力にすることが出来れば有難いことである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 8日 (土)

No.134 7名の留学生が外国人講座に入門 at O.A.A.

193_2 217 3月8日、22年目の活動を展開している「外国人のための珠算講座」に、7名の外国人が入門した。
今日現在在籍の講座受講生は30名であるが、3月、4月に帰国する予定の人が何人かいる。毎年のことではあるが、春の新学期は去る人があり新たにメンバーとなる人がいて、グローバルな国際交流を実感させられる。

■60億の中の何人かの人たちがこの大阪の限られたスペースで巡り合い、文化の交流を行ったのち帰国していく・・・国際交流、人間模様のモデルがここにあるのではと感じてしまう。

■今日入門した人たちを簡単に紹介しておきたい。
207 Yuliana Lukamuto(ユリアナ)さんはインドネシア人女性。マラナタ大学を卒業し、大阪外国語大学(現大阪大学)で1年間日本語を勉強の後、大阪大学大学院に入学が決まった。マスターコースで言語学(Japanese Linguistics)を研究する。
192_2 Remedios De Jesus Martin(メレディオス)さんはフィリピン人女性。フィリピン大学を卒業し、大阪外国語大学で1年間の日本語研修を受け、大阪大学大学院に入学が決まった。人間科学(Human Sciences)を研究する。
③Yoshiro Shiba(ヨシロウ)さんは、日本人男性であるが、ブルガリア人女性科学者(癌細胞研究者・・奈良先端科学技術大学院大学博士課程)のテオドラさんのパートナーで、大阪大学人間科学部を3月に卒業する。秋からはイギリスに渡り、ケンブリッジ大学の大学院で研究活動に入る。彼女とともに珠算普及活動に関わる事があることを念頭において、珠算の実態を学習してもらうことにした。
213 Marina Atsumi Oikawa(マリナ)さんはブラジル人女性。国立パラ大学を卒業して、大阪外国語大学で6ヶ月間の研究者特別研修コースを履修し、奈良先端科学技術大学院大学のマスターコースに入学する。専攻は、情報科学/コンピュータサイエンス(Information Science/Conputer Science)である。
⑤Dr. Macskovich Marko Szilveszter(マルコ)さんは、ハンガリー人男性である。ハンガリーのセゲド大学(Szeged University)を卒業、法学部で研209 究、ドクターを取得している。4月から大阪大学の大学院でOSIPP(大阪大学国際公共政策)を研究する。
⑥Andrea Terron(アンドレア)さんはグアテマラ人女性。グアテマラのデルバイエ大学を卒業し、大阪外国語大学で1年間の日本語研修を終えて、大阪大学大学院生となった。専攻は人間科学190_2 (Human Science)。
⑦Jonathan Shield(ジョナサン)さんは、オーストラリア人男性。オーストラリアのタスマニア大学(University of Tasmania)を卒業して、2004年に来日、英語教師を務めて212 いる。

■錚々たるキャリアの人たちであるが、日本のそろばんに触れるのは初めてであり、日本の伝統文化として認識しながら、知的好奇心を高ぶらせているのが伝わってくる。東洋の神秘の1つでもあるそろばんの計算技術を身につけて、それぞれの専門分野の研究と融合させてくれれば関係者の大きな喜びとなる。彼等の成功と健闘を祈りたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 2日 (日)

No.133 大阪日日新聞の取材に対応 at O.C.C.I

168 170 174 172 178 179 3月1日(土)、「外国人のための珠算講座」の活動が新聞社の取材を受けた。今回は、大阪の地元朝刊紙「大阪日日新聞」(新日本海新聞社大阪本社発行)、姉妹紙の「日本海新聞」編集局報道部記者 大山勝男さんの取材で、森友副会長が対応した。

■大阪の地元紙「大阪日日新聞」とコラボレする形で、平成17年11月から「週刊大阪日日新聞」(WEEKLY OSAKA NICHINICHI)が発行されている。220,113部(日本ABC協会認証)発行し、無料(free)で大阪北東部で各家庭に配布されている。

■毎週土曜日に発行されていて、都島、城東、旭、中央、鶴見、北の各区で配布され、合わせて「大阪日日新聞」購読者には週1回本体に差し込んで配布されている。今回の取材記事は3月22日付けのVol.115号に掲載される予定である。

185 186 187 「週刊大阪日日新聞」では、その折々のトピックスを十分に掘り下げて話題の核心に迫りながら読者の知的好奇心を満足させることを心がけた記事掲載を行っている。
今回の取材は、ここ数年間のそろばん教育・そろばん学習が広く世間で関心を持たれているのは何故なのか、日本の教育再生とそろばん教育がどのように関わっているのか、そろばん学習の魅力は何なのか、そろばん評価の理由はどこにあるのか、これからのそろばん教育はどの方向に向かうのかなどについてであった。

■大山記者は、教育問題に長らく関わってこられた敏腕のベテラン記者である。そろばん教育が、日本の教育が問い直されているさなかに再評価され始めていることに強い興味と関心を持ち、願わくば日本の伝統文化の典型でもあるそろばん教育がより評価を高めて、世界で興隆することを願っての取材であった。

■たくさんの人が、3月22日付けのそろばん教育に関する大山記者の署名記事を読まれて、そろばん教育が日本の教育再生に役立っていることを認識し、今後そろばん教育をどのように教育の中に位置づけていくべきかを考えていただく切っ掛けにしていただければこれに過ぎる喜びはない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »