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2008年2月25日 (月)

No.132 優良生徒表彰式典開催される at Shinosaka

02 03 05 06 07 011_2 012_2 013_2 010 2月24日、メルパルクホールで、第44回優良生徒表彰式典が行われ、306名が表彰を受けた。合わせて180名にジュニア奨励賞が授与された。
外国人講座でそろばんを学習している27名の外国人も19年度修了証を授与された。その他、年度内の1級満点合格者、新設のベストファイブに選ばれた人たちが表彰を受けた。

■広い会場もほぼ満員になり、厳粛に式典が行われた。外国人たちにとっては、このようなたくさんの人たちが集まる式典は珍しく、いい経験になったことと思われる。代表受領はアメリカ人のロバート・バサールさんが務めた。彼は天理市教育委員会のスタッフで、市内9小学校を巡回し英語指導に当たっている。

Photo Photo_2 Photo_3 Photo_4 Photo_5 Photo_6 Photo_7 Photo_8 Photo_9 インタビューを行ったのは、一番目はタイの国費留学生(文科省の招聘した)ワッチャラポンさん(男性)。大阪大学で日本語の集中講座を1年間受講し3月に修了。4月からは東京大学工学部に入学が決まっている。専攻は機械工学である。

■二番目はブルガリアの国費留学生ベロニカさん(女性)。彼女は1年間の大阪大学での基礎講座を3月に修了して、4月からは神戸大学に入学する。専攻は国際関係で、この領域では関西エリアでは一番学習環境が整い、東京大学に匹敵するといわれている神戸大学を選んだ。

■三番目はアメリカ人のロバートさん。八尾市で3年間JETプログラムのALTとして数校の中学校で英語を教えた。その後、天理市に移り、教育委員会に勤務し小学校を回り英語を教えている。英語の教授法には造詣が深く天理大学との共同研究にも貢献している。

Img_2 インタビューの内容は別紙に纏めているので参考までに修了証受領者名簿と共に掲載した。
各人のそろばん観はいくつかの点で共通している。①計算過程が自分の目で確認できる ②そろばんでの計算は人間的である ③日本文化の中でも伝統が長く典型的な日本文化である ④そろばんの学習で暗算力が獲得される ⑤練習を通じて集中力が形成される ⑥コンピュータの使用で失うかもしれない人間的なもの(人間力)をそろばん学習で強化し、確保できる ⑦そろばんのトレーニングは脳の開発に役立ちそうである などである。

■ステージの上から表彰が進行していく場面を注視している中で、被表彰者の子供たちの身体能力の差がいささか気になった。特に一定の距離を歩く姿勢である。せいぜい30メータくらいの距離を歩く姿にその子供が持つ身体能力が現れていて、体育教育の大事さを感じてしまった。短い時間の中で自分を、あるいは集団を美しく見せるためには規律、様式美などが大切である。歩くという動作は人間の根源を形作る動作であるが、訓練しなければ個人差がはっきりと現れてしまう。
人間の活動の根源である歩き方、行進の仕方を基礎教育の中でもっとしっかりと教えていかなければならない。
次年度に向けての新しい課題のような気がする。
*掲載の写真は講座講師の宮島・山下先生が撮影したものである。

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2008年2月20日 (水)

No.131 学習指導要領改定案 余話 in Osaka

014 2月15日に文部科学省から学習指導要領改定案が公表され、今後10年間の日本の教育が目指す方向を明らかにした。
30年間に亘り「ゆとり教育」を続けてきた基本方針を改めて、小中学生の学力向上を最大の命題とする教育を実現させることを明確にした。
戦後の教育変遷の中でも、最大の軌道修正といっていいのではないか。

164 165 公表した後、約1ヶ月間(3月15日まで)パブリックオピニオン(一般からの意見)を募集し、公表案の内容を微調整した上で、3月末に正式に告示が行われることになる。続いて教科書の編纂作業が進められる。
今次改定の内容での授業展開は平成23年からとなる。
算数・理科は先行実施が決められていて、平成21年から部分的に新しい内容での指導が行われる。

108 今回の改定案で珠算人が理解しておくべき内容を以下に列記しておくことにした。
①1977年の改定以来続いていた授業時間と学習内容の現象が転換する
②指導要領は最低基準であると明記し、学校の裁量でレベルの高い内容を教えることも可能になる。
③授業時間は、小学校1・2年で週2コマ(1コマ45分)、3~6年は週1コマ増え、6年間で278コマ多い5645コマとなる
④算数と理科の授業時間はほぼ「ゆとり」以前の水準に戻る
⑤今次改定の最大の目的は学力を再生させること
⑥教育基本法改正後、初めての改定となる指導要領では、新たに教育の理念となった「伝統・文化の尊重」「公共の精神」を各教科・科目で反映させようとしている
⑦ゆとり教育で目指した「考える力」の育成は掲げたまま、その前提となる計算や漢字の書き取りなど基礎学力も重視するという二つの目標を追うことになる
⑧実効を挙げるためには教員の定数増や予算措置など条件の整備が必要
⑨「ゆとり教育」から学力向上へと小中学校教育の舵を切ろうとする改定
⑩子供たちの深刻な「学ぶ意欲の低下」への対応は不十分

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2008年2月19日 (火)

No.130 学習指導要領改定案が公表される in Japan

Photo_2 Photo_3 Photo_4 Photo_5 Photo_7 そろばんの複数学年指導が復活し、3・4年でそろばんが指導されることに決まった。
文部科学省は2月15日、主要教科の授業を1割増やすことなどを柱にした小中学校の学習指導要領改定案を公表した。現行の指導要領に掲げる「ゆとり教育」がもたらしたとされる基礎学力の低下を解決することが狙いとなっている。

■小学校では2011年(平成23年)度から実施されるが、算数・理科は一部先行実施され、2009年度から授業増に踏み切る。算数・理科では15%程度の授業時間増となる。

160 161 今回の指導要領改定案で力点を置いた項目が科目ごとに示されているが、算数ではそろばん、社会では世界文化遺産、音楽では唱歌・和楽器、道徳教育では二宮尊徳、保健体育では武道必修などが例示されている。

■算数では、示された「主な指導内容」の<3・4年生>で次の三つが例示されている。
①整数の四則計算の定着と活用を図る
②小数、分数の足し算、引き算を定着させる
③そろばんを使った足し算、引き算を定着させる

今回の改定案は、文部科学相の諮問機関「中央教育審議会」が、昨年8月に出した素案、10月の中間報告を経て1月に出した最終答申に沿って策定された。
文部科学省では今回の公表の後一般の意見を募集し、3月末に告示する。公表で示された改正案では、そろばん指導が複数学年(3・4年生)で指導されること以上の情報はない。指導される総時間数や各学年の配当比率などはこれから順次明らかにされていく。

■現行指導要領が標榜した「ゆとり教育」がもたらしたとされる学力の低下現象に対する批判と反省、基礎学力構築の重要性の再認識が基盤にあり、加えて全国連合を軸にした珠算界の地道な珠算教育強化の運動展開が功を奏したといえる。
今後、そろばん指導の全貌が明らかにされてくるのを待ちながら、小学校でのそろばん指導が実効をあげるために珠算界としては何が出来るのかを模索しなければならない。
副読本『たのしいそろばん』の内容の見直し、小学校教師のそろばん指導力確保のための研修、そろばん教師による学校支援珠算指導活動の強化、そろばん指導をテーマにした小学校教師との懇談・共同研究の推進など速やかに手を付けなければならない課題は多い。

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2008年2月12日 (火)

No.129 近畿連合拡大会議開催される at Bentencho

Img 2月11日弁天町で近畿連合臨時拡大会議が開催された。近畿各府県から3団体の代表者24名が参加した。20年度のPR事業展開の具体案を検討することが主たる議題であった。森友が議事を進行して、2時に開会し3時40分に閉会した。賛助会員として株式会社ダイイチの宮永社長が出席した。

■19年度は、一人当たり7000円の醵金と2000円の臨時醵金をあつめてPR活動を行ったが、2月28日に全スケジュールが終了する。
20年度は、各人10000円を醵金して、年間1300万円の予算で計画を進めている。

154 152 153 今日の議案は、まず600万円の予算で、朝日放送テレビ「ムーブ!」での30秒CM送出の案件であった。
形式は、毎週1回 30秒CM提供 17時前後に送出 4月~9月まで 近畿2府4県をエリアとしての放送である。

■「ムーブ!」は月曜から金曜日まで、15:49~17:54に放送されているハードタイプの人気の高い情報番組である。毎週木曜日の夕方5時前後に6ヶ月間30秒のCMを流すことで珠算の認知度を向上させることがネライである。

156 全会一致で今回の20年度前半のテレビでの30秒スポット送出企画は承認された。なお、提供するCMについてはすでに所有しているものから効果の期待される内容のものを組み合わせながらの提供となる。

■20年度の後半の企画については、すでにラフプランが出来ており近く10人委員会で検討することになる。内容は、MBSラジオを使っての展開が予定されている。19年度のラジオでの企画が好評であったことから、これを一段とグレードアップさせての企画となる。
予算額は約700万円を投じての展開が想定されている。

■珠算教育の効果・効用が認識され、初等教育の中で珠算指導を強化し、基礎学力を向上させる方向が定まってきている中で、メディアを通じて珠算教育強化の呼びかけを行うことは世論の流れをいっそう加速させることになると期待している。

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No.128 第182回珠算能力検定試験施行される in Osaka

138 137 2月10日(日)、全国一斉に第182回珠算能力検定試験(1・2・3級)が実施された。
大阪商工会議所では会場を東、天王寺、扇町各商業高校に設置し、各会場で4回ずつの施行を行った。

■前日の降雪が嘘のような快晴に恵まれて、事故なくスムーズに試験は終了した。
大阪商工会議所の人材開発部山本部長、森友副会長、西井局長が各会場を巡回訪問し、試験委員・審査委員の先生方に最近の珠算界情勢を報告し案内した。

139 大阪エリアでの検定試験受験者の趨勢は依然好調を維持しており、1・2・3級については、今年度は6月期が10%の対前年同期比増加、10月期は5.7%の増加、2月期は5.9%の増加を記録した。

■年間ベースでは、平成16年度に底打ちをし、17年度から対前年度比増加に転じた。
17年度は対前年度比3.1%の増加、18年度は6.8%の増加、19年度は7.1%の増加となった。
昭和55~56年に受験者のピークを記録した後減少に転じて、ずっと20数年間受験者数は減少し続けた。

■受験者数はピーク時の10分の1以下にまで減少したが、17年度からの上昇機運は本物であり、急ピッチで受験者数は増えていくものと思われる。
ただ、この増加傾向は大阪および近畿エリアで特に顕著であり、全国的には増加率はやや低い。

■大阪を中心にした近畿エリアで受験者が急ピッチで伸びているのは、①近畿エリアで約10年に及ぶマスメディアを利用した積極的なPR展開 ②8年間の学校支援珠算指導活動の展開 ③4年間の尼崎市「計算特区」での珠算指導の展開 ④ゆとり教育の失敗から基礎学力が低下し、教育の建て直しが課題としてクローズアップされてきた ことなどが理由となっている。

■次期学習指導要領では珠算指導のウエイトが増し、複数学年での配当が実現しそうである。2月中旬には文科省からこの件でアナウンスされるかもしれない。学校での珠算指導時間が増えれば、教師の指導力強化と言う課題も表面化し、珠算界の新しい、次元の高いサポーティングシステムが必要になる。珠算界も忙しくなりそうである。

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