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2008年1月10日 (木)

No.122 府算研泉南地区学習交流会開催される in Kumatori

076 081 080 077 078 079 1月9日(水)、大阪府算数教育研究会の泉南地区学習交流会が、熊取交流センター煉瓦館コットンホールで開催された。
泉南エリアの各小学校から56名の先生方が参加され、会場は熱気に包まれた。

■研修の第1講は日本珠算連盟 珠算教育強化・連合委員会委員長の草栁先生が担当した。演題は、「小学校第3学年におけるそろばんの効果的指導」であった。
内容は、①そろばんを算数科に導入する意味は何か? ②そろばん指導でどのようなメリットが期待できるのか? ③数の理解を促進する上で、そろばん式計算システムがどんな好影響を与えるのか? ④そろばん指導と算数指導の共通する部分は何か? ⑤計算を容易に行うために、そろばんの計算システムはどのように役立つのか? などであった。

070 069 067 068 071 072 073 074 084 083 082 085 第2講は、算数・数学教育アドバイザーの小西 繁先生(日本珠算連盟そろばん有識者懇談会第1分科会委員)が担当した。
演題は、「学習具を活用して算数の学力向上を図る」であった。
内容は、①算数的学習を効果的に展開するためには、学習具をうまく活用しなければならない。 ②たくさんある学習具の中で、そろばんは今後注目されるアイテムになるであろう。 ③計算の仕方を考える学習に「学習具としてのそろばん」が有効である。 ④問題解決型学習と計算方法の多様性に対する有効な学習具としてそろばんを活用できるのではないか? ⑤問題解決学習には直観力が必要であるが、そろばん学習で獲得される直観力が役立つのではないか? ⑥今まで、そろばんの価値を過小評価してきたのではないか? ⑦今後そろばん指導は小学校教員の手で行わなければならないなどであった。

■そろばん学習が持つ利点と効用を、今後算数学習の中にどのように取り入れていくのかなど双方の共通の課題もいくつかあり、それらを共同して研究し、授業の中にうまく取り入れていくことを探っていく活動が期待される。
今まで、算数教育に携わる人たちと珠算人の間で、意見の交換や共同した討論・研究が殆どなされてこなかったことを反省し、今後積極的にコラボレを行っていかねばならないと感じさせるイベントであった。

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