No.118 モンゴルから帰国の山田先生が外国人講座を見学 in Osaka
■ JICA・・独立行政法人 国際協力機構・・のシニア海外ボランティア(モンゴルへは2000年から2007年までに79名が派遣された)として2年間、モンゴル国立工業美術学校(大学・・学生数1500名)で教鞭をとられ中小企業経営論を教えてこられた山田康夫先生が、12月22日外国人講座を見学された。
■ この学校は首都のウランバートルにあり、Rajiv Gandhi Production & Art School が英語名である。人口260万人で日本の4倍の国土があるモンゴルの全国各地から選抜されて学ぶ青年たちに、日本の経営学を講義された。このことは、モンゴルの重要課題である貧困削減、地域格差の是正、経済活動活性化のための人材育成・制度整備に大いに貢献する活動である。
■ 2年間の活動の間、大統領との面談、大相撲横綱白鵬の父君と面談などの貴重な経験をされた。
JICA要員としての活動を終え、来年からは私学の教育文化大学で講座を担当されることになっている。
山田先生は、これからはモンゴルの教育の近代化、充実に役立ち、有為の人材養成に今までの経験を生かして活動されるのであるが、日本のそろばん教育をうまくモンゴルに導入できないかということも、合わせて指導課題としておられる。
■珠算界としても側面からのサポートの可否を考えてみたい。モンゴルの子供たちの基礎教育の効果を高めていく手段として、日本のそろばん技術指導導入を考慮することは意義のあることと考えている。
■山田先生は、日本珠算連盟のそろばん有識者懇談会副座長を務める深江茂樹先生のご友人・研究仲間でもあり、本日の見学にお二人で参加された。講座終了後暫時懇談を行い、そろばんのモンゴルへの旅立ちを熱く語らうことが出来た。
山田先生のご健闘とご成功をお祈りしたい。
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