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2007年12月30日 (日)

No.120 近畿連合PR19年度後半ラインアップ決まる in Kinki area

Img 平成19年度の近畿連合主催PR活動はいよいよ後半戦に入った。7月から断続的に展開してきたPR活動は順調にスケジュールを消化し、間もなく20年の新学期対策としての春版が始まる。

■朝日放送テレビでのTVCM放送日程がこのほど明らかになった。
期間は平成20年1月6日から2月28日まで、30秒CM25本、15秒CM20本の計45本である。
15秒と30秒CMフィルムを共に新しく作成し放送するが、さわやかな内容のCMに仕上がった。
毎日放送でのCM展開に使っているフィルムとは違った雰囲気のいい内容である。

1141497_img 1141481_img 朝日放送テレビ(ABC)のCMスポットと平行して、毎日放送ラジオMBS(1179)の「ありがとう 浜村 淳です」枠内“9時クイズ”でのプレゼントコーナーの提供も行う。
期間は1月28日(月)~2月1日(金)の5日間。今回は4年目の同コーナーの提供となるが、毎回聴取者の評判は上々である。
近畿連合から、毎日3名のクイズ当選者にワンタッチ式柘珠23桁そろばん(12000円)が提供される。

Title_top 浜村 淳さんのそろばん学習についてのコメントが入るが、加えて番組中にアドリブのそろばんについてのコメントも幾箇所かで挿入される。
主婦層のリスナーが番組を聴くことで、毎回相当数のそろばんに関するコメントが局サイドにメール・Fax・電話で寄せられてくる。

■今年度のPR展開は8年目の実施であり、近畿一円でのそろばん学習の有効性についての理解と認知度は年々上昇してきている。
特に、今年度の、そろばん学習がなぜ有効なのか、なぜ必要なのかについて世論に語りかけていく新しい手法のPR展開が好評である。
長期にわたる、浄財を財源としたマスメディアを使ったPR活動が順調に成果を挙げてきていることは、珠算人にとって大きな喜びである。

■平成20年度から、日本珠算連盟が独自のPR展開を行うという方針を固めたことは、近畿の活動と合呼応して効果を高めてくれるものとなると考えている。近畿での長期にわたるPR展開が日本珠算連盟の新しい軌道設定に好影響を与えたことは間違いない。

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2007年12月29日 (土)

No.119 平成20年度予算編成会議開催される in Tokyo

1 2 3 4 5 6 12月27日、平成20年度事業活動計画・収支予算に関する打ち合わせ会が開催された。
会場はホテルパシフィック東京のビジネスセンター「デジタルオフィス」で、理事長岡野、財務担当副理事長森友、会計担当理事後藤、会計担当顧問(公認会計士)武田、専務理事中山、事務局員高梨・森田の各位が参加した。

Pr_2 Pr2 Pr3 表題の案件審議は、12月1日に開かれた臨時正副理事長会議で骨組み部分の組み立てを終えたものをベースに細部にわたって審議を行った。
今年度の事業活動については、①有識者懇談会の研究活動成果の集大成を年度内(20年秋ごろ)に行い、珠算の学習・指導のもたらす教育的効果を明快に示し、珠算教育が子供たちの健全な成長をサポート出来ることを広く世論、関係各部署にアピールする。
②マスメディアを使って全国的な珠算PR活動を行い、珠算学習の必要性とその効果を子供を持つ親たちに理解させて、基礎教育の中での珠算の存在意義を一層高めていく。③19年度内(20年春)に明らかになる新学習指導要領の中での珠算指導の位置づけに注目し、初等教育の中における珠算指導の充実と効果的な指導展開の実現のために、珠算界あげて小学校教員の珠算指導力向上に協力する。

036 これらの活動を新年度の事業活動のコアとして、新しい視点からのユニークな攻めの事業展開を目指すことにした。社会における珠算教育の重要性の認識はここ数年格段に向上してきており、間もなく明らかになる新学習指導要領において珠算指導の位置づけ重視(指導時間の増加、複数年指導など)の実現が見られれば、20年度の日本珠算連盟の活動は必然的に死力を尽くしての総力戦となる。20年度は今後10年間の珠算界発展を占うキーイヤー(鍵の年)になると考えている。

予算編成については、2億の規模に達し、積極的な攻めの予算編成となる。この積極的な予算編成を梃子として、構成員の活動がますます活性化し、珠算の認知が進み珠算学習者の増加につながっていけば、自ずから日本珠算連盟の財源確保にもつながっていくはずであり、今こそ起死回生の珠算教育強化に関する好循環を作り出すときであると確信している。
同時に、日本珠算連盟の執行部のメンバーには、退路を断つ「覚悟の経営戦略」が求められる。

■事業活動案・予算案共に、1月の正副理事長会・総務会で審議を加え、3月の正副理事長会・総務会を経て、3月開催の総会で承認を得ることになる。各位の積極的な意見、提案、審議協力を強く期待している。
★掲載の写真は、事務局高梨氏の撮影したものを使用した。

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2007年12月22日 (土)

No.118 モンゴルから帰国の山田先生が外国人講座を見学 in Osaka

035 032 031 JICA・・独立行政法人 国際協力機構・・のシニア海外ボランティア(モンゴルへは2000年から2007年までに79名が派遣された)として2年間、モンゴル国立工業美術学校(大学・・学生数1500名)で教鞭をとられ中小企業経営論を教えてこられた山田康夫先生が、12月22日外国人講座を見学された。

Img この学校は首都のウランバートルにあり、Rajiv Gandhi Production & Art School が英語名である。人口260万人で日本の4倍の国土があるモンゴルの全国各地から選抜されて学ぶ青年たちに、日本の経営学を講義された。このことは、モンゴルの重要課題である貧困削減、地域格差の是正、経済活動活性化のための人材育成・制度整備に大いに貢献する活動である。

Img_0001 2年間の活動の間、大統領との面談、大相撲横綱白鵬の父君と面談などの貴重な経験をされた。
JICA要員としての活動を終え、来年からは私学の教育文化大学で講座を担当されることになっている。
山田先生は、これからはモンゴルの教育の近代化、充実に役立ち、有為の人材養成に今までの経験を生かして活動されるのであるが、日本のそろばん教育をうまくモンゴルに導入できないかということも、合わせて指導課題としておられる。

■珠算界としても側面からのサポートの可否を考えてみたい。モンゴルの子供たちの基礎教育の効果を高めていく手段として、日本のそろばん技術指導導入を考慮することは意義のあることと考えている。

■山田先生は、日本珠算連盟のそろばん有識者懇談会副座長を務める深江茂樹先生のご友人・研究仲間でもあり、本日の見学にお二人で参加された。講座終了後暫時懇談を行い、そろばんのモンゴルへの旅立ちを熱く語らうことが出来た。
山田先生のご健闘とご成功をお祈りしたい。

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2007年12月11日 (火)

No.117 サンフランシスコでそろばん指導 in San Francisco

Img Img_0001 サンフランシスコにあるさくら学園でそろばん指導が始められて1年が経過した。
学園に在籍する児童を対象にしたそろばん指導であるが、すでに7級レベルに達する事例が出てきているそうである。

Img_0002_2 11月に学園の校長サチ・モナスティエロ先生から連絡が入り、発達障害児(自閉症)の子供たちにそろばんを指導する企画を進めているが、日本での指導事例、ならびに効果に関するデータの有無の問い合わせが入った。
地元市学校区と障害児を持つ保護者の会代表とも連携して、費用は学校区サイドが負担してそろばん指導を行っていこうということが決まったそうである。

Img_0003 そろばんに関する資料の送付を行ったが、残念ながら日本での自閉症児に対する指導実験データがなく、やむを得ず8月にウエールズからそろばん修行に外国人講座を訪れてくれた高校教師ガレス・グリフィス先生を紹介した。
ガレス先生は長年そろばんに興味をもたれて、今年念願のそろばん修行に日本を訪れ、大阪にも足を運んでくれた人である。

Photo ウエールズでは自閉症児に対してそろばんを指導して、ある種効果をあげているとの事で、指導展開には国家予算が配当されているようである。米国とウエールズの二国で同じような自閉症児に対する新しい教育モデルが構築され始めていることは、そろばんの本家日本での今後のそろばん教育のあり方に一石を投じてくれている感がし、今後の検討課題に挙げておきたいと思う。

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2007年12月 3日 (月)

No.116 指導者講習会最終講で有田先生が講演 at O.C.C.I

026_2 12月2日、大阪商工会議所で(社)大阪珠算協会19年度珠算指導者講習会第3日目が開催された。
各回2コマずつ計6コマの講座で構成されているが、最終講の第6講座は東京都多摩市多摩第二小学校教諭 有田八州穂先生が担当した。

■有田先生は、30年以上小学校教育現場で指導してきた教育者であるが、メジャーは算数教育で、京都大学の上野健爾教授、同大学西村和夫教授、東京大学の岡部恒治教授などの研究者との共同研究にも力を注いでいる。

019 021 022 023020  024 上野健爾教授が会長を務めている日本数学協会の幹部メンバーでもあり、珠算教育については造詣が深く、理解の度合いも高い。
今回のテーマは、「小学校教育における暗算の重要性」であったが、算数教育サイドと珠算教育サイドが共に共通の課題としている問題点の指摘がいくつか示された。

■テーマが示しているが、最近の教育の中では暗算の重要性が格段に高くなってきている。暗算には筆算計算に基づく方法と、珠算式計算に基づく暗算法の二つがある。珠算界から見るときには、これら二つが違和感なく融合して捕らえられているが、算数サイドからは珠算式暗算法は異質のものとして理解されている。むしろ、算数サイドでは珠算式暗算に対する認知度はかなり低いといえる。

025 右脳にイメージを浮かべて進行する珠算式暗算は、正確度が高く速度も格段に速い。また、右脳機能発達に寄与する度合いもはるかに大きいといわれている。
筆算方式の暗算と珠算式暗算の融合と、珠算式暗算の解明は急がなければならない課題であると思われる。

014 これらの課題解決に算数界と珠算界の共同研究と議論の蓄積を行っていかねばならないということにも話は及び、講義を通じて算数教育者と珠算人の共通認識は深まった感がする。

018 今回の有田先生招聘を契機に、日本数学協会と珠算界の関係強化が進み、共通の課題解決に向けての研究が進めばありがたいと思っている。「珠算の将来」と言う上野健爾教授の論文についても、意見の交換、摺りあわせが必要であり、議論の場を作りたいと願っている。

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No.115 臨時正副理事長会開催 at Shinagawa

Photo Photo_2 Photo_3 Photo_4 Photo_5 Photo_6 12月1日、日本珠算連盟正副理事長会が臨時に開催された。
会場はパシフィックホテル東京3階デジタルオアシス会議室、11時30分から17時まで、全員が参加し森友が議長を務め議事を論議した。
なお、3時半からは、(株)新通 稲田氏と珠算振興部長の益田氏が加わった。

■会議のポイントは、①平成20年度事業計画素案の検討 ②同年度予算編成の荒組作業 ③全国展開のPR事業の骨格固め であった。

■事業計画の骨子は、重点事業として ①現職小学校教員に対する珠算講習(how to teach と新しい視点での珠算指導のあり方の2点をテーマとする)の開催を積極的に推進する。全国展開に先駆けて、大阪府下において先行実施を目指し、モデル作成に勤める。平成20年内に数回の実施を企画する。

■②有識者懇談会の活動成果の取りまとめを行い、研究成果の冊子への収録をし、珠算教育強化活動に役立てる。
③珠算指導者の養成事業を推進する。次回は大阪府下で講習会を開催し指導者予備軍の拡大を目指す。

■④全国展開のPR事業をメディアを通じて実施する。日本珠算連盟の正式事業の中に位置づけて、2~3年の期間継続して珠算教育再評価に寄与させていくことを考える などをラインナップした。

■上記予算編成については、続いて12月27日に予算会議を開催して、原案を作成し終える予定である。その後は、予算案を、1月の正副理事長会と総務会に諮り、3月の正副理事長会、総務会を経て同月開催の総会で承認を受ける運びとなる。

■日本珠算連盟としては、今が、珠算教育強化活動の正念場であると認識しており、戦力(エネルギー)の集中投入を行って、社会における珠算再評価の機運を一気に高揚させる戦術を目指している。
写真は事務局高梨氏から提供されたものを使用した。

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