No.106 日本珠算連盟そろばん有識者懇談会第1分科会第1回会合開催される at O.C.C.I.
■ 平成19年3月23日に設立された日本珠算連盟そろばん有識者懇談会は、3つの分科会に分かれて、一定期間それぞれの領域の研究を行った後に結論を持ち寄り、1冊の冊子に纏め上げることにしている。
平成21年3月を目途に活動をそれぞれ開始した。
■まず、第3分科会(そろばん文化振興分科会)は、8月31日に6名の委員が出席し第1回会合を開いた。活動方針、役割分担、今後の予定などを協議し、次回会合は12月頃と決めた。
■第2分科会(脳機能活性化・生涯学習分科会)では、川島隆太教授と河野貴美子先生が中心となり、10月22日から実際の研究・実験活動がスタートする。テーマは、そろばん学習と子供たちの脳機能活性化(特に、前頭前野の発達)との間にどのような因果関係があるのかを解明することである。
■ 第1分科会(そろばん教育推進分科会)では、10月19日に第1回会合を開き研究内容の確認と作業日程を決めた。
徳田先生は、尼崎市の計算(そろばん)教育特区の4年間にわたる活動を通じて見えてきた「そろばんの持つ教育的効果」について研究を纏める。
小西先生は、「今後の算数教育におけるそろばんの活用の仕方」と「学校現場におけるそろばん指導システムの構築」について研究成果を報告書にまとめる。
■ 徳田先生と小西先生の3つのレポートに加えて、深江先生がご自身の提案と意見をとりまとめて総論を書き、合わせて第1分科会の研究成果として発表することにした。12月末までにレポートを仕上げることとした。
■最終的には、第1、第2、第3分科会の研究成果を統合して、1冊の本「日本の教育とそろばんの果たす役割~今、なぜそろばんなのか~」にまとめて発刊し、文部科学省始め関係各機関・教育現場・保護者に配布することにより、そろばん教育の有効性をアピールし、そろばんの社会的地位向上に役立てることにする。
■以上の活動が、そろばんのサポーター作りに役立ち、そろばんの社会における位置づけをより明確にすることに良い影響を与えることになればうれしいことである。
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