No.99 東海ブロック懇談会開催 in Gifu
■ 日本珠算連盟東海ブロック懇談会が、9月9日(日)1時から岐阜市内のホテルスポーツパルコ:7階大広間で開催され、愛知県、岐阜県、三重県の3県各地域から74名の会員が参加した。本部からは森友副理事長、中山専務理事が出席した。
■ 外部講師としては、松下電器産業株式会社珠算部の岡田監督が招かれ、「珠算教育の伝統継承と魅力あふれる珠算界の実現」という演題で講演された。
■ 懇談会本体では、70分の枠内で、森友が「日本珠算連盟の活動」について講演の後、残り時間を参加者との質疑応答に使って積極的に論議を行った。そのときのやり取りについて概要を記しておきたい。
■ ①日珠連の会員増加を計るための指導者養成講座第1回が行われて、14名の受講者が無事終了証を受領したことは結構なことであるが、今後彼等が塾開設を決めて、入会の申し込みが出たときにスムーズに事が運ぶよう今から手立てを講じておいて貰いたい。
②学校支援活動を懸命に行っているが、出講者に対する謝礼、交通費の支給財源捻出に苦慮している。日珠連としてのサポートは期待できないのか?
③日珠連から、文科省経由各地教育委員会に学校支援活動に交通費的なものの支給をカバーするための予算化を要望できないものか?
④学校支援活動の重要性は理解できるが、現職教員の珠算指導能力向上に手立てを講じてほしい。
⑤1~3級検定の分散実施が各地で行われている例があるが、日商の実施に関する規定と、日珠連の同種内規に食い違う部分があるのではないか?
⑥ 段位検定試験暗算の内容が難しすぎるのではないか?ピラミッド式を考えるとか検討の余地が大きいように思うが・・。
⑦「たのしいそろばん」の内容が難しすぎるように思う。4時間程度では消化できないのではないか?検討の余地はないのか?
⑧京都大学教授上野先生の論文「珠算の将来」は、上質の資料であり感謝するが、内容がやや難解であり、いま少し具体的な内容の論文がほしいと願っている。1~3年生ぐらいで珠算を練習すればどのような効果と利益が得られるのかといった実験データ的なものがほしい。
⑨尼崎市の「計算特区」がもし全国展開にでもなればどうなるのかを考えているのか?まず、講師の派遣は物理的に不可能ではないのか?
⑩ 日珠連独自でPR展開をもっと積極的に行ってほしい。
⑪日珠連の配布物購入、各種競技会参加、検定受験が、会員外であっても可能であるが、このことはいかがなものかと思う。差別化の必要性は?
⑫構成会員数が極端に少ない団体にとっては本部への会費納入が大きな負担になっている。本部として、何らかのサポートの意思の有無は?
⑬学校支援活動出講者への金銭支給を他の団体で行っているように聞くが、日珠連ではどのように考えているのか?
■ ブロック懇談会に参加のつどお願いしている事であるが、懇談会の最大のテーマと目的は、構成員である会員個々の意見、提案、要望、アドバイスを出来る限り聞き取り、これらを明日からの施策、事業計画立案、予算編成作業に極力生かしていくことである。本部においては、正副理事長会、総務会、代表理事会、総会・・・と、審議、検討機関があるが、現実にはこれらの場では、実効的な論議の時間を確保しがたいのが実情である。
現場の貴重な意見は、繰り返すが、ブロック懇談会で全部出し切り、日珠連の日々の発展に直接生かしていきたいと思っている。
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