No.103 MBSラジオ「成功の鍵」対談取材が終わる その2 in Osaka
■ 近年、そろばん学習が人気であるが、復活の背景は?・・・・
30年間のゆとり教育の結果、学力低下が明らかになった。その反省と対応策を講じる中で、そろばんを使って数の表し方を学ぶとか、足し算引き算の仕方といった算数の基礎的な部分を学ぶことの有用性、楽しさ、分かりやすさが見直されてきた。
親たちが、そろばん学習が子供たちの基礎学力と人間力養成に有効だと考え始めた(人間力=耐力、集中力、暗算力)。
■そろばん学習のメリットは?・・・・
計算の基本である十進位取り記数法の概念を理解させる格好の教材。
計算のプロセスが見える=ミスを見つけやすい。
そろばんを練習することで珠算式暗算が出来るようになる。
そろばん学習で集中力、忍耐力、規律が身に付く。
上達が目に見えて分かるので、子供を惹きつけ、やる気を起こさせる。
■そろばん学習が脳に与える影響は?・・・・
指先を早く動かすことや、そろばんの盤面を1つのイメージとして捕らえることが(特に珠算式暗算)右脳の発達を促すとされている。
通常の筆算、そろばんを使っての計算時は論理を司る左脳を刺激し発達を促すといわれている。
あわせて、脳の司令塔である前頭前野を鍛えるためには、読み・書き・計算(そろばん)を行う、コミュニケーションを行う、手や指先を使うことで効果を発揮できる。
前頭前野を鍛えると、思考力、創造力、自制心、自主性、社会性、意欲を高めることができる。これらが子供力であり、生きる力である。
■そろばん教育の未来像は?・・・・
これからの日本は、知恵・知力を活用して、科学技術立国を目指すことになる。
そろばん学習の実践で前頭前野を鍛錬し、計算力、思考力、全体を見渡す力を高めていかなければならない。それらの力が国際競争を勝ち抜く1つの鍵になる。
■これからのゆめは?・・・・
そろばん学習で脳の鍛錬を行い、強力な子供力、生きる力(創造力、やる気、自制心、思考力、自主性、社会性など)を身につけた子供たちを育てたい。
1986年6月から『外国人のための珠算講座』を主宰しているが、今後もそろばんの国際化を推し進めて生きたい。
そろばん学習が脳の発達に貢献し、教育全般に効果をもたらすことをもっと科学的に立証して社会の認知をえたい。
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